香箱ガニ : あさぴーのおいしい独り言

あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:香箱ガニ

南加賀では欧風料理を標榜しているお店はそれほど多くはありません。

もっとも欧風料理と言っても幅があり、文字をそのまま解釈すればヨーロッパ各国の料理風ということなのですが、それでもパッと思いつくのは数軒ほどでしょうか。

その点、金沢は人口が多いこともあって、欧風料理を標榜しているお店が色々あります。

今日はそんな欧風料理のお店の紹介です。

それは金沢市もりの里にある「欧風食堂 チェルキオ」。

もりの里は小松からはそこそこ遠いのでそれほど行くことはありませんが、久しぶりに足を延ばしました。
チェルキオ

こちらは2011年秋にオープンしていて、アットホームな雰囲気を感じる外観。
チェルキオ (2)

店内はそれほど広くはなくバールのような落ち着いた感じでした。
チェルキオ (3)

ランチメニューです。パスタランチ・ピザランチ・ペアランチ・チェルキオランチの4種類。基本パスタかピザのランチでチェルキオランチにはメイン料理が付いていました。
チェルキオ (4)

裏面にはパスタのラインナップ。パスタとピザは追加料金が発生するものが何種類かありました。
チェルキオ (5)

こちらは壁に掲げられていた黒板メニューのアラカルト。

我々は2人だったので、ペアランチ(3,800円)を頼むことに。

ペアランチは、パスタとピザ両方をシェアして食べられて、パスタランチとピザランチを別々に頼むよりも少し料金がお得な設定になっています。

そして各ランチには前菜とデザート、ドリンクが付いていました。
チェルキオ (6)

まず出された前菜。盛り沢山です。野菜の種類も多く色々な料理を楽しむことが出来ました。
チェルキオ (7)

フォカッチャです。

パスタは追加料金がペアで1,200円追加が必要な「香箱ズワイ蟹のタリアテッレ」を頼んでいます。
チェルキオ (8)

ちゃんと2人別皿に取り分けて出されました。
チェルキオ (9)

緬は平打ちのタリアテッレ。もちっとした食感で香箱ズワイ蟹のソースが絡んで美味しかったです。

ピザはメニューに「おすすめ」と書かれていた「ジェノベーゼ(追加+200円)」にしました。
チェルキオ (10)

ナポリ風のピザですが、こちらの方ももちッとした食感で、濃厚なバジルソースとたっぷりのモッツァレラチーズで美味しかったです。
チェルキオ (13)

デザートは、3種類の盛り合わせでした。
チェルキオ (12)

ドリンクは私はエスプレッソ、妻はコーヒーです。

追加料金が少々かかりましたが、この内容で一人当たり2,600円で香箱ガニも食べられてよかったです。おすすめです。ご馳走様でした。

欧風食堂 チェルキオ
石川県金沢市もりの里3-28
TEL 076-222-7605
11:30~14:30(L.O.)
18:00~21:30(L.O.)
月曜休(祝日の場合は火曜休)



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北陸ではズワイガニの漁の期間はメスの香箱ガニは昨年の12月29日まで。オスの「加能ガニ」は3月20日までとなっています。

香箱ガニが禁漁期間に入った1月のとある日曜日。

思い立ったように小松市矢田野にある「味彩食房 日本海のさかな・寿司 大西」に電話を入れると、こちらの名物メニューの一つである「こうばこ軍艦ランチ」がまだ食べられることがわかり行くことにしました。
大西寿司

9年以上前に一度お邪魔して、こちらで紹介しています

小松にある寿司店としては大きなところで、店内は広く多くのお客さんを入れることが出来ます。

オープンする11:30前から駐車場には多くの車がすでに止っていました。
大西寿司 (7)

我々は、当日の10:30頃に予約電話を入れていて、カウンター席なら空いているということで向かいました。

団体さんがすでに座敷に入っていたり、テイクアウトの折り詰めなどが小上がりに積まれていて、相変わらず人気なのがわかります。
大西寿司 (3)

お品書き。こちらはランチメニューです。
大西寿司 (4)

そして、単品メニュー。
大西寿司 (5)

こちらも、
大西寿司 (6)

寿司だけでなく、単品メニューの品数も多いですね。

我々は、ランチメニューの中から、9年前に食べたものと同じものを頼むことにしました。

それは「こうばこ軍艦ランチ(2,750円)」と「上寿司ランチ(2,420円)」。

ランチメニューには小鉢・茶碗蒸し・味噌汁が付いています。

ちなみに、「こうばこ軍艦ランチ」は冬季限定と書かれていました。北陸の香箱ガニ(セイコガニ)の漁のシーズンは12月29日までなので、我々が行った1月14日はたぶん県外物の新潟や北海道など漁の期間が長い地域のものを仕入れているのだと思います。いつまでメニューにあるかはわからないのでお店に確認の上で行かれてください。
大西寿司 (9)

この8貫で何杯の香箱ガニが使われているのかわかりませんが、軍艦に香箱ガニの身・ミソ・内子・外子が盛られていました。
image

ちなみに9年前に食べたときのものはこちらで、その当時は単品で税抜き1,500円(現在は単品だと税抜き2,200円)でした。
大西寿司 (11)

そして、ランチメニューについている小鉢・茶碗蒸し・味噌汁がこちら。

熱々具だくさんで柚子風味の茶碗蒸しで、小鉢は「くらげ・刻み揚げ・錦糸卵の酢の物」。味噌汁はあら汁でした。
大西寿司 (10)

こちらは「上寿司ランチ」の寿司です。

イカ・大トロ・甘えび。中トロ・イクラ・ウニと鉄火とかっぱの細巻という構成。
image (1)

9年前に食べたときのものはこちらで、前は鉄火細巻が2本だったのが、1本がかっぱ巻きに変わっていますね。

我々が食べている間にもお客さんがどんどん入ってきていましたが、この日は飛び込みでも大丈夫だったようです。

さすがに人気のお店。働いている方が多くいらっしゃいました。益々商売繁盛ですね。ご馳走様でした。

味彩食房 日本海のさかな・寿司 大西
石川県小松市矢田野町ホ21
TEL 050-5485-1423
11:30~14:00(L.O.14:00)
17:00~22:30(L.O.22:00)
火曜休(定休日+1日の連休の場合あり)
※年末年始も休み



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我が家は能美市にあるシャルキュトリーのお店「ガリビエ」をよく利用しています。

「ガリビエ」も人気なお店なのですが、今日紹介する「農家レストラン&チーズケーキ専門店 sorriso」は、その「ガリビエ」の前にあって、こちらの方も人気のお店。

「ガリビエ」に行くと、「sorriso」の前にはいつも多くの車が止まっていて人気なのがわかります。

前回は約3年半前にお邪魔していて、こちらで紹介しています

人気なのでいつも混雑していますが、我々は今回も年末の慌ただしいときに思いついたように、当日ランチ営業が始まる前に電話で予約を入れ、ラッキーにも空いていたのでおお邪魔することにしました。
ソリッソ

お店の外にはマスコットの子ヤギが3匹飼われています。
ソリッソ (3)

店内に子ヤギのフィギュアが置かれていました。
ソリッソ (4)

店内です。カジュアルなインテリアです。
ソリッソ (5)

この日のメニューです。基本プランゾB(1,815円)の1種類。前回の時からそうでしたが、プランゾAというシンプルメニューはなくなっているようです。

ちなみにランチは11:30と13:00の2回入れ替え制になっていました。

プランゾBは、前菜の盛り合わせとフォカッチャ、メインのパスタ、デザート、ドリンクが付いていて、パスタのみ5種類からのチョイスとなっています。

まずは前菜の盛り合わせが出されます。
ソリッソ (7)

盛沢山ですね。ガリビエのハム、野菜のフリット、鮮魚のカルパッチョ、そしてトマトのジェラートなどが添えられていました。
ソリッソ (11)

パスタは、こちらでは2人で別々の種類を頼むとシェアして出してくれますが、今回我々は「揚げナスとベーコンのアラビアータ」と「橋立香箱ガニのクリームパスタ」にしています。なお、「橋立香箱ガニのクリームパスタ」は一人450円のプラス料金がかかりました。
ソリッソ (12)

香箱ガニがちょうど真っ二つにされて乗せられていて、甲羅の中身はパスタに。足と胴体の身はそのままなので出して食べます。

香箱ガニの漁はすでに禁漁期間でしたが、昨年末まではキープしてあったのでしょう。カニのうま味がソースに乗り移っていて美味しかったです。
ソリッソ (13)

「揚げナスとベーコンのアラビアータ」はピリ辛で、こちらの方も美味しかったです。
ソリッソ (10)

フォカッチャをお代わりしてソースまできれいに食べました。
ソリッソ (14)

デザートはいつものジェラート・チーズケーキ・プリン3種類の盛り合わせです。
ソリッソ (15)

ドリンクは私はエスプレッソを頼んでいます。

この日は運よく当日予約でランチを食べることが出来ましたが、週末は事前に予約を入れたほうがいいでしょうね。ご馳走様でした。

農家レストラン&チーズケーキ専門店 sorriso
石川県能美市徳山町井12-2
TEL 076-146-6280
11:30~16:00(L.O.14:00)
18:00~22:00
火曜休(不定休あり)



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毎年、東京からの友人夫妻と訪れる「鮨 志の助」。

昨年は諸事情で行くことが出来ませんでしたが、その一昨年にお邪魔した時のことは、こちらで紹介しています

いつもは2月にお邪魔していますが、今回はクリスマスウィークの週末、寒波が襲来してそこそこの雪が降った日でした。

この日も満席。もちろん、相当前に予約をしていました。

18時の開店時間10分以上前に到着。少し前に店内に入れてもらいました。
志の助

私は「鮨 志の助」が小松市でお店を出してしばらくたったころからご主人を存じ上げていますが、今ではベテラン職人の域、腕も円熟期に入りました。

私が知り合ったころに生まれた息子さんも今では東京銀座のお店で修業を始めているということで、跡取りが出来たわけです。おめでとうございます。
志の助 (2)

まずはビールで乾杯です。
志の助 (3)

そして最初に出されたのは、「タラの白子」。季節ですねぇ。

いつも伺う2月だと香箱の時期は終わっていて、前回はオスの加能ガニでしたが、今年は香箱の漁の期間だったのでありました!
志の助 (4)

内子は細かく刻んで出されています。
志の助 (7)

こちらは寒ブリです。見ただけで脂が乗っています。もみじおろしで食べます。
志の助 (5)

そして、志の助の酒肴の定番「万寿貝バター焼き」。

刺身は富山の「白海老」と「真鯛の昆布締め」。
志の助 (10)

あら塩・わさび・ショウガの3種。お好みで食べます。

舌にねっとりと絡み甘さがすごかった「白えび」。昆布締めは上品な締め具合で真鯛のうまみを引き出していました。
志の助 (11)

おつまみは通常ここまでですが、我々は追加で穴子を白焼き食べています。

ここから握りに移ります。
志の助 (12)

まず最初は「のどぐろ」。2年前も最初が「のどぐろ」でしたね。炙ってあるのでうま味がにじみ出ています。
志の助 (13)

イカはアオリイカでした。ネットリとした食感で甘みがすごかったです。
志の助 (14)

「甘えび」。プリプリの身の上には青い卵が乗せられています。甘えびも白えびに負けず劣らずの甘さ・うまさでした。
志の助 (15)

「イクラ」は軍艦で。
志の助 (16)

「あぶとろ」はまぐろのトロの炙り。脂のノリがすごかったです。
志の助 (17)

「梅貝」。上品な固さで噛むと奥深い貝の滋味が口中に広がります。
志の助 (18)

「ウニ」。山本長左氏の九谷焼の小さな器で出されます。
志の助 (19)

「アジ」。普段家で食べるものとはアジが違います。

そして手巻きに移ります。
志の助 (20)

「ネギトロ」は中トロの部分とネギの白い部分を適度に刻んで、手巻きで食べさせてくれます。
志の助 (22)

「うなきゅう」は、その名の通りウナギとキュウリ。うなぎの香ばしい風味にきゅうりの食感が合わさっていい感じ。
志の助 (22)

あら汁も出されました。

最後にビールのあとに飲んだ日本酒について。

お店に置いてあるのは小松の「神泉」大吟醸、白山市の天狗舞・純米吟醸、山中温泉の獅子の里で、我が家2人はその3種類とも飲んでみました。
志の助 (9)

九谷焼と江戸硝子を融合させた、能美市の清峰堂の九谷和グラスで飲んでいます。

以上を飲み食いして、一人27,700円ほど。今回、追加でも頼んでいるので何ですが、諸物価高騰の影響が少し出てきています。

毎年のこの時期にしか行くことが無くなりましたが、毎年の訪問が楽しみです。ご馳走様でした。

鮨 志の助
石川県金沢市入江3-73
TEL 076-216-5280
12:00~14:30(最終入店13:30まで)
18:00~21:00(最終入店19:00まで)
水曜、日曜祝日休



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2023年5月に新型コロナが第5類に変更になってから段々とコロナ禍前の生活が戻ってきました。

飲食店はコロナ禍で大きな影響を被った業種ではありますが、この苦境を乗り越えたお店には、コロナ禍以前のときより以上に繁盛して欲しいと願っております。

さて、昨年末の忘年会。皆さんは何回ほど参加したでしょうか。

私の場合は、コロナ禍前から会社関係は年に1~2度ほどだったのですが、昨年末も1度だけでした。

今日は、その時に利用した小松市土居原町にある「小料理 げん」を紹介します。
小料理 げん

前回は4年8か月ほど前に行っていて、こちらで紹介していますが、前回は妻と二人で訪れています。

「小料理 げん」がオープンしたのは2019年4月。オープンして1年経たずしてコロナ禍になったわけですが、何とか持ちこたえて現在に至っています。

お店自体はこじんまりとした感じです。入ってすぐがカウンター席。奥が座敷のテーブル席になっています。

この日のメンバーは全員がいい年齢の方ばかり5名。料理は日本の四季を楽しむおまかせコースで、量より質の5,500円コースでお願いしました。
小料理 げん (2)

アラカルトメニューもあります。
小料理 げん (5)

そしてドリンクメニューです。

この日は平日の夜でしたがテーブル・カウンターともほぼ埋まっていました。12月なので忘年会シーズンだったこともあるでしょうが、やはり人気のお店ですね。
小料理 げん (6)

まずは生ビールで乾杯です。
小料理 げん (7)

最初に出されたのがお造り。どれも脂が乗っていました。
小料理 げん (8)

焼き物はサワラだったかな?の柚庵焼き。
小料理 げん (10)

こちらは蒸し物の茶碗蒸し。美味しい出汁がきいていました。
小料理 げん (11)

揚げ物は天ぷらで内容はタラの白子・舞茸・わかさぎ。何の塩だったかわかりませんでしたが、こちらで食べます。

そして、ちょうど、香箱ガニの期間で、一人1杯出されました。
小料理 げん (12)

今シーズンは香箱の値段は昨年までよりは求めやすかった気がします。私も例年よりは多く食べる機会がありました。

香箱は美味しいのですが、家で食べると身を出すのが少し面倒で、特に胴体のところが。汗

お店だと身を出してくれるのでうれしいですね。
小料理 げん (13)

料理は以上で、最後の締めは貝柱の雑炊でした。こちらも出汁が美味しかったです。

あと、生ビールのあとに飲んだアルコール、私はハイボールを2杯飲みましたが、他の方は焼酎を頼んでいました。

以上を飲み食いして一人8,000円。大体予想通りの値段でした。

ご主人は、小松でも人気の会席料理のお店「四季彩 粋庵」の会社で腕を磨いていたので、料理はどれも満足できる内容です。ご馳走様でした。

小料理 げん
石川県小松市土居原町288-1
TEL 0761-27-2365
17:30~24:00
日曜、第2・4月曜休



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