僕が登山を始めたきっかけは息子である。妻の提案で千葉の鋸山をハイキングしてみたところ、息子が山登りをしてみたいと言い出したのがきっかけだ。
登山装備一式を揃えて箱根の金時山にトライしたのが本格的な登山のデビュー戦。2022年5月、息子が年長さんの時のこと。
それから随分と色々な山に登り、小学校一年生の夏休みには富士山登頂も果たした。しかし、昨年の10月、息子が山登りはもうしたくない言い出したので、親子登山はしばらくお休みすることにして、今もお休み状態が続いている。
そんな息子が最近になってまた山に登りたいと言い始めた。僕が雨飾山から帰る途中でコンビニに立ち寄った際に、テレビ電話越しに照れくさそうに言ってきたのだ。
そんなこともあり、再び息子との親子登山について、企画をしているところ。息子と二人で登った時の写真や雑誌などを見ながら、どの山に行こうかと相談をしている。
息子と再び山に行くに当たって、改めてこれまでに息子と2人で登った山について振り返っておきたい。息子との登山記録を一覧にすると次のような感じ。
1 鋸山 軽装でのハイキング
2 金時山① 登山装備を買って初めての登山
3 那須岳①(朝日岳・茶臼岳) 初の岩場体験
4 日光白根山 丸沼高原でキャンプ後に登山
5 谷川岳 天神尾根ルートで谷川岳デビュー
6 那須岳②(三本槍岳) 那須岳制覇
7 瑞牆山 岩場に苦戦しながらの登頂
8 大菩薩嶺 富士山の絶景を感動
9 高尾山 初めての高尾山
10 金時山② 新年の登り初め
11 筑波山① 御幸ヶ原コース
12 筑波山② 白雲橋コース
13 筑波山③ 白雲橋コースおかわり
14 天城山 気持ち良い春の季節に山登り
15 奥高尾縦走① 陣馬山から高尾山へ
16 蓼科山 初めての八ヶ岳
17 奥高尾縦走② 雨の中、高尾山から陣馬山へ
18 両神山 白井差新道を使って
19 御岳山① ロックガーデン
20 那須岳③(朝日岳・茶臼岳) 3回目の那須岳
21 御岳山② ロックガーデンおかわり
22 富士山(吉田ルート)小学一年生で富士登頂
23 天狗岳・硫黄岳 オーレン小屋で初テント泊
24 西穂独標 西穂山荘でテント泊し独標へ
25 涸沢カール 上高地と涸沢を往復
トータルで25回ほど一緒に登ってきた。日本百名山は今のところ10座登っている。
こうして改めて一覧で並べてみると、幼稚園年長から小学校一年生の秋にかけて、本当によく登ってきたなぁと我ながら驚くばかりだ。
小学校一年生の身体での富士登山もよくがんばったと思うし、あとは上高地から涸沢までのロングルートを歩き通したのはなかなか凄いと思う。
親子登山を再開するに当たって、息子からはこれまで登ったことのある山で楽しかったところに行きたいとリクエストを受けている。ブランクもあるので、リハビリも兼ねてまずは負荷が低めの山を中心に検討しているところだ。
登山靴も買い替えなければならない。大人と違ってどんどんサイズアウトしていくので、一年前に履いていた靴ではもう足が入らないのだ。子どもの成長は本当に早いなと思う。
1年ほどのブランクを経たわけだが、その間息子も成長したし、僕の登山レベルも上がっている。いま思えば息子との登山をしている時は、自分自身まだまだ未熟だったなと思うことも多い。
その意味では僕の余裕度も少し上がって、以前よりもより安全に親子登山を楽しめるのではないかと思うが、しばらくソロが続いていただけに、息子と登る場合に気をつけるべきことを改めてちゃんとリストアップしておかないといけない。決して焦らず万全の準備で親子登山に臨みたいと思う。