快適な範疇から追い出される。
現在、来年BACで公演する台本を書いています。
今までも演技のために劇作術やカメラ、音響、演出、編集と浅く広く学び続けてきたので、けっして初めてではありません。
しかし次は多くの方々のある一定期間を預かることになり、今までは自分だけのために、しかも研究のためだけに作業していたんだな、ということを痛感しています。
それにしてもやはり、どうしても自分だけの力で自らを引き上げ続けることには限界がありますよね。
そこでほかの人と会って他人からの助力を受け、さらなる飛躍をさせる必要が出てくるのですが。
それは当然ながら、「自分の快適な範疇から追い出される」ことを意味します。
人間の脳は忙しいのを嫌い、「楽」をしよう「楽」をしようという力がいつも働いているそうです。
カロリーを極端に使う場所ですから、生存本能に刻まれているのかもしれません。
ですから僕も、できない、やらない理由をゴマンと並べられるスキルの持ち主ではあります(^^ゞ
だからだれかのためだとか、信頼しているひとにしがみついてとか、そうした覚悟や好奇心やイメージが無いままだと。
いざ外へ出たときには怖気づいていきなり凹んだり、しまいにはついだれかのせいにして他人に文句を言いたくなってしまうんですね。
しかしそれはもちろん、ほかの誰かがあなたを大事にしていないからではなく、むしろ自分ではたどり着けないような視界を見せるため。
嫌われるのを覚悟して必要なストレスやプレッシャーを与えているは解ると思います。
そこまで行くと、素直さとともに、自分に合ったパートナーを選ぶ目も大切になっていきますが。
今回のプレッシャーも、自分をもう一段二段高みに上らせてくれるような気がしていてワクワクします。