
ペットシッターは飼い主の代わりに犬や猫の世話をする仕事です。ペットが家族の一員として可愛がられるようになったことで、新しく登場した職業です。
犬や猫が好きで、「ペットシッターになりたい!」という人もいらっしゃるでしょう。
そこで今回はペットシッターになる方法を解説します。仕事内容や収入だけでなく、必要な資格やおすすめの通信講座も紹介します。
犬や猫に関わる仕事がしたい人は、参考にしてください。
◆ 目次
・ペットシッターの仕事とは?
・ペットシッターの仕事内容
・ペットシッターの給料と収入
・ペットシッターの年収は?
・ペットシッターになる方法
・動物取扱業の登録が必要
・愛玩動物飼養管理士
・自分の専門分野を決めよう
・ペットシッター資格を取得する方法
・資格は必要?
・資格を取得する方法
・おすすめのペットシッター通信講座
・日本愛玩動物協会
・ヒューマンアカデミー
・ペットシッターの仕事とは?
・ペットシッターの仕事内容
・ペットシッターの給料と収入
・ペットシッターの年収は?
・ペットシッターになる方法
・動物取扱業の登録が必要
・愛玩動物飼養管理士
・自分の専門分野を決めよう
・ペットシッター資格を取得する方法
・資格は必要?
・資格を取得する方法
・おすすめのペットシッター通信講座
・日本愛玩動物協会
・ヒューマンアカデミー
ペットシッターの仕事とは?
ペットシッターの仕事は依頼人の家に訪問し、飼い主の代わりにペットの世話をすることです。
いかにペットが家族の一員として愛されているといっても、仕事や旅行などで面倒を見られないことがあります。そんな時、飼い主の代わりに犬や猫の世話をするのが、ペットシッターです。
主な仕事は、食餌やトイレの世話、清掃、散歩、遊び相手になる、などです。
ペットがストレスなく、普段と同じように暮らせるよう努めることが、ペットシッターの役割になります。そのため細かい仕事内容は、各家庭によって異なります。
食餌や散歩も各家庭のやり方に合わせて行う必要があるわけです。
ペットシッターの仕事には、柔軟性と機転が求められます。
適切に仕事を行うためには、事前の打ち合わせが大切になります。飼い主さんとしっかりコミュニケーションを取ることも、ペットシッターの大切な仕事の一つになります。
ペットシッターになるにはペットの知識だけでなく、コミュニケーション能力も必要です。
ペットシッターの仕事内容
・ペットのエサやり
・トイレや部屋の清掃
・散歩に連れていく
・遊び相手になる
・飼い主さんに連絡・報告
・トイレや部屋の清掃
・散歩に連れていく
・遊び相手になる
・飼い主さんに連絡・報告
飼い主が出張や旅行で家を空ける場合、飼い主に連絡や報告をすることも、ペットシッターの大切な仕事です。愛犬や愛猫が元気でいることを連絡し、安心してもらうためです。
最近は音声やメールだけでなく、スマホで写真や動画を撮影することが多いです。
言葉や文字だけでなく、視覚情報があると飼い主さんの安心感は増します。
ペットシッターはペットの世話だけをしていればいいというわけではありません。飼い主さんに安心感を与えることも、大切な仕事の一環になります。
飼い主さんとの連絡を密に取ることを心がけてください。
それがあなた自身の信頼感を高めることにもなります。
ペットシッターの給料と収入
ペットシッターの仕事をするにあたって、気になるのは給料や収入です。
これは一概に幾らと言うことはできません。
ペットシッターと言っても、様々な働き方があるからです。会社に就職して働く場合にも正社員やアルバイトといった雇用形態があるし、独立開業する働き方もあります。
都市部と地方のように、地域によっても金額は違ってきます。
大雑把に目安を述べると、以下のようになります。
・正社員:17万~19万円(初任給)
・アルバイト:時給900円~1,200円
・個人で仕事:2,500円~4,000円
・アルバイト:時給900円~1,200円
・個人で仕事:2,500円~4,000円
ペット業界の給料は、他業界と比べると低めです。ペット業界には大企業が少なく、小規模経営が多いためです。給料や待遇面は、他の仕事と比べると劣ってしまいます。
それでも個人で仕事をした場合、報酬は全て自分のものになります。
ビジネスが軌道に乗れば、高収入が期待できます。
たくさん稼ぎたい人は、個人で独立開業を目指すといいでしょう。
ペットシッターの年収は?
ペットシッターの年収は200万~300万円程度と言われています。
国税庁の民間給与実態調査によると、日本の平均年収は441万円なので、その6~7割程度です。小規模経営が中心ということもあって、高収入は期待できないようです。
しかし個人で独立開業することで、より高い収入を目指すことができます。
個人でペットシッター業を行えば、年収400万円以上は十分に可能です。
一人でビジネスを行うのは、何かと大変です。一方でペットシッター業は独立開業しやすい職業です。人に雇われて働くよりも、個人で働いた方が大きな収入が得られます。
ペットシッターになる方法

1.専門学校や通信講座で学習
↓
2.ペットシッターの知識と技能を習得
↓
3.検定試験を受ける
↓
4.ペット資格を取得
↓
5.就職または独立開業
↓
2.ペットシッターの知識と技能を習得
↓
3.検定試験を受ける
↓
4.ペット資格を取得
↓
5.就職または独立開業
ペットシッターになるには専門学校や通信講座で学習する必要があります。
ペットシッターの仕事は誰でも簡単にできそうに思えます。しかし自分のペットの世話をするのと、仕事で他人のペットの世話をするのとでは、責任の重さが全く違います。
仕事中にもしものことがあると、裁判になったり損害賠償請求されたりします。
だからまず専門の勉強をして、資格を取るようにしてください。
ペットシッターになるには犬や猫の飼育方法から健康管理、病気の症状、事故やトラブルの対処法、動物看護学や応急処置法、しつけやトレーニング法など、幅広い分野の学習が必要です。
必ず正しい知識を身につけてから就職するようにしてください。
ペットシッターになる方法としては、主に以下の2通りがあります。
・ペットシッター業を行う店舗に就職する
・個人でペットシッター行を行う
・個人でペットシッター行を行う
ペットシッター会社に就職する場合、求人募集に応募する必要があります。ただペットシッター会社の求人は、滅多にありません。競争率も高く、就職するのは大変です。
そこで個人で独立開業する人が多いです。
ペットシッターは店舗を持つ必要がなく、開業に初期費用はほとんどかかりません。個人で独立開業しやすい職業だから、一人でペットシッター業を始めやすいです。
動物取扱業の登録が必要
個人でペットシッター業を行う場合には、動物取扱業の登録が必要です。
ペットシッターは動物取扱業に該当するため、各地域の自治体に届け出を出して登録の手続きをしなければなりません。無許可で営業すると法律違反となり、処罰されます。
ペットシッター業を行う場合は、動物取扱業の「保管」という種別で申請します。
動物取扱業の登録をするには、動物取扱責任者を1名以上配置する必要があります。
個人でペットシッター業を行う場合、あなた自身が動物取扱責任者になります。
動物取扱責任者になる要件は、「半年以上の実務経験か1年以上の動物飼養経験」です。さらに「ペットの専門学校を卒業」または「所定のペット資格を保有」のどちらかを満たす必要があります。
半年以上の実務経験 + ペット専門学校を卒業 or ペット資格を取得
店舗に就職する場合はお店の方で自治体に登録しているはずなので、あなた自身で登録をする必要はありません。個人で独立開業する場合に届け出を行ってください。
愛玩動物飼養管理士
愛玩動物飼養管理士は動物の愛護とペットの適切な飼養管理を認定する資格です。
公益社団法人日本愛玩動物協会が主催しています。
内閣府が公認する公益法人の資格で、信頼性が高いです。動物取扱責任者の選任要件の1つである「所定のペット資格」として、多くの自治体に認められています。
動物取扱責任者になれる資格として、注目を集めています。
有資格者は22万人以上を誇り、国内最大級のペット資格となっています。
◆ 愛玩動物飼養管理士の資格
・認定団体:公益社団法人日本愛玩動物協会
・資格誕生:1981年
・有資格者:22万人以上
・試験日時:年2回(2月、11月)
・受験資格:2級-15歳以上
1級-2級資格保有者
・合格率 :2級-81.5%
1級-76.8%
・資格誕生:1981年
・有資格者:22万人以上
・試験日時:年2回(2月、11月)
・受験資格:2級-15歳以上
1級-2級資格保有者
・合格率 :2級-81.5%
1級-76.8%
愛玩動物飼養管理士は動物取扱責任者を目指すだけでなく、ペットシッターの仕事をする上でも役立ちす。公益社団法人の資格だから飼い主さんも信頼してくれます。
さらに他資格と比べて費用が安く、合格率が8割以上と取得しやすいのも魅力です。
価値が高い割に取得しやすいため、ペットの仕事をしたい人は取得をご検討ください。
参考:愛玩動物飼養管理士になるには? 仕事内容と資格
自分の専門分野を決めよう

家庭で飼われるペットには犬や猫だけでなく、爬虫類や魚類、昆虫に至るまで様々な種類があります。当たり前ですが、生き物によって飼育方法は異なります。
ペットシッターになるには、まず自分の専門分野を決めてください。
といってもペットシッターの仕事の多くは、犬か猫です。
そのためドッグシッターになるか、キャットシッターになるかを選ぶことになります。
特にこだわりがない場合は、ドッグシッターを目指した方が無難です。ドッグシッターの仕事の方が多いからです。やはり猫よりも犬の方が、何かと手がかかるのです。
もっとも近年は猫の飼育頭数が増え、キャットシッターのニーズも高まっています。
猫好きの人は、素直にキャットシッターを目指すといいでしょう。
犬と猫の両方の世話ができればベストですが、犬と猫では生態や習性、飼育方法、病気やケガの際の応急処置方法が異なります。まずはどちらか片方を極めてください。
そして余力がある場合は、もう一方の勉強をして仕事の幅を広げるといいでしょう。
他人のペットを世話するのは責任重大です。何かあった場合は多額の損害賠償を請求される恐れがあります。だからきちんと勉強し、ペットシッター資格を取ってください。
ペットシッター業は信頼が第一なので、資格がないと仕事は得にくいです。
ペットシッター資格を取得する方法
ペットシッターは飼い主の自宅に訪問して、ペットの世話をします。
多くの場合、飼い主は留守にしており、留守宅でペットの世話をすることになります。家の鍵を預かることも多いことから、信頼関係は欠かせません。
だから資格を持っていた方が、仕事をする上で有利です。
資格はあなたの知識やスキルを社会的に証明するものです。
資格があると飼い主に安心感を与えることができます。
逆に無資格だと不信感を抱かれます。もしあなたが飼い主の立場だった場合、無資格の人間に大切なペットを任せられるでしょうか?
ペットシッターとして働きたい人は、ぜひ資格の取得を目指してください。
ペットシッターになるための有効な資格としては、次のようなものがあります。
・ドッグシッター
・キャットシッター
・ペットシッター士
・愛玩動物飼養管理士
・動物看護士
・動物介護士
・ドッグトレーナー
・トリマー
・キャットシッター
・ペットシッター士
・愛玩動物飼養管理士
・動物看護士
・動物介護士
・ドッグトレーナー
・トリマー
どのペット資格も難易度としては、それほど高いものではありません。
最近は通信講座でも取得が可能です。
ペットシッターになるのに資格は必要?
ペットシッターは公的資格ではありません。就業するにあたって取得が義務づけられる国家資格ではないのです。だから資格を持っていなくても、ペットシッターの仕事をすることは可能です。
ただペットシッターになるには、様々なノウハウが必要です。
仕事をするには知識と技術が欠かせません。
勉強するついでに資格は取っておくといいでしょう。
ペットシッターの仕事をするには、飼い主の信頼が欠かせません。飼い主さんに安心して仕事を任せてもらうためにも、知識と技能の証明である資格を取ってください。
ペットシッター資格を取得する方法
1、検定試験に合格する
2、指定のカリキュラムを修了する
2、指定のカリキュラムを修了する
ペットシッター資格を取得する方法としては、上記の2通りがあります。
現在のところペットシッターには、公的に統一された資格がありません。様々な団体が主催する民間資格があるのみです。各資格によって取得方法や受験条件は異なります。
ペットシッターの場合、指定講座での学習が義務づけられていることが多いです。
ペットシッターになるには、幅広い知識と技能が要求されます。万一の時にも対処できるスキルが必要となるため、どの資格も専門の学習講座を用意しているのです。
この専門の講座を受講し、学習をして修了する必要があります。
講座を修了した時点で資格がもらえる場合(上記の「2」)と、講座修了後に検定試験を受ける場合(上記の「1」)の2つのパターンがあります。
ペットシッターは通学講座だけでなく、通信講座が用意されていることも多いです。
おすすめのペットシッター通信講座
ペットシッターを目指せる、おすすめの通信講座を紹介します。どちらも実績のある大手の団体だから、知識ゼロの未経験からプロを目指すことができます。
ペットシッターの仕事に興味のある人は、ぜひ参考にしてください。
日本愛玩動物協会
日本愛玩動物協会はペットの適切な飼育管理の知識や、動物愛護精神の普及を目的に設立された団体です。1979年に誕生し、40年以上の歴史を持っています。
多くのペット団体は一般社団法人ですが、日本愛玩動物協会は公益社団法人になっています。内閣府が公認する団体ということで、信頼性があります。
愛玩動物飼養管理士という資格を認定しています。
・動物の行動としつけ
・犬と猫の飼養管理
・犬と猫の栄養学
・動物愛護と適正飼養関連法規
・動物の疾病とその予防 など
・犬と猫の飼養管理
・犬と猫の栄養学
・動物愛護と適正飼養関連法規
・動物の疾病とその予防 など
講座では上記のような学習するため、ペットシッターを目指す人におすすめです。
以前は会場での講義を行っていましたが、コロナ禍によりオンライン講義に移行しました。会場に参加しづらかった人も、自宅で受講できるようになっています。
◆ 愛玩動物飼養管理士2級講座
・学習期間:6~8ヶ月
・取得資格:愛玩動物飼養管理士2級
・申込期間:11月試験-2月1日~4月15日
2月試験-6月1日~8月15日
・試験期日:年2回(11月/2月の第4日曜日)
・受講費用:32,000円
・認定登録料:8,000円
・取得資格:愛玩動物飼養管理士2級
・申込期間:11月試験-2月1日~4月15日
2月試験-6月1日~8月15日
・試験期日:年2回(11月/2月の第4日曜日)
・受講費用:32,000円
・認定登録料:8,000円
◆ 愛玩動物飼養管理士1級講座
・学習期間:6~8ヶ月
・取得資格:愛玩動物飼養管理士1級
・申込期間:11月試験-2月1日~4月15日
2月試験-6月1日~8月15日
・試験期日:年2回(11月/2月の第4日曜日)
・受講費用:34,000円
・認定登録料:20,000円
・取得資格:愛玩動物飼養管理士1級
・申込期間:11月試験-2月1日~4月15日
2月試験-6月1日~8月15日
・試験期日:年2回(11月/2月の第4日曜日)
・受講費用:34,000円
・認定登録料:20,000円
愛玩動物飼養管理士は動物取扱責任者の選任要件の1つとして、多くの自治体に認められています。ペットシッターのみならず、ペット業界での独立開業に役立つ資格です。
有資格者はペットシッター以外にトリマー、ペットショップや動物病院の勤務者、動物担当の公務員、不動産関係、観光業界の他、一般の飼い主さんなど多彩です。
有資格者は22万人を超え、国内トップクラスのペット資格として人気です。

ヒューマンアカデミー
ペットシッター資格が取れる通信講座に、ヒューマンアカデミーがあります。
ヒューマンアカデミーは40年の歴史と160万人の修了生を擁する国内最大手の資格スクールです。テレビCMでもお馴染みの大手教育機関で、知名度や実績は抜群です。
ヒューマンアカデミーのペットシッター講座には、以下のようなものがあります。
・動物看護・介護・シッター講座
・キャットケアスペシャリスト講座
・キャットケアスペシャリスト講座
動物看護・介護・シッター講座では犬の飼育方法やトレーニング法、動物看護学や介護学について専門的な学習ができます。講座を修了すると、ドッグシッター資格が取得できます。
キャットケアスペシャリスト講座では猫の飼育方法から健康管理、出産や繁殖まで幅広く学べます。講座修了でキャットシッター資格とキャットケアスペシャリスト資格の2つが取得できます。
両講座とも一般社団法人日本ペット技能検定協会の認定を受けています。
◆ 動物看護・介護・シッター講座
・学習期間:標準4ヶ月(在籍24ヶ月)
・取得資格:ドッグシッター
動物介護士
動物健康管理士
セラピードッグトレーナー
ペットロスケアアドバイザー
ペット防災管理士
・試験期日:随時
・サポート:受講期間無料延長、実技研修
就職支援、動物取扱業の登録サポート
・受講費用:121,000円
・ライセンス交付料:14,000円
・取得資格:ドッグシッター
動物介護士
動物健康管理士
セラピードッグトレーナー
ペットロスケアアドバイザー
ペット防災管理士
・試験期日:随時
・サポート:受講期間無料延長、実技研修
就職支援、動物取扱業の登録サポート
・受講費用:121,000円
・ライセンス交付料:14,000円
◆ キャットケアスペシャリスト講座
・学習期間:標準4ヶ月(在籍24ヶ月)
・取得資格:キャットシッター
キャットケアスペシャリスト
ペット防災管理士
・試験期日:随時
・サポート:受講期間無料延長、実技研修
就職支援、動物取扱業の登録サポート
・受講費用:121,000円
・ライセンス交付料:14,000円
・取得資格:キャットシッター
キャットケアスペシャリスト
ペット防災管理士
・試験期日:随時
・サポート:受講期間無料延長、実技研修
就職支援、動物取扱業の登録サポート
・受講費用:121,000円
・ライセンス交付料:14,000円
ヒューマンアカデミーでは希望者に対して実技研修や就職支援を実施しています。ペットシッターになりたい人は、就職まで視野に入れた学習を行うことができます。
また自宅でペットと暮らす飼い主さんも、犬や猫の世話の仕方が学べます。
ヒューマンアカデミーはペットや動物関連の資格取得・就職に力を入れている教育機関です。ペットや動物が好きな人は、下記の公式サイトを覗いてみてください。

- ジャンル:ペット
- テーマ:ペットの健康・病気・怪我