興進様の霊界からの手紙
霊界で地上再臨役事を
準備される榮進様
真のご家庭の六男であられる文榮進様は、去る十月二十七日午後九時三十分・米国ネバダ州リノ市で昇華され、その二十一年の生涯を閉じられました。
榮進様の昇華からしばらくたって、霊界におられる興進様が、榮進様の昇華とその後のごようすについて金孝南長老を通して
伝えてこられました。
その手紙は・第四十回「真の子女の日」から一夜明けた十一月九日の朝、韓国・清平の「大城旺臨宮殿」大聖殿で行われていた
「訓読会」において『神様の摂理から見た南北統一』の訓読の途中、真のお父様が劉大行全国祝福家庭総連合会会長にその手紙を
読むようにと言われて手渡され、教会員たちに紹介されました。
その全文を翻訳し、整理したものを掲載します。
(文責・編集部)
ホテル経営に関することを志して、効率的なホテル経営を学ぶことを決心して、世界最高の伝統と権威を持っているネバダ州にある大学に向かっていた、先月二十五日の夜榮進様の夢の中に興進様が現れられ、「真のご父母様が、去る九月九日の『九・九節』、『天地父母天宙統一解放式』を宣布され、直系先祖の解怨と霊人祝福によって絶対善霊となった善霊界と地上の祝福家庭たちを一つに結んで、サ タンが越えて立つことのできない、天の主権を立てられました。
しかし、それは、主権をめぐってサタンとの熾烈な闘いで勝利した結果であり、その蕩減条件として本当に大きな困難があり得る」と語られました。
そのときから榮進様は、"七十九歳の真のお父様には、絶対に何事もあってはいけないのに……"と考えられ、"真のお父様の四十歳、二〇〇〇年、八十歳、二〇四〇年、百二十歳まで地上で摂現されて初めて、み旨が完成される"と考えられて,心を痛めてこられました。
榮進様の内心は、いつもお父様に対する心配で,心が重かったのです。ネバダ州のリノ地域に到着したときも、榮進様の胸の中には"お父様が逝かれなければならないということなのか? むしろ私がお父様の代わりに逝くのならば……"という、お父様に対する心配でいっぱいでした。
リノ市のとあるホテルの十七階に宿泊されながらも・外に出ずに部屋にいらっしやりながらも、いつもお父様に対する気掛かりと心配ぱかりでした。
榮進様はその日のタ方、部屋のバルコニーで運動をされ、散歩されていたところ、十月二十七日午後九時三十分、姿が見えなくなり、墜落されました。
このとき、興進様は驚かれ、天使たちを遣わして、榮進様を受け止められました。榮進様はバルコニーから墜落される前にすでに心臓が止まり、昇華されました。
幸い、墜落するときに天使たちが受けてくれ、「眠られるかのようにきれいに横たわられた」と、(興進様は)語られました。
興進様は、榮進様の昇華と関連して、「私たちの家庭の二番目は皆、蕩減の祭物であった。私はもちろんだが、喜進様も二番目であり、恵進様も娘で二番目であり、榮進様もアメリカで生まれた子女の中で二番目である。このように二番目は皆、蕩減の祭物として逝かれた」と語られました。
真のご父母様は、興進様、喜進様、恵進様をはじめ、榮進様など、皆が清平で役事して、よりもっと、聖霊役事が強化され得るように、祈祷してくださいました。
このような真のご父母様の祈祷に従って、興進様は榮進様の手を取り、霊界の興進様修練所に導かれました。
興進様は、直系一~七代、八~十四代先祖たちが修練を受けている霊界の「興進様特別百日修練所」に榮進様な案内されました。
興進様は、榮進様に「直系先祖解怨式」を通して解怨された祝福家庭の先祖たちが、興進様の修練所において地上で犯した自犯罪、連帯罪、血統罪など、罪悪を洗い清めて絶対善霊に変化している、修練所の姿を見せられました。
直系先祖たちが興進様のみ言を聞いた後、天国から地獄の底まで行ってみながら、彼らに地上で自分のような罪悪を犯した霊人たちが生活する現場を点検させながら、自分の霊人体の姿で行くことのできる霊界の位置を確認させた後、修練所に帰ってきて、自分の罪悪を洗い清める修練を受けている姿を見せてあげました。
また興進様は、榮進様に修練所で、神様の創造目的と人問堕落の動機をはじめ、神様がアダム、ノア,アブラハム、モーセ、イエス様など、中心人物を立てて復帰摂理をなしてこられながら歩まれた、血のにじむ復帰摂理の過程、また、罪悪に陥って苦痛を受ける祝福家庭たちの姿と、彼らが善と悪などに関する原理とみ言を聞いて、賛美しつつ自分の罪悪を洗い清める過程などを見せてくださいました。
そしてまた、榮進様に、このような修練過程を通して変化する先祖たちの霊人体と、その霊人体の姿で行くことができる霊界の位置を確認した後で修練所に再び戻ってきて修練を受ける姿を見せられました。
このように、修練を通して変化した分、一段階、より良くなった霊界を見せられました。
このように、良い霊界に行くための段階別目標を立てて熱心に修練を受けるため、百日間の短い修練ですが、速い速度で自井の罪悪を脱ぐことができる奇跡のような修練過程をすべて見せてくださいました。
これとともに、榮進様に、直系七代先fたちが、霊界の「興進様特別百日修練金」を通して、後孫が福を受けながら、より良く暮らしていけるようにしてあげる方法、原理的な生を生きていけるように導いてあげる方法、また一代から七代、八代から十四代、このように七代ずつ区切って百二十代までの先祖を捜す方法、地上にいる民族を伝道することができる方法を学んだ後、三十三歳から四十歳の若い霊人に変化する方法を訓練する過程などを見せられました。
また、先祖たちが地上に降りてきて夫婦で祝福を受けて、再び霊界の興進様の修練所に行って四十日間の祝福家庭教育を受けた後、地上に再臨して、後孫たちを助けながら生きていくようになる姿も見せられました。
榮進様は、このような興進様の修練所を見渡された後、 「 今や、祝福家庭たちの直系先祖たちが絶対善霊となって地上に再臨役事をなせば、食口たちの生活が驚くほど変化するだろうし、本当に霊界の世界なのか、地上の世界なのか、区別ができないくらいに先祖たちとの一体感を感じながら生きていくことができるということを確信した」と語られながら、「神様のみ旨を早く成して、神様とご父母様を安息させたい」と語られました。
また、これと同時に、榮進様は興進様の案内で霊界と地上界を皆、見回れました。
霊肉界を皆、見回れた後、榮進様は「地上で生活するときは、真のご父母様が勝利されたことに対して話をたくさん聞いたが、具体的な体験は出来なかった。
しかし、霊肉界を皆、見回った後、祝福結婚によって善の血統を広げられる真のご父母様の祝福が、どれほど尊貴なものであるかを悟るようになり、興進様、大母様を通して先祖たちを解怨し、興進様の修練所で悪霊たちを絶対善霊へと再創造されながら善の版図を広げて、神様のみ旨成就に拍車をかけられる、真のご父母様の全体、全般、全権、全能の天の主権を体験するようになった」と語られながら、「真のご父母様を正しく知り得ずに、地上で果たし得なかった孝誠と志節を果たしたい」と語られました。
興進様は、このように霊界の修練所と霊肉界を見回られた後、神様のみ旨を成し遂げるために、真のご父母様に孝誠と忠誠を果たそうと暫う榮進様の手を取られ、「ご父母様のみ旨を早く成し遂げるためには、よりもっと強力な霊界の力がさらに必要であり、このように強力な聖霊役事の地上基台を成すためには、榮進様の協助が切実に求められる」と語られながら、兄弟が力を合わせて、聖霊役事をしていくことを、弟である榮進様の両手をぎゅっと握って懇請されました。
これに応えて、榮進様が興進お兄様を熱く抱き締めて,真のお父様、お母様の前に孝誠を誓い、さらに晢う、その姿は本当に美しく、希望に満ちた姿でした。
最近、榮進様は、興進様の助けを受けながら、天国から地獄までをさらに深く見回られる一方、地上再臨役事を準備するために、地上と霊界に対して比較分析、研究され、自身を鍛錬されることに専念しています。
「大母様は地上で、そして興進様、榮進様は霊界で、互いに補完して、協助し、役事するようになれば、絶対善霊たちの地上再臨復活役事が、さらにもっと強化されるだろう」と語られました。
そのことゆえに、「皆さん(祝福家庭たち)の生活が、これからさらにもっと重要です。皆さん(祝福家庭たち)が原理的に、み旨を中心として絶対信仰、絶対愛、絶対服従しながら暮らしていくときは、天運の運勢を受けながら豊かに暮らせるが、非原理的な生である堕落性を持って生きていけぼ、先祖解怨前よりも難しくなる、ということを肝に銘じながら生きなければならない」とされ、「そのような絶対善霊たちの驚くべき協助役事とともに、神様のみ旨を成すために熱心に活勒すれば、私たち祝福家庭たちが本当に祝福を受けて、豊かに暮らすことができる良い世の中が開かれるようになるであろう」と語られました。 (終)
『天総官 文興進様』P.162~
第三章 興進様の祝福と五旬節の役事
一 興進様の相対の選定と祝福
…(略)…
2 興進様は百二十カ国を真の御父母様のみ前に
今、先生は、すべての国の代表を中心としていますが、興進君は、今、百二十カ国を中心として真の御父母様の前にそれを引き込む役事をしています。なぜそのようにするのでしょうか。原理的に見るとき、真の御父母様の息子をサタンに引き渡す条件はないからです。犠牲になってはならないのです。サタンに引き渡してはならないというのです。同じように、神様の息子であるイエス様を引き渡す必要はなかったのです。それが原理観です。しかし、イスラエルの国とローマとユダヤ教を再び救うために引き渡したのです。取り戻してくるためにです。
このように、真の御父母様が興進君をサタンに引き渡す何の条件もないのですが、キリスト教ゆえに、自由世界ゆえに、全世界ゆえに、興進君を引き渡したのです。サタン世界を取り戻してくる条件として引き渡したのです。興進君は、自分がサタンに侵犯されたことが真の御父母様に対する不孝だったがゆえに、百二十カ国を真の御父母様の前に追い立ててきて復帰してさしあげることによって転換するのです。それゆえに、興進君は休む暇もなく活動するのです。
ですから、興進君が霊界から百二十カ国の王、昔の善王、善の民をすべて任命して再臨させ、「真の父母に、真の父母に!」と運動させるのです。百二十カ国においてこのような運動が展開するのです。(一三一-二三五、一九八四・五・四)
イエス様が死んでから四十日後、五十日後に五旬節が起きました。本来、イエス様は、霊的にではなく実体的に、霊と肉の父母として、地上においてローマの基盤を中心として世界的に活動しなければなりませんでした。しかし、殺されたので、霊的父として上がっていったのです。その次に誰が来たのかというと、母の神である聖霊が地に降りてきました。(※ 諸星くると氏、サンクチュアリ皆さん、よくお読みください。)
五旬節に降りてくる時、一人で降りてきたのではありません。聖霊が降りてくる時は、旧約時代の善の霊たち、百二十カ国を代表して霊的な活動をすることができる代表団をこの地上に連れて降りてきました。その霊たちが地上に来てキリスト教の活動を行いました。今までその霊たちが何をしてきたかというと、国の文化背景は異なりますが、終わりの日である再臨時代に百二十カ国が連結できるように、世界的なキリスト教版図圏を築いてきたのです。
霊的基盤を中心として、百二十門徒が世界的に活動していくのです。その道を築いてきたのです。(一三一-一四三、一九八四・四・二九)
イエス様が復活することにより、百二十門徒が再臨したように、興進を送ることにより、百二十人の門徒が地上に再臨できる立場になりました。百二十門徒は国王です。世界代表の王を示すのです。指導者、責任者を示すのです。地上に再臨できる条件を立ててあげるのです。ですから、霊界に通じる人々にイエス様が現れ、自分は老いたキリストであり、興進は若いキリストだと紹介したのですが、すべて道理にかなった話です。
霊界と肉界が連結され、霊界を引っ張ってきて善の霊たちを配置する運動が展開するのです。イエス様は、キリスト教を通じて国を復帰しなければならなかったのですが、国まで行く前に死にました。国まで行く前に死んだというのです。
ですから、アメリカにおいてキリスト教が反対した事実を再蕩減するための祭物として興進が霊界に行き、それからダンベリー事件は何かというと、国家が反対したことを蕩減するものです。先生がそれを蕩減しなければなりません。
国家的蕩減をすることにより、世界のすべての国家が反対したその峠、艱難期を越えて新しい次元の国家、世界に向かうことができる統一教会の運勢時代に越えていくのです。それをはっきりと知らなければなりません。(一六一-八〇、一九八七・一・二)
イエス様が復活する時に百二十門徒が設定されたように、興進君が四十日目以降に祝福を受けることによって再臨できるのです。
聖霊が地上に実体として臨んだのと同じ基準になっているので、霊界にいるすべての百二十カ国の善君、イエス様をよく信仰していった善君を中心として……。興進君は誰ですか。愛の王です。イエス様とカイン・アベルが一つになり、イエス様を中心として、その時の王権を中心としたその国々のすべての王をカインと同じ立場ですべて連れてきて、カイン・アベルを立てるのです。
霊界で一つになったので、地上に降りてきて地上の百二十カ国を中心として、百二十門徒が来たのと同じように、その善の王権をもったカイン的王権を中心として、心情的一致圏に連結して地上再臨させるのです。そして、すべての霊人たちが来て、その国の生きている大統領を協肋するのです。また、キリスト教を中心として、善の王を中心として侍ったその時代、その国の善の民を合わせて、今の主権を中心として真の父母の愛圏に連結させる運動が展開していくのです。(一三七-二九六、一九八六・一・三)
五旬節、聖霊降臨節の時、イエス様時代の五旬節のその時と同じように、今は世界的な新しい霊肉を合わせた五旬節時代だというのです。蕩減復帰です。
失敗したことを蕩減しなければなりません。キリスト教が反対したので、それをはっきりと教えてあげなければなりません。なぜかというと、イエス様が五旬節に聖霊と再臨して、百二十門徒と共に二千年間キリスト教を中心としてキリスト教文化圏をつくったのですが、それを再臨主に奉献していれば、五旬節は必要ありません。
しかし、反対したので、すべて完全に崩れてしまったのです。ですから、この時代に、現実舞台において、王の王である真の父母を中心とした基準の前に百二十カ国を再び復活させなくては、霊的世界のイエス様の五旬節祝福基盤を地上に完全に連結させ、相続権を移すことができないというのです。
ですから、ここに祭物を捧げて、五旬節実体相続権を中心として連結させることができる基盤を築こうとしたのです。百二十カ国に植えたものを失ってしまったので、再び植えて刈り取らなければならないのですが、それを五十日以内ですべてやってしまったのです。そのようにして、イエス様の再臨理想を中心として、興進君を直ちに結婚させてあげることにより、初めて再臨の期間がなく、真の父母が生きている神様の直接主管圏内において霊肉勝利圏が展開するというのです。
第二次大戦の時、キリスト教文化圏が一つになり、再臨主を迎えることができる時があったのですが、反対しました。百二十カ国が一つになり、すべて崩れてしまいました。二千年歴史がすべてです。ですから、統一教会を通して再現し、キリスト教文化圏の百二十カ国形態の基準に入ってきてこれを進結させるためには、イエス様が失敗したすべてのことを受け継いで勝利基盤を築かなければなりません。それをしなければ越えていくことができません。蕩減しなければなりません。
ですから、先生が十字架を背負うのです。同じように、きちっとその道を行くのです。今回は、霊肉を中心として一つになるのです。死にはしないので、霊肉で一つになるのです。先生は死にません。ですから、ユダヤの国に当たる韓国とキリスト教の歓迎する場が韓国大会(勝共決起大会)です。それを中心として、世界的にみ旨が展開していくのです。(一三一-二三〇、一九八四・五・四)