10月15日(日) サントリーホール
ジョナサン・ノット(指揮)
カテジナ・クネジコヴァ(ソプラノ)†
ステファニー・イラーニ(メゾソプラノ)†
マグヌス・ヴィギリウス(テノール)†
ヤン・マルティニーク(バス)†
大木麻理(オルガン)†
東響コーラス †
東京交響楽団
ドビュッシー/交響的組曲『ペレアスとメリザンド』
(ノット編、2020年)
ヤナーチェク/グラゴル・ミサ †
(ウィングフィールド校訂、原典版/1927年第1稿)
前半の「ペレアスとメリザンド」
5幕のオペラから15曲を選んで編集したもの(一部加筆あり)
これはひたすら眠かった、そして長い(約50分)
オペラを一度見たくらいでは、どの音楽がどの場面かほぼ分からず
組曲といいつつ、全編切れ目なく演奏されるのもよくない
幕ごとに切って5楽章にするか、せいぜい30分くらいで良かったと思う
*
ヤナーチェク「グラゴル・ミサ」は都響、大野に次いで生演奏では2度目
だいぶ前のような気がしていたけど、ほぼ一年前の2022年9月
X “旧ツイッター” 界隈では、ノット、東響の公演は相変わらず大絶賛
しかし、これに限っては演奏云々より、曲自体がおもしろいということ
初めて聴く人なら驚き、興奮するのはまず間違いない
よほど聴き込んだ人でもない限り、演奏がよかったかなど言い様がないはず
自分もCDは持っているが、家でそんなに繰り返し聴くような音楽でもなく
印象だけで言えば、大野、都響の方がすっきりしていた気がする
そのぶん、ヤナーチェク独特の鋭い音楽語法が捉えやすかったと思う
それはそうと、パンフにオルガン奏者の名が記してないのはけしからん
編集者が曲を知らない(聴いたことない)まま作成したということだろう
ウィングフィールドによるユニヴァーサル版、という表記も意味分からず
ユニヴァーサル社から出版されている、ウィングフィールド校訂による原典版
東響の定期のパンフって、こういうのが時々ある
ドビュッシー(ノット編)/交響的組曲「ペレアスとメリザンド」より Act II, A Well in the Garden
ジョナサン・ノット(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団, 2020年録音
ヤナーチェク/グラゴル・ミサ より I. Intrada(原典版)
チャールズ・マッケラス(指揮)
デンマーク国立交響楽団, 1994年録音