浅羽だより

ぎゃらりぃ浅羽のオーナーblog


by ぎゃらりぃ浅羽

琉球の染めと織り

「琉球の染めと織り」をいつかアップしょうと思いながら、時間ばかりが経ってしまいました。


元々それ程関心があった訳ではなかったのです。


ですけれど、ある時芭蕉布の生地に紅型が施された反物と出会った時から、私の琉球の染織品に対する想いが募る様になりました🥰


収集を始めたそもそものスタートは、こちらからです。



芭蕉布紅型の反物

芭蕉布の地色の生成り色が、私の技量では出ないのです😂

{現代のものより反物の幅が狭いです)


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13世紀頃を起源と推定されている琉球紅型は、「紅」は色全般を指し、「型」は様々な模様を指していると言われています。


鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴で、顔料と植物染料を使い、多彩な模様を描き出します。



かつての琉球王朝は、近隣諸国と敵対せずに交易することで平和を維持してきました。



発展を遂げていった紅型も、19世紀後期の琉球処分によって王制が解体されると、庇護を失い衰退していきました。



第二次世界大戦、沖縄戦の後、壊滅状態となった那覇に王朝時代から紅型三宗家として続く後継者の城間栄喜と知念績弘が戦火を逃れて戻り、物資不足の中、拾った軍用地図を型紙に、割れたレコード盤を糊ヘラに、銃弾の薬莢を糊袋の筒先に、口紅を顔料にと紅型の復興が始まったのだそうです。



様々な色や模様の紅型の布

撮り方によって、色が変わります💦
ごめんなさい。

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紅型は沖縄を代表する伝統着物の一つとして、色鮮やかな色調や独自の模様が美しく、沖縄県の無形文化財にも指定されています。



こちらはそれ程古くはないと思います。

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今でもずっと後悔していること、


まだ収集を始める前のことなのですが、お友達と太宰府で開催されていました骨董祭に出掛けた時のことです。


その時に女児の着物と出会ったのですが、この独特の色使いや模様は一体何なのだろうと、とても不思議に思い、印象に残っていました。


後になって収集し始めてから気付いたことなのですが、紛れもなくそれはとっても美しい紅型の着物でした。


その時私に知識があったなら、このページを華々しく飾っていたことでしょうにね😓



紅型型紙

琉球紅型ができる工程で、一枚型の型紙で連続的に型附けをします。

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沖縄の染織品は、本州と違った独自の技術と意匠を確立し、地域によって様々な個性が見られます。



宮古上布(みやこのじょうふ)

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花織(はなおり)


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琉球絣(りゅうきゅうかすり)


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八重山上布(やえやまじょうふ)


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芭蕉布(ばしょうふ)


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こちらの写真の様に野良着として着用していました。
帯の藍の色が着物に染まっています。


写真は、 ワイドカラー日本<20>沖縄  世界文化社よりお借りしました。


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久米島紬(くめじまつむぎ)


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首里上布(しゅりじょうふ)の帯
華やかな刺繍が施されています。


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琉球黒漆螺鈿文箱(りゅうきゅうくろうるしらでんふばこ)


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やちむん…沖縄の焼き物

焼き物という言葉を沖縄風に発音すると、
焼き=やち  もの=むん

沖縄の青い海や空、豊かな自然を写したような焼き物のこと

沖縄の海を思わせる様な美しいコバルトブルーですね。


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随分以前にお店で展示をした時の写真です。


その時はブログを始めるなんて夢にも思いませんでしたので、もっと真面目に写真を撮っておくべきだったと今になって思います💦


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芭蕉布紅型の反物は、やっぱり私が魅せられた本当の色ではなくて、とっても残念です。


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出来うる限り調べてはいるつもりなのですが、もしかしたら記述に間違いがあるかもしれません。


申し訳ありませんけれど、その時はどうぞご容赦くださいませ。



沖縄の、今なお犠牲を強いられた渦中にある永い過酷な歴史を思う時、やりきれない思いで心が痛みます。






























# by gallery-asaba | 2024-10-30 23:51 | Comments(32)

明後日より上京致します

酷暑にもめげずに、夏に咲いてくれた山野草です。


ヤブラン

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夏フジ

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白の水引草

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「琉球の染めと織り」をアップしようと写真などを撮って準備していたのですが、色々なことが重なってアップするに至りませんでしたので、東京から戻ってからにさせて頂こうと思います。



此の所ちよっとお酒を飲むことが続いています🍶🍷



お友達のドクターから、近場で和食の美味しいお店があると聞いたので行きませんかとラインがきました。


勿論OKで、私の車でと返事をした所、歩いていきませんかとのこと。


私はお酒は飲めるのですが、飲んでも飲まなくても盛り上がれるタイプですので😅お友達と食事に出掛ける時は、大抵ハンドルキーパー役を引き受けています。


ですのに今回は何故?と思ったのですが、歩いても10分足らずの距離なので、了解とお返事しました。


お友達も一緒に飲みたい気分だったらしく、私も飲んでもいいなと思う気分でしたので、久々にしっかりといただきましたよ👌



お蔵を改造してお店にされた、雰囲気のある
町割烹「ひとしお」


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メニューも豊富で、とても美味しくいただきました。


お酒のチョイスは、詳しいお友達にお任せです。



又時々来たいねと話しながら、夜風に吹かれて(と言っても生温い風でしたけれどね💦)
フラフラと歩いて帰りました。



又別の日は、映画を観た帰りに、

ワイン&ビストロ「ぺパン」


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ホタテと木の子のテリーヌ、ピクルス

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ここからは2人でシェアしました

いちぢくとチーズのサラダ

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牛もも肉の赤ワインマリネ

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スープドポワソングラタン仕立て

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トリッパと豆のトマト煮込み

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こちらは以前から何度も来ているお店なのですが、今回本当に久しぶりでした。


テリーヌとピクルスはいつも美味しくて、それはお願いねと言って後のチョイスはお友達にお任せしていたのですが、最後のトリッパは少しだけいただいてパスしました💦


この日も歩いて出掛けたのですが、少しほろ酔い気分になってしっかり携帯をお店に忘れてしまったのを、追いかけて届けて下さいました🙇‍♀️



お友達も少しあったらしく、私は私で40年以上ものお付き合いのお友達に大変な病気が見つかり、このところお互いちょっと飲みたい気分なのでした。


彼女から病気のことを聞かされたのは3ヶ月前。


毎月月末頃に一緒に食事をしていました。


彼女とはお互い何の遠慮も気兼ねもなく言いたい放題言える仲で、6月の食事の時に7月は少し早めにしてくれる?と言うので、全然いいけどどうしたの?と聞くと、来週病院に行くけれど入院ということになると思うと。


症状を聞いて、どうしてそこまで放っておいたの⁈とつい大きな声で言ってしまいました。


彼女の仕事が法の改正によって、その前の駆け込みの依頼が増えて忙しかったことや、お母様のことなどで行きそびれていたというのです。


それにしてもと思いますけれど、言ったところで2度とその時点には戻れないのですから、それ以降どうしてと言う言葉は言わないと決心しました。


けれど、返す返すももっと早ければと悔やまれてなりません。


お友達のドクターやお知り合いのドクターにアドバイスを受けながら、彼女の希望もあって福岡の大きな病院に治療の入院も含め通っています。


付き添って行って、担当医のドクターにもお許しを得てご挨拶もしました。


今の所食欲もあって、頑張ると言ってくれています。


今まで聞いたことのなかった、仕事が楽しいとも。



どうかどうか大切なお友達を奪わないでと、毎日祈っています。


頑張れ、 どうか強い心で居て!
病気になんて負けてたまるものか!




明日から仕事で東京に参ります。


今回は例年以上にタイトな日程を組みましたので、ゆとりの時間が全然なくてブロ友さんともお会いすることが出来ないことがとっても残念に思います。


上京中は頂きましたコメントのお返事が遅くなりましたり、皆様の所にお伺いすることもままなりませんので、戻りましたら時間がかかりますけれど必ずお邪魔致します。


どうぞ宜しくお願い致しますね。




















# by gallery-asaba | 2024-09-17 23:59 | Comments(40)
春から今までに咲いてくれた山野草です。


春に咲いてくれた山野草、そしてTちゃんのこと、本当にありがとうございました_a0269183_01071260.jpg



ハナイカダ

春に咲いてくれた山野草、そしてTちゃんのこと、本当にありがとうございました_a0269183_00554427.jpg



二人静(フタリシズカ)

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姫うつぎ

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姫りょうぶ(コバノズイナ)

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シラン

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タツナミソウ

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ユキノシタ(他のお花を占領して、三鉢に増えました💦)

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梅花うつぎ(沢山蕾を付けてくれていましたのに、真っ黒なアブラムシが軸の部分にビッシリと付いていましたので、切り落としました😢)

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シモツケソウ

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八重のどくだみ草

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岩フジ

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半夏生(ハンゲショウ)

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ムラサキシキブ(まだこれからですね)

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今年の山野草は木自体を大きく育てる年の様で、お花は余り咲きませんでした。


七段花(シチダンカ)などの山アジサイやオカトラノオも咲きませんでしたし、他のものも咲いても花芽は少なかったです。


又アブラムシがついたり、葉っぱがなめくじが這った後の様にテカっていたり、今までにはない初めてのことでした😥


それでも頑張ってくれました。


又来年を楽しみにしたいと思います。





Tちゃんのこと、押し付けがましいお願いをしておきながらお礼を申し上げるのが随分遅くなりましたこと、本当に申し訳ございませんでした。



色々なことが重なってしまい、少し慌ただしくしておりまして、投稿が延び延びになってしまいました。



以前の記事に続きまして、沢山の皆様にお読み頂きましたこと、そして温かくお優しいコメントを頂きましたこと、心から有り難く感謝申し上げます。



あの子からの最後のメールが、


「おばちゃん今日はお店が開いていますか?」

「後で寄ってもいいですか?」

「そうですか、わがまま言ってしまって申し訳ないです」

「少しおばちゃんの顔がみたくなって、  又寄らせて下さい」

「ありがとうございます、またメールします」



そして私が東京から戻って、
「帰ったよー」のメールをした時には、もうあの子はこの世の人ではありませんでした。



それまでも他のお客様の接客中であったり、外出中であったりするとあの子の気持ちに応えられない時もあったりして、その都度フォローは出来ていたのですが、最後になってしまったメールが余りにも切なくて、私の心を捉えて離さなかったのです。



ですけれどこの度又多くの皆様にお読み頂きまして、大きな声で話すこともなくもの静かにひそやかに生きてきて、ですが病いには負けまいと一生懸命前向きであったあの子のことを知って頂きましたことは、悲しい結果ではありましたけれど、彼女もきっと喜んでくれていると思います。



私が勝手にそう感じていると言えばそれまでなのですが、朝晩手を合わせる時に浮かぶ、うつむき加減でどこか寂しげに静かに微笑んでいたあの子の顔が、今は顔を上げてにっこりと笑ってくれているのです。



少し不思議な気もしますけれど、きっとお読み下さいました皆様の温かいお心を頂きましたお陰様、と思っております。



Tちゃん、Tちゃんのこと又沢山の方々に知って頂けて、良かったね。



貴女は、人知れずひっそりと亡くなっていったのではないんだよ。



皆様、本当にありがとうございました。



心より深く感謝申し上げます。














# by gallery-asaba | 2024-07-08 23:52 | Comments(38)
先日お隣の防府市に用事があって出掛けたついでに、山野草を扱っているお店に立ち寄ってみました。


枯れてしまうと悲しいので、なるべく山野草のお店には行かない様にしているのですが、一緒に行ったお友達に促されてつい😆



今お店にある山野草の多くは、お友達の皆さんが持ってきて下さったものなのですが、長い間には枯れてしまったものもいくつかあって😭



そうしたら、、、、、出会ってしまいました❣️


山芍薬(ヤマシャクヤク)

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随分迷ったのです。


多分咲かせるのは難しいだろうし、今年は良くても来年まで育ってくれるかもわからない。


もしそうだと申し訳ないので、ほぼ連れて帰るつもりはありませんでした。


そうしたら、お友達が言うのですよね、
何を迷っているの?
お高くはないじゃない? 
(本当にそうなのです、こちらではとっても珍しいものなのに、申し訳ない様なお値段なのです)


でも金額の問題ではなくて、枯らしてしまうと可哀想ですものね。


結局散々迷った挙句、背中を押して貰ってお迎えすることにしました😅


そうしましたら一週間ほど経って後、咲いてくれたのですよ❣️


可愛いですよね💕


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どうぞ、このまま育ってくれたらと願います。



今年のお店の山野草


(緑色の細いホースは、長期に留守をする時の為の自動水やり機の管です)



毎年冬の間は枯れ枯れになっていて、春になったら本当に芽吹いてくれるのだろうかと不安になるのですが、今年も律儀に顔を見せてくれました。



今年は沢山蕾を付けてくれた姫うつぎ、 
姫りょうぶ(コバノズイナ)も少し写っています。
奥に見えるのは下野草(シモツケソウ)です。


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ハナイカダ

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八重のどくだみ草

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オカトラノオ

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七段花(シチダンカ)…八重咲きの山アジサイです。

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ホトトギス(奥に見えます)

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二人静(フタリシズカ)

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岩ヤツデ(葉っぱより先にお花が顔を出しました)
奥に見えるのがヤブランです。

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ユキノシタ(左、他の子を押し除けて、現在3鉢に増えています💦)
タツナミソウ(中)

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ツワブキ(左、まだ一度も咲いたことがありません😢)
シラン(右)
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梅花うつぎ

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山アジサイ

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秋明菊(シュウメイギク)

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半夏生(ハンゲショウ)

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夏フジ

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お写真はありませんけれど、春蘭は今年はお花を付けませんでした。


山アジサイの羽衣の舞は、ほんの少し芽が出てきました。


萩や鳥さんからのプレゼント、ムラサキシキブは、これから芽吹いてくれるでしょう。


そして、白花水引草(シロバナミズヒキソウ)は、あちらこちらの鉢に侵入して、秋には沢山お花を咲かせます。





どちらも皆随分育ってきてくれていますので、お花が咲いてくれましたら、又お写真をアップいたしますね。



どうしてもお迎えしたいと、長い間想い続けてやまないお花があるのです。



稚児百合(ちごゆり)


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上の2枚は、お花を写したくて鉢を持ち上げて撮りましたけれど、本当はこの様にうつむいて咲いています。


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この様に咲いてくれた年もありました

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枯れてしまってから随分経つのですが、又枯れてしまうことを思うと、やはり躊躇ってしまいます。


「野山に遊ぶ」を綴っていらっしゃいますやまぼうしさんが事情をご理解して下さっていて、野山に咲く稚児百合のお写真を毎年撮影してはアップして下さいます。


本当に有り難く、心から感謝しております。



Tちゃんが自ら命を絶って、もう13年になります。


ひっそりとうつむき加減に葉に隠れる様に咲く稚児百合の花に、どうしてもTちゃんの姿が重なるのです。


それまでは深く話したこともなかった私を頼ってくれて、必死に生きようとしていた彼女を救うことが出来なかったこと、ずっと悔やんでいます。


当時は毎月10日間東京に通っていたのですが、彼女が突発的に死を選んだのは、その山口を留守にしている間の出来事でした。



やり取りをしていた、彼女が一生懸命生きようとしていた証のメールを消してしまうことなどとても出来なくて保護しているのですが、Tちゃんの言葉の叫びが切なくて悲しくて、愛おしくて、そして辛くて、読む度どうしても泣いてしまいます。


こんなにも頼ってくれていた子を、何故助けられなかったのか、救えなかったことが悔やまれて口惜しくてなりません。


朝晩手を合わせて彼女を想って祈るのですが、13年絶ってもまだ30歳にもなっていなかった頃の静かに微笑んでいるTちゃんのままです。



彼女から届きましたメールのことを、2019年8月21日のブログに綴っております。
(リンクということが出来なくて、ごめんなさい)


とっても押し付けがましいお願いなのですが、それまで余り目立つことなく生きてきたであろうTちゃんが必死に生きようとしていた心の叫びを、そしてその様な子が居たことを、当時以降にブロ友さんになって下さいました皆様にも知って頂けたらと願います。


もしお宜しければ、どうぞお願い致します。



稚児百合、枯れないでいてくれるのならもう一度育てたいと思うのですけれど、やはり無理でしょうね。








































# by gallery-asaba | 2024-04-23 23:37 | Comments(40)
2月中旬のある日、毎年恒例の女子三人組お誕生会を福岡県北九州市小倉において行ったのですが、その前に福岡県太宰府市にあります九州国立博物館で開催されています「特別展:長沢芦雪」を鑑賞することに。


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メンバーは当日主役であります、お能、お茶、山登りを趣味に凛とお一人暮らしをしていらっしゃいます先輩のSさんとドクターと私のいつもの三人組です。



その日は終日ドクターが運転してくれて、朝9時に出発したのですが、いつもの如くナビに入力するところからすったもんだの有り様です😅



太宰府に着いてから博物館までは少し道を間違ったりはしたものの無事に到着して、博物館の駐車場に車を停めて、先ずは芦雪展から。


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前期と後期で展示替えがあり、写真撮影はNGでした。



ポストカードより

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大胆で大らかな芦雪の画風に魅せられて、いつもの作品を鑑賞した後の軽い疲れを感じることもなく、ほっこりと心温まる余韻に包まれた展示でした。


その後レストランは人が並んでいましたので、夜の食事が6時スタートだったこともあり、館内のカフェで軽く、それぞれがミルクジェラード&わらび餅と、ベークレットは三人でつまみました。


最中の皮がサクサクとして軽く、とっても美味しかったです😋

ベークレットのお写真は撮り忘れました💦

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お誕生会のお食事は、何度か伺っています小倉にあります「寿司つばさ」なのですが、まだ時間に余裕がありましたので、隣接しています太宰府天満宮に繋がる虹色に変化する動く歩道、「虹のトンネル」を通って行くことに。


本来は、まず参拝することが先なのでしょうね😥


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重要文化財「御本殿」は、124年ぶりの令和の大改修に伴う、特別な「仮殿」が建設されています。

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飛梅(とびうめ)…幼い頃よりこよなく梅を愛した菅原道真公が左遷される折に、自邸の庭の梅の木に語りかけられた歌、

東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ

(春風が吹いたら、その匂いを太宰府まで送っておくれ、梅の花よ。 私という主人がいないからといって、春を忘れてはならないぞ)

するとその歌に応えるように、梅の木は道真公を慕って一夜のうちに京都から太宰府まで飛んできたと伝えられています。

飛梅は、色玉垣という極早咲の八重の品種で、毎年境内の梅に先駆けて開花します。 

まるでそれを合図とするように、約200種類6000本の梅が咲きほこり、境内はふくいくとした香りに包まれるそうです。

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時々の大雨に打たれながら参拝した後、都市高速を皆であーでもない、こーでもないとナビを見ながら走って、何とか小倉に辿り着きました。



楽しみにしていた久しぶりのつばささんのお寿司です。


お店のご紹介は過去何度かしておりますので、省略させて頂きますね。


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数あるお猪口の中から辰年でもありますので、私は京都の陶工、道八(どうはち)を選びました。

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銀杏とうに

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いわし巻き

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赤なまこ

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ホタルイカと蕗のとうの手こねずし

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何のお魚か忘れました💦
葉わさびの醤油漬け

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古清水焼の器でいただける、あり得ない幸せ❤️

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このわた、鮑の茶碗蒸し

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イカ、うに、とびこ

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以前に使って頂いた、中国、明の時代の七宝焼

近くに置いてありましたので、パチリしました。

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甘鯛

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のどぐろ、千枚漬け

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マグロ醤油漬け

三厩(みんまや)マグロは、知名度の高い大間マグロと同じ津軽海峡を漁場として、この地区独自の「ダンプ流し」と呼ばれる一本釣り漁業が主流です。

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中トロ

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子持ちヤリイカ

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車海老

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タチウオ

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フグの白子

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白子が苦手なので、代わりにうにを握って下さいました。

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あおさのお味噌汁

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赤貝
時々生の貝にあたることがあるのですが、何度もお気を違わせるのは申し訳ないので、こそっとドクターに食べて貰いました😆

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あなご

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トロといぶりがっこ巻き

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伊達巻

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みかんジュース

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とても上質な骨董の器と、人気の現代作家さんの器を、お上手に合わせて使われています。


毎回美味しいお寿司と共に、特に惜しげもなく使われます稀少な骨董の器を、心から楽しみにしています。


ご夫妻ともに骨董がお好きなのだそうです。


いつも使われます骨董の器に感激しながらはしゃいでいますけれど、要らぬ気を遣われてもいけませんので、私の骨董を扱う仕事のことは話していません🤫


いずれ予約が取れなくなるねって話していましたけれど、いつもドクターが担当してくれているのですが、今回もやっと何とかその日だけ空いていたそうです。


それで代表してドクターがお会計をしてくれている時に、5月の私、11月のドクター、又来年2月のSさんの誕生会まで日にちを押さえてくれていました😅


これで一安心ではあります👏 


美味しいお寿司は勿論のこと、又どの様な器に出会えるのか、目の保養をさせて頂けるのか、とっても楽しみです💕



ただ今数字が超苦手な私、確定申告の期間が迫っていますので、日々格闘しております😢


































# by gallery-asaba | 2024-03-05 23:46 | Comments(44)