星雲鏡: 新古代史の散歩道
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星雲鏡2023年11月27日 22:19

星雲文鏡/群馬県前橋市富田町出土/東京国立博物館

星雲鏡(せいうんきょう)は数個の乳状の突起を曲線でつないで星座を連想させた銅鏡である。「星雲文鏡」、「百乳鏡」ともいう。

概要

内区に、多数の小突起を曲線でつないだ同一の文様を連結する。 形が夜空の星雲のように見えることから星雲鏡と名付けられている。 古代鏡展示館は、龍の姿態から変化し、龍の関節が小突起になったとする。 星雲鏡は紀元前1世紀前半頃のものである。 弥生時代の日本にも持ち込まれ、主に北部九州の墓から出土する。

出土

  • 星雲文鏡 青谷上寺地遺跡、鳥取県鳥取市青谷町青谷、弥生時代
  • 星雲文鏡 群馬県前橋市富田町漆田林1679-10出土、古墳時代・6世紀〔中国製・前2世紀〕
  • 星雲鏡 御殿山古墳、群馬県前橋市富田町、古墳時代
  • 星雲鏡 須玖岡本遺跡、福岡県春日市、弥生中期

参考文献

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