RG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0 です。販売価格は税込3 ,850円です。2024年9月の再販で店頭で購入しました。
意外にも箱の大きさは Ver.1.0 と同じでした。
ランナー枚数は10枚。パーツ数はパーツリストで数えて286。余剰パーツはありません。ついにアドヴァンスドMSジョイントが無くなりました。
リアリスティックデカールは箔無し66番、箔付き21番まで付番されています。ランナーには多色成形ランナーが2枚含まれます。
組立説明書は、機体解説も含め27ページあります。
バンダイホビーサイトに「フレームから組み立てる説明書」が公開されています。
が、通常の工程で組み立てていきます。
Aパーツ(上半身)フレーム組立途中です。
フレームパーツがグレーとダークグレーの2トーンで構成されています。ブルーのパーツは、外装とフレームを兼ねています。
Aパーツ(上半身)組立完了です。
設定では、ムーバブルフレームがモビルスーツに採用されたのは、ガンダムMk-Ⅱ 以降だったはずなので、RX78-2 ガンダムが「セミモノコック構造」で設計されているのは、設定どおりと言えると思います。
レッドのパーツは、バンダイ パーツセパレーターで裏側から押さえながら、はめ込みました。
コア・ファイター組立途中です。キャノピーがクリアブルーで成形されていて、素組み派には嬉しい仕様です。
コア・ファイター組立完了です。後部エンジンノズルのパーツは、パーツセパレーターを使ってはめ込みました。
ランディングギアは差替え式です。ランディングギアが主翼の位置を固定する役割を兼ねています。アクションベース用のジョイント穴はありません。
コア・ブロックに変形。機首を機体胴体方向へ押し込みます。
機首を回転。
垂直尾翼を収納。
主翼を折りたたんで変形完了です。
Bパーツ(下半身)組立完了です。コクピットハッチ部分は、フレームパーツをブルーのパーツで前後からはさみ込むようにして組み立てる方式です。
コア・ブロックを合体。
コクピットハッチを開きます。
コア・ブロックを合体。Aパーツ(上半身)とBパーツ(下半身)にピッタリすき間無く収まるのですが、反面、フレームの当たり位置が分かりづらく、時間を要しました。
頭部組立途中です。
ツインアイのパーツA②を、パーツセパレーターを使って力いっぱい押し込んでも前後のはめ合わせにすき間ができてしまいます。他のユーザーさんのレビューにある、
※1 ヘルメットのバイザー部分にすき間ができる。
※2 バルカン砲が半分くらい埋まっている。
というご意見と関連がありそうで、非常に気になりますが、このまま進めます。
追記:2024/12/8 12:00
※1及び※2について、2024年10月再販分から仕様に修正が入ったようです。
頭部組立完了です。バルカン砲の右側が少し埋まっています。ヘルメットのバイザーのすき間は、ツインアイが隈取りパーツF⑦の穴から少し飛び出るくらい、パーツA②を「奥までしっかりはめ込む」ことで、気にならないレベルにできました。
ヘルメットのバイザー部分を顔のフレームパーツに当たるまで押し込むのですが、フレームの前後のはめ合わせにすき間が有ることで、ヘルメット左右のパーツとの間にもすき間ができるのではないかと思いました。
頭部を接続。バルカン砲が少々埋まっていようが、気にならないカッコ良さです。ツインアイにはディテールの入っていないリアリスティックデカールを選択しました。
背骨に当たるところに、Aパーツ(上半身)とBパーツ(下半身)をつなぐロックがあります。
ランドセル組立完了です。外装にスリットが有り、内部フレームがチラ見えします。
横から見るとランドセルがコンパクトに設計されていることが分かります。
1/144スケールとは思えないくらいディテールが入っています。
腰部フレーム組立完了です。各スカートの接続方式にポロリ対策が施されています。
腰部組立途中です。耐熱フィールド発生装置のV字型のエンブレムもパーツ分割で色分けされています。
腰部組立完了です。
組み立てると見えなくなる外装パーツの裏側までモールドが入っています。
腰部を接続。
正面から見ると、ブレードアンテナの位置が右にズレているようです…
Ver.1.0 では、アドヴァンスドMSジョイントのせいで顔が上を向いてしまって、アゴを引いたポージングができませんでしたが、本キットはその点が解消されています。
腕部×2 組立途中です。G⑦パーツに成形不良と思われる、白化したプラの盛り上がりがありました。組立に影響は無いと判断し、モデラーズナイフで削ぎ落としました。
腕部及び右腕組立途中です。これまでのRGシリーズの腕よりもパーツ点数が多く感じます。
腕の付け根部と上腕部は、はめ込んてひねることでポロリ防止する構造です。
右腕組立完了です。平手が付属します。
ヒジ関節のマルイチは、円筒形外装パーツを回して組み立てる「ターニングジョイント」という新構造が採用されています。
ただし、指では回せず、タミヤ精密ピンセットを使いました。
左腕組立途中です。
ヒジ関節のマルイチ部分が中心となって曲がるように関節構造が見直されています。
こちらは Ver.1.0 の右腕です。見えにくいですが、ヒジを曲げるとマルイチ部分もスライドしています。
左腕組立完了です。組み立てると見えなくなる外装の裏側にもディテールが入っています。
肩部組立途中です。こちらも組み立てたら見えなくなるフレーム部分まで隙なくディテールが入っています。
肩部及び両腕を接続。
RG エピオンの時も感じましたが、リアリスティックデカールを貼らなくとも組み上げるだけで余りある情報量です。
外装を固定するフレームパーツのピンが外から見えることで、情報量が増しています。
足部×2組立途中です。この時点では一体どの部分を組み立てているのか分かりません。
足部×2組立途中です。Ver.1.0 とパーツ構成が全く違います。
足部×2組立途中です。アンクルガードもフレームパーツのピンが情報量を高めています。
足部×2組立途中です。アンクルガードは、Ver.1.0 と異なりフレームパーツでガッチリはさみ込む構造で、とても堅牢な作りになっています。マルイチは指でひねることができました。新感覚で気持ち良いですね。
足部×2組立完了です。足裏も隙なくモールドが入っています。かかとは、ホワイトの外装をフレームとレッドの外装ではさみ込む、これまでにない構造です。
脚部×2組立途中です。一つ一つのパーツが大きめで、思ったより早く形になります。
この時点では一体どの部分を組み立てているのか分かりません。膝関節のフレームと思われます。
右脚組立途中です。先ほどのブロックは、ヒザ関節のフレームでした。
こちらは Ver.1.0 の左脚フレームです。Ver.2.0 のフレームがいかに堅牢な構造になっているか一目瞭然です。
パーツ構成が斬新です。組立工程は、従来のガンプラと異なり、胴体⇒コア・ファイター⇒頭部⇒ランドセル⇒腰部⇒腕部⇒脚部と飽きさせない工夫がされています。組立工程が楽しめるキットです。
また、Ver.1.0 と違い、パーツ破損の心配なく、安心して組み立てられます。ですが、パーツセパレーターで押し込まなければならない工程がしばしばあるのが惜しい点です。
デカール貼付枚数:2枚
ランナーからパーツを切り取る時もゲート処理をする時もゴッドハンドのアルティメットニッパー5.0を使用しています。
クリアパーツのランナーは、タミヤの薄刃ニッパーを使用しています。
スミ入れとリタッチには、GSiクレオス リアルタッチマーカーを愛用しています。
グレーのパーツ:リアルタッチグレー2
ホワイト及びライトグレーのパーツ:リアルタッチグレー1
レッドのパーツ:リアルタッチレッド1
イエローのパーツ:リアルタッチオレンジ1
ブルーのパーツ:リアルタッチブルー1
ダークグレーのパーツ頭部バルカン砲口:リアルタッチグレー3