「ぼく、ドラえもんです」は、大山のぶ代の発明だった!
2006年 06月 15日
ドラえもんとのび太くんが出会ったときのセリフは、台本では“お前がのび太か”という感じでした。でも私は、あの子は子守り用につくられたロボットだから、乱暴な言葉はインプットされてないし、目上の人には敬語を使うはずだと。そう考えて、“こんにちは、ぼく、ドラえもんです”に変えたんですよ。ドラえもんだけじゃなくてみんないい子なんだから、“バッキャローとか、ぶっ殺してやるとか、悪い言葉を使うのはやめようよ”って話しあいました。それでジャイアン役のたてかべさんは困って、“コノコノ、のび太のくせにィ~”という言い方を発見したんです。というわけで、「ぼく、ドラえもんです」は大山のぶ代さんの発明だったんですね。
トリビアつづきで言うと、
大山さんの“のぶ代”という名前は、スペイン語で愛する人という意味の“novio”が由来
なんだとか。
この人は本当に、ドラえもんを演じるために生まれてきたような人ですね。