2015年09月 - アレオーレのブログ

宇宙殿:謎のブラックホールが!

エキノケレウス属の宇宙殿に原因不明の穴があきました。実生三年目に入った寄せ植え鉢です。画像左側中程にある一番大きな苗の4時の方向にある稜に小さな穴が出来ていました。     Dscn8972



拡大してみましょう。      Dscn8973Dscn8974


ううむ・・・。意外に深い。鳥の嘴でつついた様な形状です。しかし、温室内に鳥が入り込むことはまず考えられません。「???・・・」です。



過去に遡って調べてみました。



5日前です。確かに穴は出来ているようです。でも小さい。Dscn8540


7日前です。この時はまだ無傷でした。Dscn8120

原因として、身割れの一種、蜂やアブなどの昆虫が産卵した、などが考えられますが、形状から考えて今ひとつ解せません。経験ある人なら、なんだ、あれだよ、と笑うところかもしれませんが、分からん者には分からんのです。



とりあえず次回温室を訪れた時に殺虫剤と殺菌剤とを注入しておきます。

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いつもこのブログをご覧いただき誠にありがとうございます。明日から今月一杯旅行に出かけるため、ブログをお休みさせていただきます。あしからずご了承くださいますようお願いいたします。

ナメクジ対策二薬併用の矛盾

5月の来襲が一段落し、その存在を忘れた頃にまたヌメヌメした這い跡が温室のあちこちに見かけられるようになりました。ナメクジ軍団、秋の来襲です。先の来襲で特効薬「ナメクジカダン」を使い果たしておりましたので、園芸店で新たな薬を求めました。          Dscn9096

いずれも「住友化学園芸」の「ナメ退治ベイト(ペレット剤)」と「ナメ退治忌避粒剤(粒剤)」です。どちらにしようか迷って、担当者らしきおじさんに尋ねると、「両方撒いときゃいいんじゃない。」とのご託宣。それもそうだな。まあ、農薬にしては安価でしたので両方とも買いました。



さて、温室に戻りゆっくりと両者の効能を読むと、「ベイト」の方はナメクジを誘引してこの薬を食べさせて毒殺するタイプ。一方「忌避剤」はその名のとおりばら撒いた一帯にナメクジの嫌いな臭気(多分)を充満させてナメクジを寄せ付けないタイプ。



そこで武蔵は、いや私は考えた。まてよ。



両方撒いたら良くないじゃん!



まず、忌避剤が効いてナメクジが寄り付かず、従って、「ベイト」をナメクジが喰ってくれないじゃないか。ようやくそこに気がつきました。



結果的には取り敢えず今いるナメクジをやっつけたいので「ベイト」の方を温室の床面や、棚上にパラパラと撒いておきました。関東地方でも先程から降り出した雨、きっと奴らが嬉しくなって目を覚まし、暗い温室内を這い回っているはずです。しっかり喰ってくれよ、「ナメ退治ベイト」を。



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秋の「サボテン・多肉植物ビッグバザール」を見てきました。

五反田のTOCビルで開催されている国際多肉植物協会(I.S.I.J.)主催の秋の「サボテン・多肉植物ビッグバザール」を見てきました。



会場は地下一階の展示場でした。Dscn8819

午前9時半には会場に着いたのですが、既に会場の前の廊下から黒山の人だかり。ナメクジ親爺様の予言通りの混み合いでした。入口で500円を支払い、「入場証」を入手。      Dscn8825

会場内はまるでバーゲンセールの会場のよう。Dscn8820Dscn8821


上の二枚の画像はまだ写真を撮れる余裕がある場所でしたが、販売されている鉢が並んでいる付近では人でごった返し、身動きも取れないような状態でした。



かろうじて人の隙間から二枚の画像を許可を得て撮ってきました。Dscn8822Dscn8823


銀冠玉錦とゼブラスーパー兜でしょうか。



あまりの人ごみの激しさに、買物はおろか見物もそこそこにほうほうの体で引き上げてきました。



ただ、百聞は一見に如かず。現地に赴いたゆえに分かったことがありました。



① 連休中とは言え思っていた以上の人出。タニサボブームなのか?



② ジジババの世界かと思っていたが、意外と若い人が多い。



③ 女性の比率が結構高い。



④ 結構価格の高いものがポンポンと売れてゆく。





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虎の子苗の実生接ぎ、うまくいったかな?

今年の夏に台木として大きくなった袖ヶ浦を利用して実生接ぎをいろいろ試してみました。結構大事にしていた実生苗も思い切って接いでみましたが、その結果はどうなったでしょうか。



【銀冠玉錦】 確か4本接いだと思いますが、形として生き残っているのはこの2本です。               Dscn8563Dscn8567
生きてはいそうですが、上手く維管束がつながっているかどうか怪しい姿です。球体頭上にプヨプヨと弱々しい刺のようなものが出てきています。リアップでも塗りたくってやろうかなというような風情です。これまで棚下で管理していましたが、これからは秋の日に当てて変化を見ようと思います。



【大疣連山錦】 コイツは上手く接げたかなと思っていましたが、なかなか成長開始してくれません。        Dscn8566
この苗も日向に出してしばらく様子見です。



【黒刺鳳頭】 正確には実生接ぎではなく、カキ子接ぎです。接いだ時には親苗にも勝るような立派なトゲがあったのですが、その後伸縮性包帯とともに脱落しました。           Dscn8569
しかし、成長点付近から新しい綿毛が出てきましたので、着いたかなと希望的観測をしています。



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ペクチニフェラ小苗:この三年の成長

今日は、2012年の12月に子苗で入手したユーべルマニア属「ペクチニフェラ」のこの3年の成長を追ってみます。



記録によれば、この「ペクチニフェラ」、Yオークションで¥710で落札、当時の径は51mmとあります。



【2013年4月】 この画像が購入後一番最初に撮ったものです。まだアレオーレの一つ一つが独立して、ペクチニフェラらしさが現れていません。また稜の肩に膨らみがあり、幼苗らしさが感じられます。201304



【2013年10月】 秋になって球体の赤みが薄くなり、またアレオーレの間隔が狭くなってきました。     201310

【2014年4月】 初開花です。春になって球体の色に赤みが戻ってきました。アレオーレの間隔が更に詰まってきて、球体の頂部ではつながりが出てきました。               201404

【2014年10月】 再び秋を迎え球体色に黒みが増してきています。球体上部ではアレオーレ同士が完全につながりました。201410

【2015年4月】 再び春の開花を迎えました。球体に赤みが戻っています。径も明らかに大きくなりました。201504


【2015年9月】 アレオーレの繋がりが球体上部から球体中腹部まで伸びてきて、ようやくペクチニフェラらしさが出てきました。購入時から比べるとかなりどっしりと扁平な球体に成長してきているようです。201509

成長が遅いサボテンの中でも、さらに成長が遅い部類に入るペクチニフェラ、日々の成長は目には定かには見えませんが、こうして撮り貯めた画像を数年分に亘って比較してみるとそれなりに成長していることが分かるものですね。やはりサボテン栽培には、手軽に画像を入手できるデジカメは必須のようです。

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実生三年目:新天地錦の斑入り苗出現率は?

2013年の春に蒔いた新天地錦、微細な種からごく小さな苗が200以上発芽しました。菊水のように小さな苗ゆえどんどん消えてゆくものと思っていましたが、豈図らんや、ほとんどの苗が生き延びて順調に成長してきました。



半分ほどの苗を里子に出しましたが、まだ100本以上の苗が残っています。”錦”の名があるので斑入り苗がたくさん出てくるものと思っていましたが、現実は厳しい。殆どが斑のない新天地でした。将棋であれば「負け将棋」です。



それでは、全員にご登場願いましょう。



20本中斑入り苗1本                    Dscn8143

24本中斑入り苗なし       Dscn8150

15本中斑入り苗1本      Dscn8254

15本中斑入り苗5本      Dscn8255

20本中斑入り苗なし       Dscn8262


15本中斑入り苗なし       Dscn8263

総合すると109本の苗で斑入りは僅か7本でした。



実はこれらの苗とは別に植え替え時に捨てるに捨てられず、寄せ植えにして雨ざらしにしている一群があります。バイブル龍胆寺先生の本に「庭先の草むらに育っている新天地」のような記載があった記憶があったからです。
Dscn7587Dscn7588

温室内の苗のようにはいきませんがそれでも雑草のカタバミにまみれてこの夏を乗り切ったようです。これらの苗の中にも残念ながら斑入り苗はありませんでした。



してみると、新天地錦の出現率は5%程度。数打ちゃ当たるという考え方もありますが、やはり種を入手するときそれなりに吟味しないと今回のように「労多くして功少なし」となる可能性が高いと思います。



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実生三年目 テロカクタス属「鶴巣丸」

この春、全国各地のサボテン愛好家の方々に貰われていったテロカクタス属の「鶴巣丸」。今、温室には4本の苗が残っています。

この6月に4本の寄せ植えに植え替えました。その頃の姿です。Dscn8589



こちらは現在(9月19日)の姿です。      Dscn3673



両画像を比較するとあまり大きさの変化はありません。植え替えてから夏の暑さの間、じっと動かず少し心配していたのですが、8月中旬以降の涼しさを得て、やっと秋の成長を開始したようです。球体の色や新刺の伸長にその変化が感じられます。



この鶴巣丸、今年はまだ開花しませんでしたし、刺も弱々しいです。しかし、刺と花に見所を備えるテロカクタスのこと、来年以降に期待しましょう。

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ある日突然苦み走った大人に変身したアンシストロカクタス属の「玄武玉」

”名前は長いが効き目は速い”とは、某抗ヒスタミン剤のキャッチコピーでした。今日の長~いお題「ある日突然苦み走った大人に変身したアンシストロカクタス属の『玄武玉』」は最後までお読みいただかなければその意味がおわかりにならないかも知れません。^^;



ビジネス文書ではまず結論を書いて、そのあとから理由など並べるのが基本とされていますが、仕事社会から身を引いた私の文章の基本は、”起承転結”、あるいは”時系列”です。お読み下さる方には少々ダルイかもしれません。



で、今日は時系列で。



今日の主役アンシストロカクタスの「玄武玉」は2014年1月にたにさぼ実生倶楽部さんから20粒の種をいただき、16本発芽しました。3月に第一回目の植え替えをしました。他の種類の苗と混植です。意味不明の画像かもしれませんが、意とするところは「発芽直後はごく普通の幼苗であった」というメッセージです。               201403

その年の9月にはこんな姿に育っていました。第二回目の植え替え直後です。小さな球体に白くやや長い刺が目立ちます。数は発芽時から半減しています。               201409

翌年(つまり今年2015年)3月です。201503
今度はフェロカクタスの紅裳竜と同居していますから、3回目の植え替えを経ていることになります。かなり苗ごとの大きさに差が出てきましたが、それなりに育っています。

それから3ヶ月後(6月)です。お隣のフェロカクタスに負けじと大きくなりました。この間、植え替えはしていません。同じ寄せ植え鉢です。                  201506

そして最近の姿(9月)です。7月に4回目の植え替えをして「玄武玉」だけの寄せ植え鉢にしました。             201509
どうです、この変身ぶり。球体は深い緑色に変わり、白かった刺にも赤みが差してきました。さらに疣の上側の稜には白点が出てきました。この凛々しい姿。表現する言葉に困ります。”苦み走った”というか、”玄人受けする”というか、”男前”というか。確かに「玄武玉」の名がピタリと似合っています。



まだ球体の大きさは刺を入れても高さ2cm径1.5cm程度ですが、俄然これから先の成長が楽しみになってきました。

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マグニフィカス群生株

もう何度もこのブログに登場しているエリオカクタス属「マグニフィカス(英冠玉)」です。放っておくとどんどん子を吹いて大きくなってしまうため、出てくる子は見つけ次第掻き落としています。そのため、群生株を構成する各玉は皆大きくなってしまいました。群生株のバランスとしては少し奇異な感じが出てきました。



(角度を変えて撮影しています。)Dscn8416Dscn8417Dscn8419

基本的に温室内のサボテンは定期的に植え替えていますが、この株だけは大きすぎて動かすことができず、少なくともこの5年間は同じ棚の上に置いたままにしています。棚上には砂を敷き詰めていますので、根は鉢底から出て棚のすみずみまで、1m以上にわたり伸び放題です。



同じ棚にはロホホラ類や、牡丹類の鉢を置いていますが、油断するとこれらの鉢底からマグニフィカスの根が上向きに侵入し、用土中の肥料分を横取りしようとします。誠に恐ろしい生命力です。



来春には導入したチェーンブロックを使って植え替えようと思っています。もう少し大きな鉢に植え替え、出てくる子は掻き取らずにさらに一回り大きな群生を目指そうかと企んでいます。が、そのときは同じ棚にある烏羽玉や牡丹類の鉢をすべて取り除かねばなりません。少し気が重いです。一時、群生株をバラすことも考えましたが、もうここまでくればなるようになれ、という気分です。



この群生株を入手したのはもう25年以上前です。2002年頃の姿はこんなでした。まだ大玉は少ないです。                Dscf0043

2009年にはこれぐらいに成長していました。中ぐらいの玉が結構ありました。子は吹くに任せていました。                 Pict0004

毎年6月には平凡極まりない黄色の花を咲かせます。2

大きくなりすぎること以外は極めて平凡で丈夫な、気楽に付き合うことができるサボテンです。マグちゃん、これからもよろしくね♪。



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金鯱大苗の増稜

今年の3月に苦労して植え替えた金鯱の大苗、新しい用土を得てさらに大きさを増しつつあります。大きな苗ゆえに、見た目の成長は定かではありませんが稜の数を増してきた苗が一本ありましたのでそれを手がかりにして、時系列で3月からの成長を追ってみましょう。



【3月】植え替え直後です。    1

【5月】 (3月の画像とは90°ずれた方向から撮影しています。以下の画像はこれと同じ方向からの撮影です。) 植え替えから2ヶ月経過し気温も上昇してきたことから、成長にはずみがついてきました。時計の針に見立てて、6時過ぎのあたりに増稜の兆候らしきものが見えます。Photo

【6月】 増稜がはっきりとしてきました。Photo_3

【7月】 増稜した部分がさらに下方向に伸びています。Photo_4

【8月】 さらに伸びました。   Photo_5

【9月】 5月に最初に増稜が確認された頃の画像と比べると、新たな稜の先端が球体の下方向にかなり伸びていることがわかります。実際の長さは4cm程度です。



Photo_6

他の金鯱は増稜がありませんので、成長点近傍の綿毛が増えたり新しくなったりしたことで成長しているなと想像するしかありません。



彼らの成長を本当に実感するのは、次の植え替えの時でしょうね。


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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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