能面検事 | チャウ子のそれでも本を読むのだ
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チャウ子のごった煮風500字読書日記
 地味に更新中f^_^

 

 

 

 大阪地検一級検事の不破俊太郎はどんな圧力にも屈せず、

 微塵も表情を変えないことから、陰で<能面>と呼ばれて

 いる。新米事務官の惣領美晴と西成ストーカー殺人事件の

 調べを進めるなかで、容疑者のアリバイを証明し、捜査資

 料が一部なくなっていることに気付いた。これが大阪府警

 を揺るがす一大スキャンダルに発展してー。

                    ー裏表紙よりー

 

 

 

 大阪が舞台。

 1つ目の事件では近所の女児の殺人事件に、かつて女児を

 監禁した男が容疑者として浮かび上がるというもの。

 男は否認しますが、印象は限りなくクロ。

 結局この男は犯人ではないという結論に不破は達します。

 事務官の美晴も呆気に取られるほどの鮮やかな不破の結論

 だったのですが、なんでこの結論に達したのか私にはわか

 りませんでした。

 私、大事なところを読み落としている?

 ここがもやもやしたまま次の事件へ。

 男女2人がアパートで殺害され、容疑者として女性のスト

 ーカーだった男が逮捕されます。

 これも結局別の犯人が見つかるのですが、これは意外な人

 物でした。

 2つ目の事件はそれなりに過程が描かれているので付いて

 いけましたが、やはり1つ目の事件が引っかかってしまい

 ました。

 不破の能面のように一切表情を変えないことについてもチ

 ラッと過去の話が出てきますが、あまりにも人間臭さがな

 さ過ぎに描かれているので感情移入もなかなかできません

 でした。

 美晴もなんとなくまだキャラが立っていなかったという印

 象。

 うーん、微妙でした。★