11月に入り月初に早々木枯らし一号が吹いたと思ったら、翌週は一転、小春日というか夏日に戻ったような陽気。
ただ、天気が良い日の朝は放射冷却の影響で一桁近くまで気温が下がるのでそろそろ紅葉も色づき始めている様子。
そこでまだ早いのは承知の上で京都東山界隈を散歩してみることに。スタートは蹴上駅から南禅寺の境内を抜けて哲学の道を銀閣寺へと向かう。
この日は月曜日だったので観光客も外国人がほとんど。日本の観光客の姿はあまりみられないというかほぼ皆無の状況。
哲学の小径は小川の辺りを銀閣寺から南禅寺へと続く約2kmの遊歩道で、自動車の並走もない静かで大変趣のある散歩道。 ここを歩きながら色々と思いに耽るのもよくわかる。
近年は外国人観光客に人気で道の両側にはちょっと小洒落たCafeが多く、看板や表示は英語になっていて外国人客を意識した店が多い。
これからの季節は紅葉が点在するのと、春には道の両側に咲く桜を見ながら散歩できる。
拝観料は大人一人¥500.- 国宝級の寺院としてはかなりリーズナブルかもしれない。他の国のように外国人には2倍の料金を徴収してもいいのではないか。
入場者はやはりほとんどが外国人観光客であったが、週末などは日本人の旅行客も加わりもっと賑わうことだろう。
学生の頃に学んだ歴史の教科書には必ずといってよいくらいこの場所は写真付きで記載されていたので、現物をみると地元の人間でもやっぱり感慨深いもの。 今や世界中から観光で訪れる人がいるが、500年以上前の日本の中世史にどれほど興味を持って来ているのか。