去る2017年4月4日に、Arab・Japan・Day(アラブ・ジャパン・デー)レセプションが帝国ホテル東京で開催されました。
北アフリカ研究センターからは、センター長の中嶋教授、礒田教授、上山助教が参加し、アラブ各国の大使館関係者等と交流をしました。当日は、安倍首相の挨拶もありました。
去る2017年4月4日に、Arab・Japan・Day(アラブ・ジャパン・デー)レセプションが帝国ホテル東京で開催されました。
北アフリカ研究センターからは、センター長の中嶋教授、礒田教授、上山助教が参加し、アラブ各国の大使館関係者等と交流をしました。当日は、安倍首相の挨拶もありました。
2017年1月23日(月)客員共同研究員の宮崎久美子教授(東工大)がARENAを訪問されました。宮崎先生が、研究で訪問されたアルジェリアの絵をお書きになり、葉書大に印刷したものを寄付してくださいました。
平成28年度公開講座「中東・北アフリカの今を知ろう」を下記の日程で開催いたしました。
第一回目 平成28年11月10日(木) 18:15-20-15
第二回目 平成28年11月17日(木) 18:15-20-15
会場 スチューデント・コモンズ
11月10日に開催された一回目の講座では、人文社会系所属の柏木健一(准教授)とビジネスサイエンス系所属の上山一(助教)が中東・北アフリカの政治・経済・社会の現状について講演を行いました。
まず、上山助教が中東・北アフリカの概要(地理、人種、宗教、経済など)について解説を行い、次に、柏木准教授が中東・北アフリカの経済構造について解説を行いました。特に、2011年に起きた「アラブの春(アラブ革命)」の社会的背景やその影響について詳解しました。
11月17日に開催された二回目の講座では、筑波大学に在籍する中東・北アフリカ出身(エジプト、チュニジア、アルジェリア、モロッコ)の留学生5人からそれぞれ、
・自己紹介
・日本に来た目的と勉強したいこと
・日本での生活と本国での生活の違い
・将来期待すること
上記の内容でお話しをしていただきました。その後、中東・北アフリカと日本との間の社会・文化・生活様式の違い等について、留学生、教員、受講者との対話を通じ、議論を行いました。
【講義の様子はこちら】
MENA Weekとは、2015年からスタートした筑波大学の学生が主体で開催するMENA(Middle East and North Africa)地域の文化イベントです。
約一週間(2016/11/16-2016/11/23)にわたり、料理や音楽、ファッションなどMENA地域の様々な文化を体験できるイベントを開催しています。
会場の様子(2016/11/17)スチューデント・コモンズ
平成28年度公開講座「中東・北アフリカの今を知ろう」を下記の日程で開催しております。
第一回目 平成28年11月10日(木) 18:15-20-15(終了しました)
第二回目 平成28年11月17日(木) 18:15-20-15
会場 スチューデント・コモンズ
「中東・北アフリカ」と聞いて、日本人がまず思い浮かべるのは、テロ、内戦、難民など、危険なイメージばかりではないでしょうか?しかし、現地で暮らす人々は、日本で生きるわたしたちと同じように、日々、家族や友人と語らい、いろいろなことに喜び、怒り、哀しみ、楽しみながら、日常を生きています。本公開講座では、筑波大学に在籍する中東・北アフリカ出身の学生と中東・北アフリカを研究対象とする教員により、インターネットやテレビ、書籍からは見えてこない中東・北アフリカの生の姿を学内外の方々にお伝えします。
本講座の形式は、中東・北アフリカの政治・経済・社会を専門とする教員による講義を基本としています。第二回目の講義では、留学生による生の声を聞きくことで、現地に関する知識と体験の両面を受講者に提供いたします。
※受講の申し込み受付は、すでに締め切っておりますが、当日聴講いただくことは可能です。
MENA Week は筑波大生を中心としたMENA(Middle East andNorth Africa)地域の文化紹介イベントです。
約一週間にわたり、料理や音楽、ファッションなど、MENA地域の様々な文化を体験できるイベントを開催しています。
詳細は下記のホームページをご覧ください。
MENA WEEK 2016
2015年11月11日(水)から、MENA Week(中東・北アフリカ週間)が開催されております。18日(水)が最終日となっておりますので、興味のある方はお気軽に、スチューデント・コモンズにお立ち寄りください。18日の予定はこちら
■11/17(火)第7日目、は下記のスケジュールで開催されました。
10:00-12:30 中東・北アフリカ学生による母国照会
13:00-17:30 中東・北アフリカ映画上映会
18:30-20:00 アラビア語入門-右から名前を書いてみよう。
■MENA Week(中東・北アフリカ週間)■
(第57回文部科学省「教育・文化週間」関連行事)
【期間】2015年11月11日(水)~11月18日(水)
【趣旨】みなさんは「中東・北アフリカ」(MENA:Middle East and North Africa)と聞いて何を思い浮かべますか?
テロ、内戦、難民など、危険なイメージばかりが先行するかもしれません。しかし、現地で暮らす人々は、日本で生きるわたしたちと同じように、家族や友人と語らい、いろいろなことに喜び、怒り、哀しみ、楽しみながら、日々、生活しています。
MENA Weekは、中東・北アフリカ圏出身学生、日本人学生、関係教職員の協働によるさまざまなイベントを通じ、インターネットやテレビ、本かからは見えてこない中東・北アフリカの姿を伝えていきます。
開催期間中は、運営学生が会場に常駐しているので、実際にコミュニケーションしながら理解を深めることができるのも魅力です。
【主催】筑波大学北アフリカ研究センター
【共催】グローバル・コモンズ機構/チュニスオフィス/西アジア文明研究センター/グローバルコミュニケーション教育センター(CEGLOC)地域研究イノベーション学位プログラム(ASIP)/比較文化学類
■11/11(水) 【会場】筑波大学スチューデント・コモンズ(アクセス)
13:00 オープニング
13:10-14:45 中東・北アフリカ学生による母国紹介―イエメン他
15:00-16:30 サウジアラビア大使館によるレクチャー
16:45-19:00
アラビア語と現地文化を知るための研修
「フルサ・サイーダプログラムモロッココース」
帰国報告会/モロッコ大使館によるレクチャー
【会場】筑波大学スープファクトリー(スチューデント・コモンズ横)
18:30-20:30 MENAWeek 修了記念ハラールフードパーティ
【会費2500円・要事前申込】
申込先アドレス:menaweek(アットマーク)gmail.com
※(アットマーク)を@に変えてください。
●筑波大学スチューデント・コモンズへのACCESS
お車でお越しの場合
学園東大通り(県道55号線)→「筑波大学中央入口」交差点入る→「本部棟南駐車場」利用
バスでお越しの場合
つくばエクスプレスつくば駅6番バス乗り場
・筑波大学循環左回り→「大学公園前」下車
・筑波大学循環右回りまたは大学中央→「第1エリア」下車
■お問い合せ先
筑波大学北アフリカ研究センター(arena(アットマーク)un.tsukuba.ac.jp)
※(アットマーク)を@に変えてください。
問い合わせの件名は「MENA Weekについての問い合わせ」とし、ご自身のお名前とメールアドレス
をメール本文末尾に必ず記載してください。
本センター(ARENA)は、地中海からサハラ砂漠にいたるエジプト、リビア、チュニジア、アルジェリア、モロッコ及びモーリタニアの国々を対象として、北アフリカ地域がもつユニークで多様な可能性及び我が国の進んだ科学技術とを有機的に連携させ、文理融合型の総合研究を推進することを目的として、平成16年に設立され、昨年、設立10周年を迎えました。これを機に、これまでのARENAでの研究成果と今後の展望を広く学内外、国内外に発信するため、10周年記念事業の一環として、Nova Science Publisher社から論文集「Sustainable North African Society: Exploring Seeds and Resources for Innovation」を刊行しました。
概要:
去る2014年2月7日、筑波大学大学会館国際会議室において、北アフリカ研究センター特別セミナー「北アフリカ・地中海地域におけるシーズ開発によるイノベーション拠点の確立」(主催:筑波大学北アフリカ研究センター、後援:アルジェリア大使館・エジプト大使館、フランス大使館、ヨルダン大使館、リビア大使館、モロッコ大使館、チュニジア大使館) が開催されました。本セミナーには、基調講演者としてJST(独立行政法人科学技術振興機構)顧問、講演者として7か国からの研究者、来賓として7か国の駐日大使館関係者や元駐北アフリカ・地中海諸国日本大使の方々においでいただきました。また、放送大学学園理事長、JIRCAS(独立行政法人国際農林水産業研究センター)監事、NIMS(独立行政法人物質・材料研究機構)監査をはじめとする研究機関の方々、アサヒグループホールディングス、リコー、北海道フード特区機構等の企業の方々、NHK、日本経済新聞といったメディアの方々、そして本学の副学長、病院長、教職員、学生を合わせ、総計116名の方々にご参加いただきました。
<プログラム>
開会挨拶: 永田恭介 筑波大学長
来賓挨拶:
シド・アリ・ケトランジェ大使(アルジェリア)
サミール・アルール大使(モロッコ)
ディマイ・ハダッド大使(ヨルダン)
ファルハッド・クリフ大使(チュニジア)
モハメド・M・O・ミラード臨時代理大使(リビア)
モハメド ・エルシャルカウィ文化参事官(エジプト)
ベルトゥラン・フォール文化参事官(フランス)
基調講演:
相澤益男 独立行政法人科学技術振興機構顧問
前 内閣府総合科学技術会議常勤議員
元 東京工業大学長による基調講演
講演:
サイード・ワタール ハッサンII世農獣医大学長(モロッコ)
アブドゥッラー・I・フサイン・マルカウィ ヨルダン科学技術大学長(ヨルダン)
ベレズーグ・ベルグメン サイダ大学長(アルジェリア)
アリ・ムティラウィ スース大学医学部長(チュニジア)
アラア・エル=サーデク アラブ世界若手研究者協会長(エジプト)
ハテム・ムフタフ ザウィア大学工学部長(リビア)
ピエール・ブロン ボルドー政治学院教授(フランス)
閉会挨拶:
サラーフ・ハンナシ元チュニジア大使
礒田博子 北アフリカ研究センター長
(司会:北アフリカ研究センター 岩崎真紀 助教)
各機関の活動の現状と課題や各研究分野における研究状況、日本及び北アフリカ・地中海諸国との交流状況や展望等についての講演がなされると、会場では活発な議論がなされました。
セミナーに先立ち、7か国からの招聘者とともに、それぞれの出身国の駐日大使を表敬訪問いたしました。また、セミナー当日の午前中には、チュニジア大使、フランス大使館文化参事官がそれぞれ本学の永田学長と会談を行いました。また、チュニジア大使と本学に留学中のチュニジア人学生との昼食懇談会も開催されました。本懇談会ではチュニジア大使館よりチュニジア料理が供され、留学生たちは母国の料理を大変喜んでいました。また、大使と学生のあいだでは、活発な意見交換も交わされました。
セミナー終了後は、2日間にわたりスタディ・ツアーを催行し、招聘者に日本の製造技術や伝統文化の現場を紹介しました。
2014年は北アフリカ研究センター設立10年目にあたります。それにともない、弊センターでは、本年度から来年度にかけて一連の記念行事を予定しております。本セミナーはその一環として開催されました。また、本セミナーは筑波大学40+101周年記念冠事業としても認定されております。本セミナーで得られた今後の教育研究活動の指針をもとに、北アフリカ研究センターは今後一層北アフリカ・地中海諸国との学術交流の発展に寄与することを目指します。
2013年11月12日(火)、大学会館・特別会議室でグローバルコモンズ機構、留学生センター、人文社会系グローバル人材育成教育プログラム主催の「2013 海外留学フェア」が開催されました。北アフリカ研究センター(ARENA)は北アフリカ・地中海事務所(CANMRE)、海外大学共同利用事務所(BUTUJ)と共同で出展し、来場した学生に北アフリカ・地中海地域の協定校や短期研修プログラムに関する留学情報を提供しました。
北アフリカ・地中海地域ブースには各協定校の連絡調整責任者の教員が顔をそろえ留学を志望する学生の疑問・質問に答えました。その他、今夏にチュニジアのブルギバスクールでの短期研修プログラムに参加した学生も駆けつけ、同校の留学体験を後輩たちに熱心に語ってくれたほか、協定校であるアインシャムス大学から短期留学しているエジプト人留学生が多くの写真を用いて母国や母校の魅力を紹介しました。
また、セミナースピーカーとして来学した駐日米国大使館副領事のピーター・デイビス氏が当ブースを訪れ、以前の赴任国であったチュニジアの話に花を咲かせる一幕もありました。
ブースにはほぼ終日客足が途絶えることなく合計で23名の学生や教職員が訪れ、改めて同地域への関心の高さを感じる一日となりました。
2013年11月1日、在京アルジェリア大使館主催による建国記念レセプションが都内の大使公邸にて開催され、北アフリカ研究センター教員が参加しました。
レセプションには、国会議員をはじめとして各国の大使館関係者、ビジネス関係者等、多数の参加があり盛況でした。
筑波大学が市民向けに行っている公開講座事業の一環として、北アフリカ研究センターでは10月3日および10月10日に「日本の技術と北アフリカの太陽光と砂で世界の電力問題に挑む」と題して一般の方向けの講座を開催しました。
10月3日に実施された1回目の講座では「北アフリカにおける太陽光発電」というタイトルで北アフリカ研究センター・鯉沼秀臣客員教授が講演を行いました。(1)エネルギーとは何か?、(2)生命はモノか?、(3)未来のエネルギーをどうしたらよいか?という根源的な問いから講義をはじめ、鯉沼教授がアルジェリアとの共同プロジェクトとして推進しているサハラ砂漠の無尽蔵の太陽光エネルギーと砂を活用して不毛の地を一大電力供給基地にしようという「サハラ・ソーラー・ブリーダー計画」を紹介。砂から取れるシリコンの精製に関する最新研究などについて実際のサンプルを示しながら解説を行いました。
10月10日に実施された2回目の講座では「太陽電池を薄く作る最新技術」というタイトルで数理物質系の末益 崇教授が講演を行いました。太陽から届く光エネルギーの話を導入に、太陽電池の種類や仕組みを解説。一般的な単結晶シリコンではなく多結晶シリコンを用いて厚さ数μmの薄膜太陽電池を精製・製造する最新技術に話題を展開し、講座後半では教室に持ち込んだ実物の多結晶シリコン太陽電池に実際に触れて材料工学に親しんでいただきました。
北アフリカ研究センターでは下記のとおり公開講座を開講いたします。学生、一般の方々にも聴講いただける内容となっております。皆さまの奮ってのご参加をお待ちしております。
公開講座名:
「日本の技術と北アフリカの太陽光と砂で世界の電力問題に挑む」
講座内容:
10月 3日(木)17:00~18:00「北アフリカにおける太陽光発電」
(講師:北アフリカ研究センター 客員教授 鯉沼秀臣)
10月10日(木)17:00~18:00「太陽電池を薄く作る最新技術」
(講師:数理物質系 教授 末益 崇)
講座の目的:
東日本大震災による原発事故以降、日本でも再生可能エネルギーが脚光を浴びるようになりました。今、北アフリカ地域では、日本の技術によってサハラ砂漠の無尽蔵の太陽光エネルギーと砂を活用して不毛の地を一大電力供給基地にしようという研究が行われています。さらに地球規模の直流超伝導送電網を整備することで、作った電気を世界中に運ぶことも考えられています。
また、これまで太陽光発電の鍵となる太陽電池の材料「シリコン」の膜は光を吸収するためにある程度の厚さが必要とされていました。これを厚さ数μmで作る最新の技術も紹介します。
日本と北アフリカが手に手を取って世界を救う、壮大な未来地図の話を聞きに来ませんか?
講習料: 無料
下記サイトから事前申込みいたしますと「受講証明書」が発行されます。
(氏名・住所・電話番号等の入力が必要です。締切:9月18日(水)10月2日(水)まで延長になりました。当日の参加も受け付けます。)
筑波大学公開講座管理システム
なお、当日参加も大歓迎です。お気軽にお越しください。
2013年2月26日(火)、筑波大学北アフリカ研究センター、北アフリカ・地中海事務所共催による特別セミナーを開催いたしました。
チュニジアからHamed Ben Dhia氏(スファックス大学)、Jamila Tarhouni氏(国立チュニジア農業学院)、アルジェリアからAmine Boudghene Stambouli氏(オラン科学技術大学)、山口浩氏( 産業技術総合研究所)を講演者としてお招きし、「北アフリカにおけるイノベーション創出を目指した水・エネルギー資源の高度利用」と題して行われました。
セミナーは、駐日チュニジア共和国Elyes Kasri大使および駐日モロッコ王国Lahoucine RAHMOUNI参事官のオープニング・リマークにより始まり、学内外から48人が参加。北アフリカ諸国における水資源やエネルギー資源の開発・利用状況と、持続可能な資源開発や高度利用に向けた取組について、研究報告がされました。また、日本のエネルギー政策の現状と展望についても報告がありました。会場参加者からの議論も活発に行われ、北アフリカ諸国と日本のイノベーション創出に向けた研究協力体制の強化が期待されます。
第55回ARENA定期セミナーを下記のとおり開催しました。
■ 日時:
2012年12月6日(木) 17:30-19:00
■ 場所:
共同研究棟A303(ARENA会議室)
■ 講演者:
渡邊 祥子 氏
(日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所 地域研究センター 中東研究
グループ 研究員)
■ 課題:
「アルジェリア・ウラマー協会におけるイスラームと政治」
■講演要旨:
公的領域を監督する国家から、私事化された宗教が分離される政教分離モデルは、近代国家の理念の一つであると考えられてきた。しかしながら、実際には宗教と国家の関係は地域によって多様であり、近代におけるその再定義の過程には、宗教側の人々も関わっていた。本報告では、植民地時代の アルジェリアにおける在野のウラマー(イスラーム知識人)の団体、アルジェリア・ウラマー協会(1931年創設)を事例に、 イスラームと政治の関係についての彼らの思想を読み解き、 アルジェリアの政教関係史におけるその意義を展望する。
アルジェリア国営放送ENTVの「Canal Algérie」というチャンネルで「東方の輝き」と題した特集番組が組まれ、日本の伝統文化や日本で活躍するアルジェリアに縁の深い人々が紹介されました。
この番組の中で、北アフリカ研究センターの共同研究員である青柳悦子教授(筑波大学・人文社会系)がアルジェリア文学の研究者として取り上げられ、アルジェリア文学の可能性とその記念碑的始祖となる作品『Le Fils du pauvre(貧者の息子)』(ムールード・フェラウン)の研究についてお話しをされました。
アルジェリア国営放送ENTVに北アフリカ研究センター共同研究員・青柳悦子教授が出演 はコメントを受け付けていません
カテゴリー: 03 活動, 04 メディアでの紹介, 84 アルジェリア
第54回ARENA定期セミナーを下記のとおり開催しました。
日時(Date&Time):2012年10月18日(木)18:00-19:30
場所(Place): 共同研究棟A303(Room 303, Joint Research Build. A)
講演者(Speaker): 石川 清子 氏 [静岡文化芸術大学 文化政策学部,教授]
講演タイトル(Title): 「ドラクロワ『アルジェの女たち』の変容―フランスから
アルジェリアへ―」
詳細はこちらへ→ 第54回定期セミナーポスター
第54回ARENA定期セミナーを下記のとおり開催いたします。
日時(Date&Time):2012年10月18日(木)18:00-19:30
場所(Place): 共同研究棟A303(Room 303, Joint Research Build. A)
講演者(Speaker): 石川 清子 氏 [静岡文化芸術大学 文化政策学部,教授]
講演タイトル(Title): 「ドラクロワ『アルジェの女たち』の変容―フランスからアルジェリアへ―」
詳細はこちらへ→第54回定期セミナーポスター
アルジェリア大使館より「アルジェリア国立アンダルシア楽団の夕べ」公演への招待を受け、北アフリカ研究センターから教職員が参加しました。この公演はアルジェリア独立50周年およびアルジェリア日本国交樹立50周年を記念してアルジェリア大使館が主催し、2012年7月4日に東京都大田区民プラザホールで行われたものです。
イベリア半島におけるレコンキスタにより15世紀にジブラルタル海峡を渡った「アンダルシア音楽(別名アラブ・アンダルシア音楽)」は、マグレブ地方において独自の発展を遂げ、アルジェリアの近代音楽にも大きな影響を与えている文化遺産です。
2012年5月17日に行われた第2 回アルジェリア・日本学術シンポジウムの参加者である筑波大学数理物質系の鈴木義和先生が、今回のアルジェリア渡航のレポートをお書きになってます。会議の白熱した様子やアルジェリア人研究者との交流、またアルジェリアの風景など、多岐にわたってレポートされています。その一部をこちらで紹介いたします。
(以下、鈴木研究室HPより許可を得て一部転載。)
1.はじめに
アルジェリアといえば、皆さんは何を思い起こすだろうか。サハラ砂漠、フランスの旧植民地、アラブ・マグレブ連邦、アルベール・カミュの「異邦人」、豊富な天然資源etc…。実際のところ、北アフリカ諸国のなかでは、エジプトやモロッコほど知名度が高いとはいえず、著者にとってもエキゾチックな国のひとつである。そんなアルジェリアに、「鈴木さん、ひとつ行ってみませんか?」と声をかけて頂いたのが2012 年3 月末のことだった。・・・
2.渡航準備
・・・上にも少し書いたように、アルジェリア入国にはビザが必要である。学会・研究集会などの文化活動での入国は、「文化ビザ」を取得することになる。数は少ないものの、アルジェリアに関するガイドブックも市販されており、「美しきアルジェリア」(大塚雅貴・ダイヤモンド社)、「アルジェリアを知るための62 章」(私市正年・明石書店)の2 冊は非常に役立った。
3.いざ、アルジェリア・オランへ
・・・さて、いよいよ、オランに出発である。やや古さは感じるものの、特に機体も問題ない。フライト時間も2 時間半と短く、「地中海をはさんで、マルセイユの少し先」、といった風情である。(乗り継ぎも含めて)日本からはかなり遠いアルジェリアであるが、ヨーロッパ人からすれば北アフリカはまさに「隣国」。途中ちょっとした問題があったものの8、うとうとしている間にオランに到着した。北アフリカでは夏時間は採用されていないため、時計を1 時間戻す。日本との時差は8 時間で、ちょうど夕方の4 時頃である。つくばセンターを出発してから32 時間後のことであった。
オラン空港には筑波大学北アフリカ・地中海事務所の八幡さんと北アフリカ―センターの上山さんが出迎えにきて下さっていた。有り難い限りである。
4.アジア・アラブ持続可能エネルギーフォーラム
・・・エネルギーフォーラムの中心課題はやはりSSB 計画であり、サハラ砂漠の砂を太陽電池用シリコンに精製するといった発表も数多く行われた。15、16 日のこの会議は、メイン会場のみで行われる形式であり、初日は遅れを取り戻すために休憩なしで15:00 までぶっ続けというハードなものとなった。筆者の発表は約90 分遅れで19:30 頃の開始となったが、気合を入れなおして、TiO2 ナノ材料を用いた太陽電池についての研究成果を紹介した。・・・
5.アルジェリア・日本学術会議
・・・Energy & Environment のセッションにはSSB の関係者も多く、15、16 日に引き続いて熱い議論が交わされた。あまりにも激しい議論となったため、一部打ち切らざるを得なかったほどである。英語オフィシャルのシンポジウムという建前であったものの、フランス語が当然のように飛び交い(さすがにアラビア語での議論はなかったが)、まさに国際会議という数時間であった。
・・・会議終盤、Closing remarks を待つ間、オラン科学技術大学の学生さんたちと色々話をすることができた。筑波大学に興味を持つ学生も多く、彼らのうちの何人かが、近いうちに留学生として来日することもあり得そうである。
最終日には、USTO のご厚意で、アルジェリアの文化遺産(トレムセン遺跡)へのエクスカーションも企画していただき、学術面・文化面ともにアルジェリアへの理解を深めることができる貴重な経験となった。
(鈴木研究室HPで詳しく読むことができます。)
2012年5月17日(木)、第2回アルジェリア・日本学術シンポジウムがアルジェリア民主人民共和国、オラン市のオラン科学技術大学(University of Sciences and Technology of Oran Mohamed Boudiaf)で開催されました。
このシンポジウムは「先端科学による持続的社会の構築」をテーマに掲げ、筑波大学とオラン工科大学の共催で行われました。日本からの発表者18名、アルジェリアからの発表者31名に加え、当日の来場者をあわせると総勢150名ほどが参加しました。
シンポジウムはアルジェリア側実行委員長のAmine Boudghene STAMBOULI教授(オラン科学技術大学)の開会の挨拶にはじまり、前開催校ホウアリ・ブーメディエン科学技術大学のBenali BENZAGHOU 学長、現開催校オラン科学技術大学のAicha DERDOUR 学長、川田司在アルジェリア日本国特命全権大使、日本側実行委員長である礒田博子教授(筑波大学CANMRE所長)、オラン州知事、アルジェリア高等教育・科学研究省協力局局長、アルジェリア外務省代表者による来賓挨拶で幕を開け、ついでAicha DERDOUR 学長、鯉沼秀臣筑波大学客員教授による基調講演が行われました。
シンポジウムのセッションは食料と農業(バイオサイエンス)、環境・エネルギー科学、経済・人文社会科学の3部に分かれ、それぞれの会場で午前・午後ともに継続した議論を続けました。
A部会(食料と農業)では、Meriem KAID-HARCHE(オラン科学技術大学)、藤村達人(筑波大学)、Abdelkarim KHALDI(オラン科学技術大学)、礒田博子(筑波大学)、Abderrezak BENHABIB(トレムセン大学)、L.NEDDAR BAHLOULI(モスタガネム大学)、中嶋光敏(筑波大学)、Ammara BEKKOUCHE(オラン科学技術大学)、Moulay Idriss HASSANI(オラン大学)が研究を紹介しました。
B部会(環境・エネルギー科学)では、Lamine KADI(モスタガネム大学)、田瀬則雄(筑波大学名誉教授)、Samir FLAZI(オラン科学技術大学)、入江光輝(筑波大学)、Mohamed SENOUCI(水文気象研究所、オラン)、鈴木義和(筑波大学)、Mokhar ZERDALI(オラン科学技術大学)、山本洋平(筑波大学)、Miloud YAHIA(サイーダ大学)、北村陽慈郎(アラブ経済研究所)、Senouci BENABBOU(オラン大学)が研究を紹介しました。
C部会(経済・人文社会科学)では、江口隆裕(筑波大学)、Mourad KAHLOULA(オラン大学)、松原康介(筑波大学)、Aziz BELKHATIR(パリ北大学)、Geva Herrad HESELHAUS(筑波大学)、青柳悦子(筑波大学)、Ali TAHIR(オラン科学技術大学)、外山健二(常磐大学)、Driss REGUIEG-ISSAAD(オラン大学)、石川清子(静岡文化芸術大学)、鷲見朗子(京都ノートルダム女子大学)、Ramdane KHEIREDDINE(オラン大学)が研究を発表しました。
各部会とも研究者による発表、ディスカッションが活発になされ、立ち見が出るほど盛況でした。また今回のシンポジウムでは上山一(筑波大学)、内田涼太郎(筑波大学)をはじめとして14のポスター発表があり、広く学術交流の場がもたれました。最後にSTAMBOULI教授と、日本側実行委員長中嶋光敏教授(筑波大学ARENAセンター長)からの挨拶でシンポジウムは閉会しました。
翌日はオラン南西の古都トレムセンへのツアーが組まれ、ローマ時代の遺跡やモスクなど、アルジェリアの文化と歴史に触れました。
2nd Algeria-Japan Academic Symposium –Sustainable Society through Advanced Sciences, organized by University of Sciences and Technology of Oran Mohamed Boudiaf and University of Tsukuba was held on Thursday May 17th, 2012 at University of Sciences and Technology of Oran Mohamed Boudiaf (USTO), Algeria. Approximately 150 participants consisting of 18 Japanese presenters and 31 Algerian presenters joined the Symposium including attending visitors.
The Academic Symposium started up with opening remark by Prof. Amine Boudghene STAMBOULI (USTO), the general chair of the symposium on Algeria side, and followed by remarks by Prof. Benali BENZAGHOU, the rector of the University of Science and Technology Houari Boumedienne in which the last Algeria-Japan Academic Conference was held on 2010, Prof.Aicha DERDOUR, the rector of the USTO, H.E. Tsukasa KAWADA, Ambassodar of Japan, Prof. Hiroko ISODA (University of Tsukuba), the general chair of the symposium on Japan side, the Governor of Oran, the Director of cooperation at Ministry of higher Education and Scientific Research of Algeria, and by the representative of Foreign Ministry of Algeria. Prof. Aicha DERDOUR and Prof.Hideomi KOINUMA (University of Tsukuba) gave plenary lectures.
The symposium had three sessions entitled “Food and Agriculture (Bioscience)” , “Energy and Environment” and “Economy, Humanities and Social Sciences”. Each session could have consecutive discussion following the subjects. In the session A (Food and Agriculture), results of researches were presented by Meriem KAID-HARCHE (USTO), Tatsuhito FUJIMURA (University of Tsukuba), Abdelkarim KHALDI (USTO), Hiroko ISODA (University of Tsukuba), Abderrezak BENHABIB (Tlemcen University), L.NEDDAR BAHLOULI (University of Mostaganem), Mitsutoshi NAKAJIMA (University of Tsukuba), Ammara BEKKOUCHE (USTO)and by Moulay Idriss HASSANI (University of Oran).
In the session B (Energy and Environment), results of researches were presented by Lamine KADI (University of Mostaganem), Norio TASE (Professor emeritus of University of Tsukuba), Samir FLAZI (USTO), Mitsuteru IRIE (University of Tsukuba), Mohamed SENOUCI (Hydrometeorological Institute for Training and Research, Oran), Yoshikazu SUZUKI (University of Tsukuba), Mokhar ZERDALI (USTO), Yohei YAMAMOTO (University of Tsukuba), Miloud YAHIA (University of Sai”da), Yojiro KITAMURA (Institute for Arab Economies Research) and by Senouci BENABBOU (University of Oran).
In the session C (Economy, Humanities and Social Sciences) results of researches were presented by Takehiro EGUCHI (University of Tsukuba), Mourad KAHLOULA (University of Oran), Kosuke MATSUBARA (University of Tsukuba), Aziz BELKHATIR (University Paris North), Geva Herrad HESELHAUS (University of Tsukuba), Etsuko AOYAGI (University of Tsukuba), Ali TAHIR (USTO), Kenji TOYAMA (Tokiwa University), Driss REGUIEG-ISSAAD (University of Oran), Kiyoko ISHIKAWA (Shizuoka University of Art and Culture), Akiko SUMI (Kyoto Notre Dame University) and by Ramdane KHEIREDDINE (University of Oran).
On 17th, May the 2nd Algeria -Japan Academic Symposium will be held at University of Sciences and Technology of Oran MB in Oran, Algeria.
来る5月17日、第2回アルジェリア・日本学術シンポジウムがアルジェリアのオラン工科大学(オラン市)において開催されます。また5月15、16日には、第二回アジア・アラブ持続可能エネルギーフォーラムが同じオラン工科大学で開催されます。
“The 2nd Algeria-Japan Academic Symposium”.
– Sustainable Society through Advanced Sciences”
第2回アルジェリア・日本学術シンポジウム
先端科学による持続的社会の構築
Organizers and Partners / 主催者
University of Sciences and Technology of Oran, Algeria
CANMRE and ARENA, University of Tsukuba, Japan
アルジェリア・オラン工科大学・筑波大学CANMRE・ARENA
Sponsorship / 後援者
Embassy of Algeria in Japan 在日本アルジェリア大使館後援
Embassy of Japan in Algeria 在アルジェリア日本大使館後援
Date / 日時
May 17, 2012; 2012年5月17日
Venue / 開催場所
University of Sciences and Technology of Oran Mohamed Boudiaf (USTO-MB), Oran, Algeria
オラン工科大学、オラン市、アルジェリア
Symposium sessions / シンポジウムセッション
. Food and agriculture (Bioscience); 食料と農業(バイオサイエンス)
. Environment and energy sciences; 環境・エネルギー科学
. Economy, social sciences and humanity; 経済、人文社会科学
General Chairs
Prof. A. Boudghene Stambouli (USTO-MB)
Prof. H. Isoda (CANMRE, University of Tsukuba)
Prof. M. Nakajima (ARENA, University of Tsukuba)
queries or remarks / お問い合わせcanmre@un.tsukuba.ac.jp
また、2AASEF(2nd Asia-Arab Sustainable Energy Forum)に付きましては、下記のWebサイトをご覧ください。
平成22年度 JSPSアジア・アフリカ学術基盤形成事業「北アフリカ有用植物の高度利用による地域開発を目指した文理融合型学術基盤形成事業」報告論文集 “Establishment of Integrative Research Base by Humanities and Sciences on Valorization of Useful Plants for Regional Development in North Africa I” を北アフリカ研究センターにて刊行しました。報告論文集(表紙・目次)はこちら:AA EIRBHS I
アルジェリアにおいて,第1回アルジェリア・日本学術セミナーを開催しました。
2010年11月8日- 11月9日
ホウアリ・ブーメディエン工科大学(アルジェリア)との国際交流協定締結
チュニジア・アルジェリア現地調査
2009年9月26日~10月10日
塩尻和子特任教授のインタビュー記事 (邦題 「宗教は寛容さを教える」) がアルジェリアの新聞 L’Expression紙 に掲載
塩尻和子特任教授のインタビュー記事アルジェリアの新聞に掲載 はコメントを受け付けていません
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