入院14日目
昨晩、痛みで寝れなかった。
深夜2時半ぐらいに、痛み止めをもらって
なんとか、うつら、うつら3時間寝たみたい。
朝とお昼に、リハビリがあったり、シャワータイムがあったり、バタバタしていたら
看護師さんが、来られて、ここは男部屋になるので、別のお部屋に変わってもらいますと。
仲良くなったはっちゃんとは一緒に移動するのか思ったら
バラバラに部屋を振り分けられた。
はっちゃんは、4人部屋に、テルミは2人部屋に。
はっちゃんは、もともと、窓側のところに移りたいと望んでいた。
70代の方が、テルミのお隣で窓側だった。退院したので、その場所に行きたいと。
はっちゃんは、読書をされる。だから明るい場所がいいのだ。
そう、看護師さんに言ったけど
怪我によってベッドの向きとか、あるので
ダメだと言われていた。
この機会に、次は窓部側だったらいいのにねって言っていたら、はっちゃんは、この部屋なんやてと、教えてくれたのは
窓側じゃなかった。それに1人男の人がいるねんと。確かに、男の人がいる。あとは、カーテンが引かれていて見えない。
テルミは、2人部屋の窓側。
変わってあげたいけど、男の人がいたら
いやである。
ベッドを移動する人たちが来られたので
聞いてみた。
男の人は、ここが男の部屋になるので、移動するのでしょ。そしたら、テルミとはっちゃんの部屋を変わってくれませんか?
と。そしたら、目を丸くして女部屋に男の人は、いません。ちゃんと、分けていますと。それに、看護師さんが決められた事なので、私たちに言われてもどうしょうもないのですと。
はっちゃんは、いいよ、いいよ、私どこでもいいからと、笑って言われたけど
がっくりきていたようだ。
移動するベッドと、はっちゃんといっしょにテルミもついていった。
そしたら、この部屋ですと案内されたのは、はっちゃんが言った部屋の向かいだった。それに、それに、、
なんと、窓側だったのだ。
窓にまぶしい光がさしている。
はっちゃんは、振り返り、テルミにピースサインをしたのだ。
ニッカニッカの笑顔で。
あーよかった。はっちゃんの願いが叶って
テルミも、うれしかった。
ちなみに、はっちゃんが、この部屋に移動と言っていた部屋は、男部屋だった。
つづく。