浅羽だより asaba1019.exblog.jp

1月9日と10日、日田までドライブでした。
映画を観る為に。
事の始まりは、年末にお友達のドクターのお姉様が山口に帰って来られて三人でお食事をした時に、東京で観られた映画「エール！」がとてもよかったと話されたのをお聞きした事でした。

行動の早いドクターが、早速日田で上映している事を調べ、いつもの一泊小旅行三人組のメンバーで行く事に！

朝７時に出発。 中国自動車道から大分自動車道に入り日田で降りるまで、山口からだと、当日は車も多かったので3時間余りでした。

「エール！」を観た後、折角ここまで来たのだからと次に上映される「恋人たち」も観ることに。

帰りは福岡県のみやこ町にある美味しいお豆腐屋さんに寄って帰りました。
そのお店の事は、又次回記したいと思います。

帰り着いて、「いい映画だったね〜」と話していると、ドクターが、「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」が観たいなぁ、学会があったりしてこの連休を逃したら日にちがない、と言うので、ならば明日にという事に。

お一人は都合が悪く、二日目は二人で。
前日は二人に運転をお任せしたので、今回は私が運転を担当しました。
割合車も少なかった事もあり、2時間半でゆったり着きました。（決してぶっ飛ばしたりしていません！）


「エール！」…フランス映画2015で観客賞を受賞
「恋人たち」…キネマ旬報・日本映画で第一位
「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」…第八七回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞にノミネート

ここ「日田シネマテーク・リベルテ」は、
人口七万人の町にある常設の映画館としては、日本で唯一となる映画館で、映写機を使ってフィルム上映をしています。

2009年6月にオープンして以来、九州だけではなく、日本全国のクリエイターから注目を集めているミニシアターです。

休業状態だった映画館のオーナーから、運営を引き受けてほしいと頼まれた支配人の原茂樹さん、かなり迷われたそうですが、その年に亡くなられた日田市出身の筑紫哲也さんが築かれた「自由の森大学」が閉校した事から、その様な事態にならない様に、故郷、日田に対して何が出来るか？を考えたそう。
今では、この場所がコミュニティの空間になっているとの事。
そして原さんの趣旨に賛同して、協力してくれるデザイナーやアーティストが数多く存在しているそうです。

そんなに広いスペースではないのですが、映画館の待合室ともなる空間には、ワークショップやライブもできるサロンのようなカフェスペースがあり、ギャラリースペースでは有名、無名を問わず、写真、原画展、インスタレーションなど様々な想いを持ったアーティストと共に話し合う、独自の空間をつくっています。

私達が行った時には、ミロコマチコさんの原画展が開かれ、谷口智則さんの絵本や牧野伊三夫さんの手拭いやＴシャツなどが販売されていました。






どの映画共、日田までわざわざ観に行った甲斐のある映画でしたが、何よりまだ多分三十歳前後と思われる原さんの、キラキラと輝いた表情で語られる故郷愛に、私達はとても惹きつけられました。

そして、着実に成果を上げている事にも感心しきりでした。

頑張って、原さん‼︎
きっと又名画を観る為に伺います。