董卓の傍若無人ぶりに、曹操の呼びかけで各地の将が董卓追討軍を結成します。
まず先陣を切ったのは、長沙の太守孫堅。見事な戦運びで有利に事を進めて行きます。
ところが、孫堅も予想できなかった事態が起きます。まさかの味方から兵糧攻めに合ってしまいます。
このため、孫堅は敗走し、勢いに乗った董卓軍が追討軍に攻め寄せます。董卓の配下の華雄が攻め寄せる中、華雄を討ち取ると手を上げたのが、劉備の義兄弟の関羽。酒を一杯飲んでゆうゆうと戦場に向かう関羽。しばらくして帰ってきた手には、華雄の首がぶら下げられていました。
これで勢いに乗った追討軍は、攻めに転じ、董卓軍は壊滅します。
これを見た董卓は、虎牢関と汜水関に兵を分け、自分は虎牢関に入り、追討軍を向かい打ちます。
そして、追討軍を迎え打つ呂布が、無双の如く活躍し、公孫瓚を追い詰めようとした時、まずは張飛が、そして遅れて劉備と関羽が加わり3人がかりで呂布に立ち向かいます。さすがに部が悪くなった呂布が引くと、追討軍が攻めに転じ、両者多数の被害を出す痛み分けとなります。
追討軍の勢いにどうしようかと模索した董卓は、洛陽の都を長安に移すという暴挙に出ることに決め、強引に遷都することになった洛陽は地獄絵図と化します。
これを見て追撃を試みた曹操でしたが、深追いをしてしまったためか、敵の罠にかかり大ピンチというところでこの巻は終了です。
手に汗握る感じがいいですね。
おもしろいです