普段私たちが飲んだり食べたりしている牛乳やチーズ、ヨーグルトなどは、酪農家の皆さんが毎日乳牛から搾った乳を原料に作られています。
いきものを相手にする仕事ですので、酪農家の皆さんは休みなく毎日牛のお世話をしています。
酪農ヘルパー業務は、そんな酪農家の皆さんが休日を取得したり、怪我など牛の世話ができない時、牧場の仕事を代行する支援業務です。
酪農ヘルパーの作業は、朝と夕方の2回の作業に分かれています。
朝の作業が終わったら、夕方の作業まで自由時間です。食事、買い物や趣味、また病院や役所への用事や子育てなど平日の時間をゆったり有意義に活用することができます。
また、こちらの動画でも酪農ヘルパーの1日の様子をご紹介していますので、ぜひご覧ください。
一般的に、搾乳作業は1日朝夕2回行われ、ミルカーという機械を牛の乳房に装着して生乳を搾ります。近年では、搾乳ロボットを導入することで搾乳の自動化を図り、省力化している酪農家もあります。
乳牛には、粗飼料と呼ばれる牧草や配合飼料を給与しています。粗飼料はルーメン内の環境を適正に維持するために給与します。また、粗飼料と配合飼料を混ぜた飼料(TMR)を給与する方法もあります。
乳牛の健康維持や衛生的な生乳生産のために、除ふんや敷料入れなどの清掃をします。牛体が汚れていると乳房炎等の病気にかかりやすく、牛体をきれいに保つことは、大変重要なことです。また器具の清掃なども行います。
生後40日から60日までの子牛には、固形飼料を充分消化できるようになるまでミルクを1日に2回から4回飲ませています。ミルクは子牛にとって最も重要な栄養源です。
ASAHIサポートセンターでは、酪農ヘルパーとして働く従業員に対して独自の支援制度を用意しています。
○業務上必要な資格取得にかかる経費を負担いたします。
○ヘルパー社員の中で、JA道東あさひの人工授精師や営農相談員等に就業を希望する社員に対し、社内審査後JAに推薦し適正が認められた場合、JAの業務に就くことも可能な制度を有しております。
○新規就農者を目指す人にとっては、いろいろな農場で行う酪農ヘルパーの業務は、農場主の様々な工夫や作業の進め方を知ることが出来、そこで得た知識はその後の営農においても役立つケースが多く、対応の幅の広さを学ぶチャンスでもあります。
将来の経営者として成長させてくれることにつながります。