2019/05/31
クロアチア フバル島のサボタニ
今回の旅行の目的地の一つ、クロアチアのフバル島で見かけたサボタニについてです。
まずクロアチアについて。名前は聞いたことがあるがそれがどこら辺にあるか正確に言える日本人のなんと少ないことか。私もそのうちの一人でした。ある年齢以上の人は「旧ユーゴ」といった方がピンとくると思います。そう、あのチトー大統領のいた国です。
地図のイメージでいえば、地中海に突っ込んだ長靴の様な形のイタリア、その長靴の踵からふくらはぎにかけて描く線が面しているのがアドリア海。そのアドリア海を挟んでイタリアの対岸側にあるのがクロアチアです。まあ、ごちゃごちゃいうより地図をご覧いただいたほうが分かりやすいでしょう。
隣国はスロベニアやボスニアヘルツェゴビナなど旧共産圏諸国です。クロアチアもその一角をなしていましたが、現在はEUに加盟しています。
通過は「クーナ」。EU域内で広く流通している「ユーロ(€)」は使用不可で、少し不便です。
私の訪れたフバル島はクロアチア南部の都市スプリト(SPLIT)の南側、アドリア海に浮かぶ小島です。澄んだ海が美しい。
さて、本題のサボタニですが…。
島のあちこちに巨大なアガベ(竜舌蘭)とウチワサボテンが自生しています。特に竜舌蘭は巨大株が多くそのうちの一定数が筍の伸びた様な花径を挙げています。
竜舌蘭、ウチワサボテンとも原生地ではありませんので、過去のいずれかの時期に当地に持ち込まれたものと思いますが、それを感じさせないくらいごく自然にしかも数多く自生しています。
竜舌蘭はかつてその繊維を使ってレースなどを作っていたようで、修道院では結構な値段で販売していました。お土産に一枚、と思いましたが修道女のあまりにも不愛想な態度に腹を立て、やめました。
球形サボテンを見たのは郊外レストランの窓辺に置かれた短毛丸のみでした。
明日はスペインマドリードの王立植物園について。