2020年06月 - アレオーレのブログ

腐敗を恐れて植え替えた帝冠錦のその後

二年ほど前に実生した帝冠錦の寄せ植え苗たちが次々に腐敗し始めたので、慌てて植え替えしました。今年の4月19日のことです


二つの鉢に分けて植え替えました。その後どうなったでしょう。


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この鉢は斑模様が良く出ている苗を選んで植え付けたものです。左上に空地がありますが、ご想像の通りここにあった苗が一本昇天しました。その他の苗は生きています。右下の二本の苗は全斑に近い苗で、この二カ月で全く成長していません。早急に接ぎ木する必要がありそうです。その他の苗は少しだけ成長しています。これらはなるべく自根のまま行きたいと思っております。


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こちらは斑のない苗を集めたものです。下列左右の苗は少しだけ斑が入っているようで成長が芳しくありません。その他の苗はこの二カ月でかなり成長しました。


右下のうっすら斑が入った苗は面白い形をしていますので、元気のある接ぎ台が出てきましたら接いでみるのも面白いなと考えています。


以上のように19本あった苗のうち昇天したのは1本だけで、他の18本の苗は今のところ健在です。慌てて植え替えたのは結果的には正解であったと認識しています。


 

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エキノカクタス属「弁慶」 実生7年生

このブログにはたびたび登場するエキノカクタス属の「弁慶」です。2013年5月に札幌カクタスクラブさんから入手した種を実生したのもですので、既に7年が経過しています。


現在、二本の苗が残っています。


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既に幼苗の域を超えて堂々とした姿に見えますが、高さ1.5mを超えるような現地球に比べればまだまだ幼いです。


現在温室内素ガラス下の終日陽光がガンガン当たる場所に置いていますが、全く日焼けするような気配はありません。とても固く強い刺をバリバリと張り出しており、年一度の植え替え時には要注意のサボテンです。


芽生えから7年間育ててきた印象はとても育てやすいサボテンだという事です。一部のフェロカクタス属のサボテンのように発芽後数年で拗れるようなこともありません。


現在球体の直径は10cm程度です。これが30cmぐらいになるまでは何とか健康でいてその姿を見届けたいものです。


 

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刺が白い黒王丸たち

黒王丸といえば白く粉を吹いた球体と漆黒の刺との対比が美しいサボテンですが、中には白い刺を持つ黒王丸もいます。


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これら二本の黒王丸は2013年に「コルナムアルバ」の名でメサガーデンから入手した種を実生したものです。


上の画像の苗は白味が強い刺と、粉をあまり吹いていない球体が特徴です。これに対して下の画像の苗は飴色の刺と白い粉を吹いた球体を特徴とするものです。


 


 


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この双頭の苗は2013年秋に「白刺黒王丸」として札幌カクタスクラブさんから入手した種を実生したものです。球体は典型的な黒王丸の形態を現していますが、刺は白味が強い。


それぞれに個性が強く出た苗で、長く付き合ってゆきたい苗たちです。



 

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<ヤフオク出品情報> 本日、牡丹玉、恩塚ランポー玉、ディフューザ、昇雲竜、赤花兜、ルリ兜、兜丸、コリオセファロケレウス属アウレウス、太平丸など12点を出品いたしました。


ご興味ある方はこちらを覗いてみて下さい。


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竜角牡丹の世代更新

同じ牡丹類(アリオカルプス)の中でも特に旧ロゼオカクタスの竜角牡丹は実生の難易度が高く、最初のうちはなかなかうまく育て上げることができませんでした。しかしここ数年、ようやく実生が上手く行くケースが出て来ました。


もともとうちの温室には30年ほど前に五十鈴園さんから入手した古株一本のみがありましたが、状態が悪く風前の灯火状態。ようやくこれに変わる世代交代の見通しが立ってきました。


<旧世代の古株> 五十鈴園さん由来の株ですが、ずっと元気がありません。毎年秋に一輪の花を義理堅く咲かせますがそのたびに元気を失ってゆくようです。


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<第一世代> 7年ぐらい前から実生にトライし始めましたがなかなか結果を出せずにいました。4年前の実生あたりからうまく行き始めました。


下の画像はそのうち自根で育ってきた3本の苗たちです。直径はまだ3cm程ですが昨秋には二本の苗が開花しました。


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次の画像は上の画像の苗たちと同期のものを袖ケ浦の台に接いだものです。上の苗たちと同じロットとは思えぬほど大きな疣に育っています。現在の直径は5cm。昨秋には多くの花を咲かせ、これに上の苗の花粉を載せました。今春には多くの種を結実しました。


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<第二世代> 3年前に実生したもので、全て袖台の接ぎ木で管理しています。今年の秋には初開花しそうです。


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<第三世代> 第二世代の接ぎ木苗に結実した種を実生したものです。ようやく自家製の種を実生することができました。これだけ苗の数があればいろいろ試すことができ、自由度の高い栽培が可能になります。


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第一世代、第二世代の竜角牡丹はネットオークションで入手した種を実生することにより得ていました。これらの発芽した苗たちは牡丹類としては何となくひ弱な印象がありましたが、今回自家産の種を実生して得た幼苗はとても元気です。


これまで時間を稼ぐため接ぎ木苗主体の栽培になってきましたが、これらの実生苗については原点に戻りじっくりと自根での栽培を目指してみたいと思います。


 

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黒王丸の接ぎ木苗:一点つながり

この春に黒王丸の小さなカキ子を袖ケ浦の台に接いでみました。最近の様子です。


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袖ケ浦の台の上で黒王丸の穂のコマがあたかも歳差運動をしているように見えます。まあ、実際には袖ケ浦の切断面上の形成層の一点に黒王丸の切断面上の形成層の一点が繋がって固定されているわけですが…。


接ぎ木後、穂の黒王丸が膨らんで、切断面側が膨らんでこのような形態になった


ものです。


この接ぎ木の時、台と穂との固定は伸縮性包帯を使用していましたが、ガッテンさんに教えていただいた木工ボンドを使用したらもう少し行儀よく着いたのではないかと思われます。取り敢えず接ぎ木自体は成功しているので今回は良しとしましょう。


 


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海王丸結実

仙友のザッキーさんから頂いた海王丸が初めて結実しました。


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苗自体がもともと大変元気の良い個体でしたが、種鞘もふっくらとして豊満そのもの。


ちょっと油断している間に種鞘が爆ぜて種がばらばらと散逸し始めましたので慌てて自作の吸引器を用いて回収しました。これと残っている種鞘を茶漉し器と流水を利用して種を分離しました。


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ざっと100粒はありそうです。(数えられません。)


ところで、海王丸は自家受粉しないと思っていたのですが…。近くに別の海王丸は置いていないので、隣の瑞昌玉と混血してしまったのでしょうか。取り敢えず撒いてみて、種の特徴が出現する数年後まで待つよりなさそうです。アマチュアでのみできる気の長い話ですね。


 

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蕪城丸vミニマの地味な花

2013年4月に実生したツルビニカルプス属の「蕪城丸vミニマ」です。ヒョロヒョロした縦長の球体が5~6本あるはずですが、枝分かれしていて正確に何本あるか定かではありません。(画像では黄刺長城丸が一本混入しています。)


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ご覧のように黄色の花が満開ですが、美しいものが多いサボテンの花にあっては極めて地味。雑草のカタバミの花より地味に感じます。


この蕪城丸ミニマの悩みの種は植え替えです。うまくやらないとすぐにひっくり返る。現在の寄せ植えは植え替えてから3年ほど経っていますが、そろそろ植え替えねばなりません。


どのような鉢を使い、どのような用土に植え、更に一鉢に何本植え付けるか、まるでイメージがわいてこないサボテンです。3本植えにしてお互いに寄りかからせるようにしましょうか。


 

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鶴巣丸実生7年生

2013年5月にヤフオクで入手した種を蒔いたテロカクタス属の「鶴巣丸」です。P6190365 P6190364 P6190363


三苗とも直径が10cmを超え、堂々とした姿になってきました。ここ数年お題目のように唱えている次世代の養成。そろそろ本気で種取りをせねばなりません。


それにしてもこれらの苗は今が見ごろだと思います。自分で育てた苗ながら、何度見ても飽きません。


 

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黒王丸接ぎ木苗の我慢比べ

3年前にセレウスの台に載せた黒王丸掻き子の3本の苗です。接いだ当初、穂はわずかに動き始めましたがその後ピタリと動きを止めました。


この二年、不動を決め込んでいます。


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穂の大きさは刺を含まず直径4.5cm程です。今年の春に植え替えましたが各苗ともセレウス台の根はしっかり張っていました。


普通このように穂の成長がないと必ず台から脇芽が出て来るものですが、これらの台はそれすらもありません。


まるで台と穂とが二年間じっと我慢比べをしているようです。もしそうなら好きなだけやってろ、という事で、しばらく様子を見続けようと思います。


 

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ムイリアホルテンセ(宝輝玉)そろそろ脱皮するのか

昨年秋に入手したムイリアホルテンセ(宝輝玉)について。


入手したころの画像です。


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それから半年以上たち、大分大きくなりました。


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大きさはともかく、個々の苗にかなりの変化が現れてきました。そろそろ脱皮する時期。その兆候のようです。それぞれの苗を見てみましょう。


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黄色味を帯びた苗や、球体上部に白カビが生えたような模様を帯びた苗、一段と緑色が深くなった苗など、個性が現れています。


今、このホルテンセはブルゲリ実生苗と同一の場所で育てています。


ブルゲリよりは陽当たりは強く、水遣りは辛くしていますが、初体験故おっかなびっくりの栽培です。何とか秋まで持たせたいものです。


 

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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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