こんなニュースを見てしまいました。

いつか、問題になるんじゃないかと思ってました。

私、何度か書きましたけど、最近、難病専門ホームが、雨後の筍のように全国各地で建設ラッシュです。
訪問看護が医療保険で、毎日複数回の訪問が認められてる難病に目をつけたビジネスってわけです。

介護付有料老人ホームなら、看護師はそのホームのスタッフだから、どれだけケアに入っても料金は一定です。
逆に言うと、施設側は、それ以上儲ける余地はない。
だから、介護付有料老人ホームは料金高いです。当然です。全て込みだから。

難病専門ホームって、施設は住宅型。
訪問看護は、別事業所として併設されてます。
事業所としては別でも、場所は同じだから、むちゃ効率いいじゃないですか。
移動時間がほぼ0で、利用者の部屋を回れます。
そして、難病助成があるから、どれだけ訪問看護が入っても利用者の懐は痛まないわけです。
ある意味、win win。

それだけなら、一応、制度の範囲内ってことになるけど、
数十秒の訪問だけでも1回にカウントして診療報酬請求してるって。
複数回訪問が必要でない患者にも、最大限の報酬請求してるって。
医師が指示書出してるんだから、医師も結託してるってことよね。

正直、私は自分が一番かわいいので、そういう不正のせいで制度が変わって、在宅介護に影響出たらイヤだと思うわけです。
在宅の訪問看護なんて、1日3回入って欲しいと言ったって、来てもらえませんよ。
どこの事業所も人手不足らしいし。
訪問には移動時間もかかりますから、施設併設事業所のようにはいきません。

訪問介護は、もろ影響受けました。
今年、訪問介護の報酬が引き下げられたんです。
訪問介護の利益率が高いからってのが理由。
利益率が高いのは、こういう施設併設の事業所だけだと思います。
何せ、移動時間0だから!
一般の訪問介護事業所は、経営が大変だと聞きます。
この報酬引き下げで閉鎖した事業所もあるそうですし。

今ある制度をとことん知って使おう、というのが私のスタンスです。
与えられた環境の中で、最善を尽くそうってことです。
愚痴を言うことはあるけど、何が正しいのやらよくわかんないです。
立場が変ると見え方は変わるでしょうし。
でも、とりあえず、不正はやめて欲しい。
企業の方では不正じゃないって言ってますけど。
 

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