10日ほど前には,鴨や白鳥が群れていたのに,姿がすっかり見えなくなりました。
伸びた枝の剪定や山野草の鉢の植え替えをしている老人ですが,作業の前に,このところ聞いているソニー・ロリンズを聞きました。

ソニー・ロリンズts レイ・ブラウンb シェリー・マンds 1957.3.7ロサンゼルス録音(コンテンポラリー) プロデューサー:レスター・ケーニッヒ 録音エンジニア:ロイ・デュナン
プロデューサーと録音エンジニアの名を挙げたのは,50年前からコンテンポラリーの音の良さを知っており,2人の名前も記憶していたからです。ジャケットのクレジットを見て昔が蘇ってきました。
私にはこのLPがなく,CDで聞いていますが,音が良いに尽きます。大御所ルディ・ヴァン・ゲルダーとは一味違って柔らかで音の広がりがあります。
ロリンズはニューヨークの人で,これが最初の西海岸での録音のようです。このタイトルはそのような事情からつけられたものかな?
ジャケット写真は,カウボーイ姿のロリンズがライフルをサックスに持ち替えています。
相変わらずロリンズの豪放なテナーサックスが鳴りわたりますが,レイ・ブラウンのベースが堂々と渡り合い,シェリー・マンのドラムスが絶妙です。
西部劇に出てきそうなユーモラスな曲にシェリー・マンの馬のヒズメの音が和ませてくれます。
ソニー・ロリンズの傑作録音の一つだと思います。