2011年 06月 10日
アトリエ蒼通信椿峰13 2011年6月10日(金) |
今日午前中は椿峰教室の日。
23日から始まる、アトリエ蒼展vol.3に何を出品するかをみなさんから相談を受けます。
約1年間で描いた作品はそうとう貯まっていて、その中から2点ほどを選ぶのですが、これがけっこう難しいのです。本人の気に入っているものと、僕が良いと思うものは少し違ったり、季節感のことや、色味や感じが重ならないかどうかなどを考えていると、迷います。
実は僕も何を出そうか迷うと、何枚も絵を引っ張りだしては、額に入れて壁にかけたり、替えたりしながらなかなか決まりません。だいたいレストランに行っても迷う、優柔不断のタイプなのですから。
結局、午後から候補作品を持って、額を買いにいくことになり、ジョイフル−2瑞穂店まで数人の生徒さんと出かけ、なんとか額も作品も決まりました。そのように、着々と展覧会の準備は進んでいるのです。
帰ったら3時。竹橋にある国立近代美術館で開催中の『パウル・クレー おわらないアトリエ』を見に行きました。金曜日は18時まで開いているのでゆっくり見ることができました。
今回の展覧会はパウル・クレーの技法や制作過程に焦点をあてた展示になっていて、絶え間なくくりかえされたアトリエでの試行錯誤の後がうかがえます。描く側の人間としては非常に興味深いものでした。でも、実際、どうして描いてるんだろうという作品もいっぱいあって、よけいに謎が深まるような感じもしました。作品はほほんどが小さいサイズのものですが、その中の創造世界ははてしなく広がっていて、吸い込まれるように見てしまいました。最近は、公募展なども100号以上の大きい作品でないといけないような傾向が強いですが、絵は大きいばかりが良い訳ではないのだとつくづく感じました。
見に行かれる方は、近代美術館のHPにも書いてありましたが、作品保護の契約で冷房をきつめに設定してあるので、羽織るものを持って来られたほうが良いようです。僕は知らずに半袖でいったら少し寒かったです。
展覧会は7月31日までです。
国立近代美術館

<花ひらいて>1934年
23日から始まる、アトリエ蒼展vol.3に何を出品するかをみなさんから相談を受けます。
約1年間で描いた作品はそうとう貯まっていて、その中から2点ほどを選ぶのですが、これがけっこう難しいのです。本人の気に入っているものと、僕が良いと思うものは少し違ったり、季節感のことや、色味や感じが重ならないかどうかなどを考えていると、迷います。
実は僕も何を出そうか迷うと、何枚も絵を引っ張りだしては、額に入れて壁にかけたり、替えたりしながらなかなか決まりません。だいたいレストランに行っても迷う、優柔不断のタイプなのですから。
結局、午後から候補作品を持って、額を買いにいくことになり、ジョイフル−2瑞穂店まで数人の生徒さんと出かけ、なんとか額も作品も決まりました。そのように、着々と展覧会の準備は進んでいるのです。
帰ったら3時。竹橋にある国立近代美術館で開催中の『パウル・クレー おわらないアトリエ』を見に行きました。金曜日は18時まで開いているのでゆっくり見ることができました。
今回の展覧会はパウル・クレーの技法や制作過程に焦点をあてた展示になっていて、絶え間なくくりかえされたアトリエでの試行錯誤の後がうかがえます。描く側の人間としては非常に興味深いものでした。でも、実際、どうして描いてるんだろうという作品もいっぱいあって、よけいに謎が深まるような感じもしました。作品はほほんどが小さいサイズのものですが、その中の創造世界ははてしなく広がっていて、吸い込まれるように見てしまいました。最近は、公募展なども100号以上の大きい作品でないといけないような傾向が強いですが、絵は大きいばかりが良い訳ではないのだとつくづく感じました。
見に行かれる方は、近代美術館のHPにも書いてありましたが、作品保護の契約で冷房をきつめに設定してあるので、羽織るものを持って来られたほうが良いようです。僕は知らずに半袖でいったら少し寒かったです。
展覧会は7月31日までです。
国立近代美術館

<花ひらいて>1934年
by mitsuo_ishimoto
| 2011-06-10 23:07
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Comments(2)
クレー展、私も行ってきました。
描くことの楽しさが伝わってくるような展示でした。
描くことの楽しさが伝わってくるような展示でした。
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クレーは見ていても楽しくなりますね。こんなふうに毎日絵が描けたら幸せだろうと思いました。