いやーギロックいいわホントに。曲が本当に面白い。
まずは楽譜だけを頼りに練習を始めてみても曲の感覚がイマイチわかんなくて、
某動画サイトで模範演奏を観てみたら「げっ？はっや！こんなに速く弾くもんなの？」
七つ八つの子ども先生の演奏を聴いて、こんなの無理ー思っても、これが意外や意外、
練習していくうちに結構弾けるようになってくるんだよね。
「手品師」「カプリッチエット」「タランテラ」といった速い曲が弾けるようになるばかりか、
いつの間にか自然と暗譜まで出来ているというのには驚かされるし、
技術的には簡単なのに上手く聴こえるっていうのもスゴイ。
ギロックは一体どんな魔法を使ったんだ？
「悲しいワルツ」や「フランス人形」もシンプルなのに実に美しい。
そんでもって「森の伝説」は、速い曲の楽しさに魅了された後ということもあって、
模範演奏を聴いてみても初めの印象では掴みどころがないように思えるし、
どっからどこまでを左手で弾けばいいのか指導なしの独学ではどうもわからんくて、
一応一通り音符をなぞっただけの手抜き練習でササッと諦めて、
さっさと次の曲に進もうかと思いながら、暗譜で弾けるようになった手品師やカプリばかりを
ダラダラと楽しむついでに少しずつ練習していったら、あら？なんか弾けるようになってきたかも？
ちょっとわかってきたかも？で、また練習、と。
同じ曲ばかりを繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し練習してても、
曲がめちゃめちゃ魅力的だから全然飽きない。一時間二時間が、あっという間。
えっ？もうこんな時間？ってなる。もっとずっと四時間でも五時間でも
七時間でも八時間でも弾き続けていたくなる。
まだまだまだまだ全部の曲は弾けてないけど、十年後か二十年後か百年後か千年後かに
次のステップにまで進めるようになって、こんなの簡単じゃん余裕だぜ思えるようになってからでは、
手品師やカプリや森の伝説を弾けるようになった時の感動を忘れてしまうかもしれないと思って、
こうして途中経過ではあるが書いた。
ギロックは弾ける。真面目に練習すれば、ちゃんと弾けるようになる。
しかも楽しい。曲が良いから練習がめちゃめちゃ楽しくなる。最高だ。
でも、調子に乗って手品師を暗譜で弾いていたら、元々の性格がチャランポランなんで、
なんだかタッチが荒くなって崩れてきたぞ…？オカシイなあと思って
楽譜をちゃんと見ながら再確認してったら…、間違って覚えてた！
ヤベッ！指が変な風に覚えちゃってるよ！矯正するのに一苦労だ！
これだから大人スタートの独学はよう…。
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