2010年 01月 14日
アトリエ蒼通信110 2010年1月14日(木) |
氷点下になるこの冬一番の寒い朝でした。今日はアトリエ蒼木曜日の教室。
絵を描き始めると、人の絵や画家に興味を持ちます。
テレビの美術番組も見るようになるし、本屋で画集を見たり図書館から画集を借りてきたりします。
美術館や展覧会を見に行く機会も増えます。
そうすると、自分の好きな絵、あまり好きでない絵、嫌いな絵、良く分からない絵がでてきます。
自分の好きな画家ができてくると、その画家について調べたくなりますし、できれば本物を見たくなったり、作品が欲しくなります。本物は買えないにしても、ポスターや画集なら手に入れられます。
画集を買って毎日のように眺めていると、こんなふうに描いてみよう!と思い、同じようなモチーフをおなじような色使いで描こうとします。模写もよいのですが、少しは自分の感覚もいれたい。つまり真似をするのです。あくまでも真似で盗作ではありません。いわゆる、リスペクトというやつです。でもやはり本家のように上手く描けるわけがありません。相手は画集がでるくらいすごい画家なのですから当然です。でも、真似することで学ぶ物は沢山あります。色の使い方、構図の取り方、画題の選び方、いろいろです。最初はうまくいきませんが、少しづつわかってくるとちょっとは様になってきます。そして気がつきます。人の真似だけしていてはだめだ。自分だけの物を見つけよう!そして悩み考え、いろんな時代の様々な画家にも影響をうけながらすこしづつ自分のオリジナルな作品に近づいていくのです。
僕が油絵を始めた高校生の時はピカソとクレーが好きだったのでピカソのようにゆがめた絵を描いたり、クレーのような配色で港の船を描いたりしました。それまでは褒められてた絵が友人からは変な絵を描くやつという目でみられ、展覧会にも入選しなくなりました。まじめに石膏デッサンをして上手な絵を描くのもよいのですが、好きな絵をいきなり真似するのも絵の本質を考える一つの道かもしれません。なにも真似するのはいきなりピカソやクレーでなくても良かったのかもしれませんが・・・。
今日の作品です。

形が素朴で素直な絵です。こういう人は人の真似なんかしないでずっと自分らしく描いてほしいですね。
絵を描き始めると、人の絵や画家に興味を持ちます。
テレビの美術番組も見るようになるし、本屋で画集を見たり図書館から画集を借りてきたりします。
美術館や展覧会を見に行く機会も増えます。
そうすると、自分の好きな絵、あまり好きでない絵、嫌いな絵、良く分からない絵がでてきます。
自分の好きな画家ができてくると、その画家について調べたくなりますし、できれば本物を見たくなったり、作品が欲しくなります。本物は買えないにしても、ポスターや画集なら手に入れられます。
画集を買って毎日のように眺めていると、こんなふうに描いてみよう!と思い、同じようなモチーフをおなじような色使いで描こうとします。模写もよいのですが、少しは自分の感覚もいれたい。つまり真似をするのです。あくまでも真似で盗作ではありません。いわゆる、リスペクトというやつです。でもやはり本家のように上手く描けるわけがありません。相手は画集がでるくらいすごい画家なのですから当然です。でも、真似することで学ぶ物は沢山あります。色の使い方、構図の取り方、画題の選び方、いろいろです。最初はうまくいきませんが、少しづつわかってくるとちょっとは様になってきます。そして気がつきます。人の真似だけしていてはだめだ。自分だけの物を見つけよう!そして悩み考え、いろんな時代の様々な画家にも影響をうけながらすこしづつ自分のオリジナルな作品に近づいていくのです。
僕が油絵を始めた高校生の時はピカソとクレーが好きだったのでピカソのようにゆがめた絵を描いたり、クレーのような配色で港の船を描いたりしました。それまでは褒められてた絵が友人からは変な絵を描くやつという目でみられ、展覧会にも入選しなくなりました。まじめに石膏デッサンをして上手な絵を描くのもよいのですが、好きな絵をいきなり真似するのも絵の本質を考える一つの道かもしれません。なにも真似するのはいきなりピカソやクレーでなくても良かったのかもしれませんが・・・。
今日の作品です。

形が素朴で素直な絵です。こういう人は人の真似なんかしないでずっと自分らしく描いてほしいですね。
by mitsuo_ishimoto
| 2010-01-14 23:14
| アトリエ蒼通信
|
Comments(3)
こんばんは。
いい話ですね。色々見る事は大事ですね〜§
いい話ですね。色々見る事は大事ですね〜§
0
お恥ずかしいです。でも好きな画家ができるとうれしいです。好きな画集は何度見ても飽きないですね。
食い入る様に見られている姿が眼に浮かびます。§