佐渡島の観光スポットを紹介する第5弾佐渡金山です。

ここは2回に渡って紹介します。

 

佐渡金山方面へ車を走らせると隧道発見!

これも金山の一部なのかな?

 

佐渡金山には2つのコースがあります。

宗太夫坑 江戸金山コース道游坑 明治官営鉱山コースです。

今回紹介するのは宗太夫坑 江戸金山コースです。

 

コースは左右で分かれています。

両方行く場合は再度ここに戻って来ることになります。

 

宗太夫坑 江戸金山コースは、その名の通り江戸時代初期に手彫りで掘られた坑道です。

道游坑とどっちがオススメかというと、宗太夫坑の方が佐渡金山絵巻に書かれている内容を、人形で再現しているのでオススメです。

ただし道游の割戸道游坑でしか見る事が出来ません。

 

採掘作業はとにかく排水との闘いだったようで、水上輪と呼ばれる機械で排水を行っていました。

 

佐渡金山の岩盤は崩れにくかったようで、至る所に穴が開いています。

まあその分掘り進めるのは大変だったみたいですが…。

鑽(たがね)はたったの2日で駄目になってしまったようです。

 

しかし手で掘ったなんて信じられないですね。

総延長は佐渡金山全体で約400kmに達しているようです。

 

本物の坑道で当時の状況を再現している訳ですから、とても分かりやすいし説得力がありますね。

この展示を始めるまでの歴史にも興味があるなあ。

 

通路部分はこんな感じでしっかり舗装されています。

 

結構な勢いで水が流れて来ています。

これは流しているのか流れているのか気になるなあ。

 

休息所の風景。

なんとなく低賃金・低待遇なイメージがあるけど、賃金は良かったみたいですね。

でも労働環境は最悪だったようです。

 

とにかく水を排出するのが大変だったようですね。

下の写真は桶に水を溜めてそこから井戸の要領で外に排出していた様子です。

 

ライトアップされていた横穴。

人1人がようやく通れるぐらいのスペースしか無いので、掘るのも大変だったろうなあ。

 

これなんか凄い立体的な坑道で、とても面白いです。

落ちたらただじゃ済まないだけではなく、他の人にも迷惑を掛けそう。

 

これは間切改(けんぎりあらため)と言って、予定通りに掘り進められているかを確認している様子です。

一番手前の人は偉い人らしい。

 

そして最後は「やわらぎ」と呼ばれる儀式で締めくくられていました。
山を削っているので、山神の心をやわらげるのと硬い岩盤がやわらかくなるように、願いを込めての儀式だそうです。

 

坑道を出ると資料館に出ました。

どっちの坑道を選んでも資料館→売店を通ることになります。

 

小判がたくさん展示されていますね。

本物なのかな?

ここに有名な金の延べ棒を透明の箱から取り出すチャレンジがあったけど、凄い人だったので写真すら撮れませんでした。

 

売店を出ると左側にカフェがありました。

とても素敵な風景ですね。

 

次回は道游坑 明治官営鉱山コースを紹介します。