9年前に書いた旅のブログをリニューアルします。文や写真、その後の気持ちや情報なども追加、リニューアルしてみたいと思ってます。
朝のチャイナタウン。
さて、チャイナタウンの夜が明けた。朝の6時過ぎだ。さすがにまだ雑貨屋台 の組み立ては始まってないけど、街はもう動き始めてる。
あたりはまだまだ薄暗いけど、食いもん屋台みたいなとこは明かりがついて人が集まってる。
典型的なアジアの朝の風景だ。
安くてうまいもんのまわりに人が吸い寄せられる。
みなさん、うまそうになんか食ってる。
わしらも食いたい。
お粥屋さん、「漢記」。
チャイナタウンに有名なお粥屋さんがあるというのは調べてあった。
ホテルを出て、商店街を北に上がって、すぐの通りを右に曲がったとこみたい。
すぐにわかった。
1949年からって書いてある。それやったらわし等の年代よりやや若いだけやんか。えらいもんやなあ。
因みに、今時点でネット検索してみても、出て来るんでいまだに現役で頑張ってはるみたい。
さすが人気店、次々に客が来て、サクッと食って帰っていく。
どう見てもうまそうだ。
でも、確か、昨夜通ったときは麺の店やったような。朝は粥、夜は麺、多角的にやってはるんやなあ。
中国、香港、台湾、中華系の人たちが集まるとこにお粥あり。朝はこれに限る。
席について。
席につくだけではあかんのだ。厨房のあるあたりにおばちゃんが待っている。言葉がわからんかったら、絵看板を指差すだけでいい。
「わかった」とうなずいて、席まで持ってきてくれる。
わしら外国人は、「来よった、来よった」という具合に、手際よくあしらってくれる。
熱々のお粥に、具を選んで一緒に食うというスタイルらしい。
具の選択肢は3つ。鶏と魚と蛙。
見てたら、ほぼ生みたい。どれも抵抗あるけど、しょうがない。鶏でいこう。
揚げパンみたいなのを食ってはる人もいてるんで、「油条(ヨウティァオ)あるの?」って聞いたら。
「うん、うん」、やっぱり必須でしょう。
粥が来た。
けっこう時間がかかる。ラオス、ルアンパバーンの街角屋台で食ったやつは、座ったら一瞬で出て来た。
ここのは、作り置きではない? そんなはずないやろけど、
来た来た。熱々がやってきた。やっぱり、鶏はかなりレアだ。
ちょっとそのまま食ってみたら確かに美味しい。けど、やっぱり熱々の中に入れた方が安全やろね。
とても美味しい。
揚げパンも粥に浸して食うと、油が抜けて、ニュルっとなってとても美味しい。
こんな朝飯はとても元気が出る。
お客さんもみんなご機嫌だ。
あたりも段々賑やかになってきた。
チャイナタウンの朝が始まりそう。
わしらは、ホテルに戻ってチェックアウトして、電車に乗って、ペナンまで行くのだ。
楽しい一日が始まる。
- 漢記の場所。