今回、うちの愛犬、カイとさくらは出てきませんので、犬の話はありません。

記録として残そうと書いていますので、カイとさくらに会いたい方は、次のページに来て下さると嬉しいです。

 

カイとさくらの飼い主、生物学は得意です。

山にはいろんな生き物たちがいるので、キライではありません。

でも「山登りが好き」なんて絶対に言いません。

山に登るのって、つらいですもん。

それなのに。

なんと伊豆の有名な天城の山、万二郎岳(ばんじろう)に登ってきました。

秋になって、食べられるきのこはないかと探し始めた私が、天城高原ゴルフコース横の天城縦走登山口脇の駐車場に行ったときに、丁度帰ってきた同じくらいの4人グループに会って話を聞きました。

するとその4人はそこから万二郎岳までの往復をしてきたと言っていて、時間は約3時間のコースだと教えてくれたのでした。

あらま。

じゃあ、行けるかも?と思ってしまったのが間違いの始まりだったのでした。

 

少し前、10月26日のことでした。

知り合いの植物専門科、そのお友達、山関係の仕事に就いた息子に私を入れた4人で天城縦走登山口に集合し、10:40頃に出発しました。

歩き始めはここ下矢印

 

上矢印現在位置の小さい(左下)から赤いコースを歩いて、大きい(左上)に向かう予定。

有名なシャクナゲは、その時期に右側を歩くと現れる模様ガーベラ

 

当日は雨が降ったらやめようね、言っていたくらい降りそうな天気で、霧が出てました。

こんな景色を見ながら歩きましたよ。

すぐに大きくて立派なヒメシャラの木が!

これはすごい。

そして、歩く歩く。。。

下矢印途中の四つ辻。

駐車場にもあったけど、ここの登山に連れてきた犬が行方不明になり、探しているという張り紙があった。

 

途中で、後ろから追い越していく人達や、向かいから歩いてすれ違う人も多く、迷いそうもない道ではあったけど、皆さんとっても軽快に歩いてる。

カイとさくらの飼い主は山を歩くのは超初心者なので、どこに足を置いて良いのやら、最初の一歩も次の一歩もわからなくて時間ばっかり経ってしまったのでした。

一緒に歩く人達に迷惑でしたわー。

ミヤマシキミ下矢印

トリカブト下矢印

たくさん生えてましたね。

ウクライナの国旗も道すがらに貼ってあって下矢印

道しるべになってました。

そして、ここ2-3年、ずっと探していたコシアブラ、見ました下矢印

タラの木と同じ、ウコギ科の木で、タラの芽同様、天ぷらにしたらムチャクチャ美味しいと聞いて、食べたいと探していたのにどこにもなくて、天城にはあると同行した植物の人が教えてくれたのでした。

ここにあったのは大きな木でしたが、

地面に落ちた葉も見て、やっと覚えました。

これね。

増えすぎたシカが、葉も茎もすべて食べちゃうんですよね。

美味しいし、トゲがないしね。

まあ、トゲだらけのタラの木でさえ、シカは食べるからねぇ。

大きな木しか残っていなくて、小さめの木は見られなくなってる。

数が増えすぎるとシカにとっても食べ物がなくて苦しいし、逃げられない植物は生死がかかってるんだけど、

『シカは可愛い』

っていう人間達が猟師さん達を目の敵にしてるんですもんねー。

シカもイノシシも増えすぎですよ。

なんでもバランスが大事なんだけどなあ。

 

まだまだ歩いて、

上矢印見てわかると思いますが、一応木の段々がこしらえてあるところもあるんですよ。

でも、だいたい崩れてたし、落差はデカいし、濡れてて滑るし。。。

木なんてなくて、大きい石だけがあって、滑るしかなさそうな所もあって、初心者には厳しかったです。

 

もうすぐだー。

遠かった万二郎岳に着いた景色。

向こうに伊豆の東南側が見えるはずだけど、この日は雲の中。

ここで、お昼を食べて休んでから、元来た道を戻りました。

道々に生えてた小さいシダ下矢印

四つ辻辺りまで戻ったら、普段一歩の落差のない散歩しかしてないカイとさくらの飼い主、足がつりまして、この辺でちょっと休んでもらったのでした下矢印

迷惑ばっかりかけちゃいました。

 

ということで、天城の山の景色は素敵だったし、コシアブラも直接見られて幸せでした。

が。

土曜のこの日はけっこうたくさんの人達が歩いていたのに、みなさんスイスイと登ったり下りたり、それはそれは身軽に動かれてまして。

ひたすら感心して見ていました。

中には小柄な女性が大きな荷物をしょって、1人で飛ぶようにひょいひょいと下りていく方もいました。

あの大きな落差がヘーキなんだなー、と驚きしかなかったわ。

こんなことをしょっちゅうやってるいちくんのママ、すごいわー!!!

カイとさくらの飼い主は、次の一歩をどこに下ろせば良いのか、迷ってばかりで時間がかかりましたよ。

(カイの息子でさくらの兄弟犬、いち、を飼ってる友人は山ガールでして、しょっちゅう山に行ってます。

だからいちと会うときはほとんどお父さんと一緒、なんですよね~。)

慣れた人達には、ここはきっとそんなにきついコースじゃあないんだろうなあ、と思った日でしたね。

 

6枚目の写真。

7月末頃に犬を連れて山に入った人が、自分の犬がいなくなったと何ヶ所かに張り紙をしていました。

あの山に犬を連れて入るってことは、当然リードは付けてないはず。

でも、人は結構歩いてる。

犬が怖かったり、キライだったりする人は多いのに。

柴犬飼ってる私でも、フリーの犬は怖い。

しかも山の中。

それで、いなくなっちゃったんだから呼び戻しができてないってことだよね。

(昔のカイなら、きっと勝手に行っちゃうかも?!)

犬だって山は怖いかもよ?

可愛がってる犬なら山で放すな、と言いたかったカイとさくらの飼い主でした。

 

アタシ達を置いてったのは許せないんだけど。

アタシ、山は大好きだし。        (カイ)

アタシは行かなくても良いよー。     (さくら)

あんな、カイが喜びそうな(飼い主が歩けない)山にあんた達を連れて行くわけには行かないんだよ。

おうちが一番だからね。

それに、実は飼い主、海派なんだよねー。