昨日、安置されている母の元へ。
とても自然な仕上がりにお化粧されていて
口紅のおかげでうんと顔色が良く見えている。
入院してからは見ることのできなかった
優しい顔を見るたびに涙が込み上げてしまう。
父が亡くなってから時が経ち
悲しみが薄れていたところへ
今度は母が亡くなり
これでもう私の両親はいなくなってしまったんだなと
思うと
悲しみがどんどん溢れてくるので
日中はなるべく外へ出ている。
外にいれば人目があって泣けないから。
そして夜は疲れてすぐ眠れるように
毎日1万歩歩いている。
昨夜息子は夕飯に
ふだん食べないカップ麺が食べたいと言い出した。
どうしてかと尋ねると
「おばあちゃんが亡くなってママも大変でしょ。
楽をさせてあげたいんだよ。」
と言うのでギューっと抱きしめた。
あったかい体と
母を気遣ってくれるあったかい気持ち。
全部、全部あったかい。
あなたはママにとって自慢の息子だよ。