指に負担がかからない弾き方を習っています。

なかなか身に付きません。

レッスンで弾きやすくなったと思ったのに、翌日はそのように弾けなくて。

唯、「この弾き方は違う」というのは、感覚的にハッキリしています。


濃い霧の中で、微かな手掛かりを手繰り寄せようとしても近付けず、目を凝らしても見えず、一体自分はどこに向かって歩いているのか?

突然、どう弾いたら良いのか?一音出すにも分からなくなりました。


先生は「前よりここが良くなった」と仰います。

お世辞を一切言わず、正直に言って下さる先生なので、確かに良くはなっているのでしょう。

劣化を感じてしまうのは、自分の演奏に対して欲が出て来たのかもしれない。

ある意味、分かって来たのだと思います。

「それは違う」「その音じゃない」

だから求めてしまう。その為に、そう弾ける方法を探るようになったのだと。


何かが分かった瞬間に、何かが分からなくなるのです。



指の痛みは出なくなりました。鍼灸治療が合っていて、関節の強ばることもなくなって来ました。

6時間弾いていても大丈夫になり、練習を少し増やしてみようか?と考えています。

曲についても、痛みが出る曲とそうでない曲がありますので、配分を調節しながら取り組んでいます。

「何故弾きにくいのか?」

疑問に思ったら原因を突き詰め、弾き方を考えることが増えました。


最近はとても脳が疲れます。

身体の動きと感覚に集中するとしんどくて…。

時々は頭でなく心で弾かないと。