まさに、ビル・エヴァンスが死の直前に命を削って演奏した生涯最後の音の記録
古くから“Consecration゛と言うキーストン・コ-ナ-での8CDのライブ録音は
知られているが “Last Waltz゛はセットリストも異なる別のセットでの音の記録
前者はファースト・セット 後者はセカンド・セットと言う事で一日2セットに
渡って演奏されていた事がわかります。さて肝心の演奏ですが、兎に角8枚のCDを
全部、聴くと8時間‼時間と余裕が無いとなかなか最後までたどり着けません(苦笑)
体調は必ずしも良いとは言い難く時たまミスタッチ等もあったと思いますがそんな
小さな事はどうでも良くなる巨匠最後の渾身の演奏です。その日によってセットリスト
も変わり当然同一楽曲が何回か登場しますが、それはそれで聴き比べ出来ますので
複数日録音したセットCDならではの良いところですね! 筆者の感想ですが厳密に
聴き比べた訳ではないが音質はまずまずファースト・セットよりセカンド・セット
の方がリラックスしこの盤全体に言える事は演奏が伸びやかな感じの印象を受けます。
ビル・エヴァンスのラスト・トリオが最後に残したインタ-プレイ/ソロの妙技の数々
ジャズ史上に残る音の世界遺産とも言うべき“Consecration゛と合わせて聴いて
いただきたい作品です。ただし2セット揃えるとそれなりの出費が・・・・・(苦笑)
Last Waltz: Final Recordings Live
¥29,800 ¥29,800 税込
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曲目リスト
ディスク: 1
1 | After You |
2 | Like Someone In Love |
3 | Polka Dots And Moonbeams |
4 | Emily |
5 | Turn Out The Stars |
6 | I Do It For Your Love |
7 | Nardis |
8 | But Beautiful |
ディスク: 2
1 | Yet Ne'er Broken |
2 | Knit For Mary F |
3 | The Touch Of Your Lips |
4 | My Man's Gone Now |
5 | Turn Out The Stars |
6 | Your Story |
7 | Nardis |
ディスク: 3
1 | Peau Douce |
2 | Yet Ne'er Broken |
3 | My Foolish Heart |
4 | Up With The Lark |
5 | Turn Out The Stars |
6 | I Do It For Your Love |
7 | Nardis |
8 | Noelle's Theme/I Loves You, Porgy |
ディスク: 4
1 | Yet Ne'er Broken |
2 | Spring Is Here |
3 | Who Can I Turn To (When Nobody Needs Me) |
4 | Letter To Evan |
5 | If You Could See Me Now |
6 | The Two Lonely People |
7 | A Sleepin' Bee |
8 | Haunted Heart |
9 | Five |
ディスク: 5
1 | Re: Person I Knew |
2 | Tiffany |
3 | Polka Dots And Moonbeams |
4 | Like Someone In Love |
5 | Your Story |
6 | Someday My Prince Will Come |
7 | Letter To Evan |
8 | My Romance |
9 | But Beautiful |
ディスク: 6
1 | Mornin' Glory |
2 | Emily |
3 | For Mary F |
4 | Days Of Wine And Roses |
5 | Up With The Lark |
6 | My Foolish Heart |
7 | Nardis |
8 | But Beautiful |
ディスク: 7
1 | My Foolish Heart |
2 | Nardis |
3 | Mother Of Earl |
4 | If You Could See Me Now |
5 | My Man's Gone Now |
6 | Who Can I Turn To (When Nobody Needs Me) |
7 | Waltz For Debby |
8 | Spring Is Here |
9 | Five |
ディスク: 8
1 | Letter To Evan |
2 | My Man's Gone Now |
3 | 34 Skidoo |
4 | Spring Is Here |
5 | Autumn Leaves |
6 | Knit For Mary F |
7 | Nardis |
商品の説明
Amazonレビュー
ビル・エヴァンス晩年の壮絶な演奏を記録した8枚組のボックスセット。録音は1980年8月31日~9月8日サンフランシスコのジャズ・クラブ、キーストン・コーナーにて。このあとエヴァンスはニューヨークのジャズ・クラブ、ファット・チューズデイズで演奏後、9月15日に亡くなったが、ファット・チューズデイズの録音は残っていないので、本作に聴かれる演奏がラスト録音ということになる。体調は最悪、この時点でみずからの死を予感していたエヴァンスは、それでも演奏することに全精力を傾けた。そのせいか、曲自体はこれまで何度も耳にしてきたレパートリーだけど、そこにはなにか鬼気迫るものがあって思わず鳥肌が立つ。入魂の演奏とは、まさにこういうのをいうのだろう。マーク・ジョンソン&エリオット・ジグモンドのサポートも素晴らしい。最終日の「ナーディス」はなんと19分半の長尺演奏だ。なお同じ時のライヴは『コンセクレイション~ラスト・コンプリート・コレクション』という8枚組ボックスセットでも出ているが、それとは重複しない。(市川正二)
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 製品サイズ : 13.31 x 15.8 x 5.41 cm; 572.09 g
- メーカー : Milestone
- EAN : 0025218443029
- レーベル : Milestone
- ASIN : B00004YLJR
- ディスク枚数 : 8
- Amazon 売れ筋ランキング: - 420,230位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 31,496位ポップス (ミュージック)
- - 123,265位輸入盤
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
19グローバルレーティング
- 星5つ星4つ星3つ星2つ星1つ星5つ91%0%0%0%9%91%
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- 星5つ星4つ星3つ星2つ星1つ星3つ91%0%0%0%9%0%
- 星5つ星4つ星3つ星2つ星1つ星2つ91%0%0%0%9%0%
- 星5つ星4つ星3つ星2つ星1つ星1つ91%0%0%0%9%9%
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
- 2024年4月22日に日本でレビュー済み
- 2011年7月23日に日本でレビュー済みAmazonで購入consecration持ってるからいいや…
なんて考えてたらもったいない!
consecrationにはおさめられていない美しい音楽が
確かにあります。
録音状態は、例えば turn out the stars のような
最高に良いものと比べたら、叶わないのでしょうが、
ひどく悪いわけでもありません。
5段階評価なら「3」程度。可もなく不可もなく、と
思ってます。
もちろん演奏は、評価のしようもなく美しく、そして
とても透明です。
もちろん10日後に訪れる「死」を意識せずに聞くことが
出来る人はいないのでしょうが…それでも!
この演奏の10日後に生きたか死んだか、
そんな問題は関係なくここにおさめられた音楽は美しい。
演奏やMCから体調の悪さが伺えます。確かに良く聞けば
ミスタッチもところどころあります。それなのに躍動感
あふれるリズム、力強く澄み切って響くハーモニー、
ハッキリした輪郭で浮かび上がるメロディ、暗譜してきた
のでは無かろうかと思うくらい構成の整ったアドリブ…
何度も何度も繰り返し聞いて、飽きることがありません。
この商品自体がそこまでメジャーではない(と思う…)ため、
このレビューを読んでいる方は、恐らくは
ビル・エヴァンス-特にラスト・トリオ-の演奏に心打たれた
が圧倒的に多いのではないかと思います。
ならば買っておくべきじゃないかと。
1万円前後という価格帯で推移しているため、手が出しづらい
印象は確かにありますが、
「この先の生涯、おつきあいできる音楽が1万円」
と考えれば、1万円という金額では表しようも無い、本当に
すばらしい音楽が手に入る、とも言えるのでは。
ただ、逆の言い方をすれば、ラストトリオがそこまでダイスキー(信者レベル)
じゃないと自分で思ってる方は、とりあえずコンセクレーションから
カッティングされている1枚ものをお安く手に入れてみて、それで判断した
ほうがよいのかな、と。思います。ただ、素晴らしいのは間違いない。
- 2015年1月10日に日本でレビュー済みAmazonで購入今までは(だいぶ過去になりますが)、こんなLIVEが聞けるとは思ってもいませんでした
NARDISは、20分近いものが、それも6回分も入っています!!
それだけでも聞く価値あります
音楽は聞くだけのド素人ですが、大感激です
素人の人にもわかりやすく表現するなら
山下洋輔が(ゆっくり)弾いているようなダイナミック感も感じました
でも、山下洋輔ではありません
初めてのド素人の人にもお勧めです
こんなこと書くと、何もわからない素人がと叱られそうですが・・・
こうなると、CONSECRATIONとthe last waltzを時系列で聞きたくなってしまいますね
新たな、コンプリート版が欲しくなりますね
- 2015年8月11日に日本でレビュー済みAmazonで購入体調は最悪に近い状態、ミスタッチ等もありますが、やはりエバンスの音ですね。心に響きます。
- 2010年4月28日に日本でレビュー済みCONSECRATION同様、死を覚悟して挑んだLAST WALTZ。
ミスタッチ、力ないインプロしつつも、EVANSブランドを
ギリギリ保った鬼気迫る演奏。ラストトリオでこの楽曲を
演奏したらどうなるか、CONSECRATIONよりは曲もバラエティー
に富んでいます。同じ曲でもEVANSは聞き飽きしません。
少しずつアレンジ、アドリブ、三者の絡みを変えて、曲に新たな
角度から光をあてるEVANS。死の直前まで手抜きをしない姿勢に
涙が頬をつたいます。
この渾身一滴のJAZZへの熱い想いがラストトリオの演奏から伝わり
身が震えます。僕もリバーサイド派でしたが、三年半ラストトリオ
を聴き込んですっかりファンになりました。パリコンもヴァンガード
ラストもロンドンライブも最高です。ドイツライブも
キーストンコーナーも体調の悪さはあるものの、
EVANSの音楽に対する壮絶な真摯な態度に、本当に頭が下がります。
僕が今聴いている音楽もEVANSの影響を受けたアーティストばかりです。
素晴しい音楽を有り難うございました。
- 2002年6月2日に日本でレビュー済み公式に残された死亡二週間前の最後の録音である。曲目がほとんど同じで、本作品の三ヶ月前に録音されたビレッジ バンガードでの演奏と比べると、レコード会社による正式録音と、クラブに常設の装置での録音との違いの大きさが判る。でも、本作品の演奏の方が、健康の悪化が反映されてか、各曲が当初弱々しく始まり、後半に入り最後の力を振り絞って炎のような演奏になる。
ほんとうに最後になった本演奏の翌週のニューヨークでの二日間の演奏曲目は不明であるが、キーストーンコーナーの一週間で、一回だけ演奏されたWaltz for Debbyが最後の演奏だった可能性が強い。まるで灯火のように、力なく、最初からアドリブっぽく最後の力を振り絞るように演奏されるラストワルツが、エヴァンスの余命を象徴しているように、今となっては感じられる。他の曲と比べて、軽く流された感じで、エバンスの曲中、最もWaltz for Debbyが好きな私には、すこし肩透かしを食らったような欲求不満が残る。
それに比べて、やけに力が入って何度もこれでもか、これでもかと演奏されるナーデイスが、エヴァンスの晩年の執念を感じさせる。
他の国からのトップレビュー
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runnerbr2019年10月13日にイタリアでレビュー済み
5つ星のうち5.0 poesia
Amazonで購入un musicista eccelso con formidabili compagni.
un concentrato di capolavori che sono (letteralmente) un testamento.
imperdibile
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J12018年6月4日にドイツでレビュー済み
5つ星のうち5.0 Highly recommended
Amazonで購入Highly recommended for all the fans of the immortal music of Bill Evans and his trio, captured during live performances in a jazz club.
-
Emeritus2006年1月22日にアメリカ合衆国でレビュー済み
5つ星のうち5.0 a paen to us
Amazonで購入I first heard him solo in Conversations with Myself in an old record now scratched beyond recognition and have forever been listening out of the corner of my ear for him on albums - trios, groups, sideman - and always feel that he has been playing in a way that tells us who he is and what it is he wants us to remember. And these CD's, are what I think he wants us to remember. They are truly a thank you - to the people then and the people who would come - and a way of thinking of Bill Evans that will always be in whatever parts of our minds are moved and thrilled by music, skill and art. I can't imagine anyone who puports to love music not wanting these CD's.
I was going to go hear Bill Evans for the first time in Boston at the gig after this one - and he died. At least I have these.
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Lawyer Larry2010年1月9日にアメリカ合衆国でレビュー済み
5つ星のうち5.0 The Last Waltz is one of the jazz 8 wonders of the world. Simply the finest Evans performances.
Amazonで購入Words cannot describe the enormity of this "moment" or collection of "moments" in musical history. This recording represents a peak performance of perhaps the greatest (most influential) jazz pianist in its short history, incredibly occurring in the last hours of his life. I know first hand, as I was there for his last set at the Keystone as a young jazz piano player in San Francisco in 1980. The evening was electrifying, the highs joyous beyond measure, and the lows a deep well of heart-ripping emotion. I thank heaven that this last incomprehensibly beautiful opening of the worlds most pianistically beautiful flower was captured so well on recording tape. Bill continues to bring joy to many many thousands of hearts. Buy this set and listen to it in moments of repose. It will lift your heart and inspire you.
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The Bookster2020年7月20日にアメリカ合衆国でレビュー済み
5つ星のうち5.0 Last and most insightful, Evans distilled and straight up
Amazonで購入These 8 CDs capture the last recordings made by Evans before his untimely death. It is not a collection for the uninitiated but rather a complex deeply felt exploration of the Evans canon by the master himself. The Trio is pushing boundaries and seeking connections and resonance taking well known pieces, changing tempo, emphasis and melodic limelight. The percussion gives Evans powerful support and an energetic counterweight to his chromatic chord brilliance. Piano Jazz like no other session .