酪農家の皆さんは、日々の乳牛管理の他に、夏には牛が食べる牧草作りに係わる草地管理の仕事も行います。
当地域の酪農家は、一戸平均で80ha以上の草地を所有し、牧草収穫や糞尿散布、植生改善等の作業を通し「ウシが喜ぶエサづくり」にも努めます。
近年、飼養頭数や草地面積の増加により、圃場作業を外部の専門業者に委託する農家も増えてきており、作業依頼の時期が重なることから、大型の高性能機械を稼働させ酪農家の皆さんからの作業を請負う業務です。
コントラクター業務の年間の作業は、主に円グラフのような流れになります。
春の作業
春はまず、冬季に格納していた大型機械の整備・点検から始まります。その後、春の糞尿散布作業を行い、続けて植生改善作業を行います。
なお、植生改善作業は11月上旬まで継続して行っていきます。
夏の作業
天候によって変動はありますが、例年であれば6月上旬頃から1番草の収穫作業が始まります。
1番草の収穫が終わったら糞尿散布作業を行い、2番草の収穫作業を行います。
秋の作業
秋は、来年の牧草収穫に向けた糞尿散布が主な作業になります。また農場によっては3番草の収穫を行います。
冬の作業
12月になると大型機械の出番は終わり、洗浄した後に来春まで格納します。
また降雪期間を通して、除雪作業を行っています。