本日は、N.St.Pacificusです。
①交配種 :N.ventricosa×insignis Biak(現在では2018年にN.Biakとして新種
登録されている)
②入手時期 :2021年11月
③入手元 :けふお氏
④生長度合 :やや遅め
⑤栽培難度 :普通
⑥挿し木 :我が家での挿し木実績無し
⑦嚢の大きさ:我が家でMax6cm程度
⑧雌雄 :(・・?、我が家での開花実績無し
本種は初めて聞く品種でして、和読みはセントパシフィカスとでも呼ぶのでしょうか。一昨年の11月に何時もお世話になっているけふお氏より戴きました。誠にあり
がとうございました。
カクタス長田さんからホムセ経由で販売されている様ですが、こちらでは見かけたことがありませんでした。ハワイのナーセリー、Leilani NepenthesのEstes氏によって
交配された品種だそうです。
種子親のN.ventricosaは言わずもがなの品種で1837年の記載種です。Philippines、Panay島Madja-as山、Sibuyan島、Luzon島Bontoc Banaue地方やMayon山等のやや高地に自生しており、低温には強い品種です。又、バラエティーにもよりますが、一般的には高温、乾燥にも強いものが多く栽培しやすい品種です。
一方花粉親のN.insignisは1912年にオランダの教授植物学者であったAdriaan Pulle氏によって発見されたようです。その後1926年Willem Marius Docters
vanLeeuwen氏によって再度採取され、1928年に正式記載された品種です。現在ではBiak産であるN.insignis BiakはN.Biakとして2018年に新種登録されており、
一方インドネシアのパプア産normal form(Tayeve form)をN.insignisとして区別されている様ですね。Biak産はやや小型でslenderであるのに対し、Tayeve formは襟が良
く発達している様です。余談ですが我が家で導入しているN.insignisはどうもBiak産(N.Biak)の可能性が高いです(^^♪。下段写真左から、
1.こちらから五枚は戴いた当日の2021年11月2日に撮ったもので、こ
ちらは、棚に置く途中手が滑って鉢をひっくり返してしまった苗
2.根部をアップ。結構しっかりと根は張っている様だ
3.元の鉢に植付けた様子。気温が低下してきているので一寸心配だが、無事
に活着して欲しいものである
4.一つ前に着いていた捕虫嚢。こうして見るとN.ventricosaそのものの様に
思えるね~(^^
5.こちらは最新の捕虫嚢。ツートンカラーもN.ventricosaそのもの。N.insignis
もN.ventricosaと似ているが、果たしてこれからどんな生長をしてくれる
だろうか
1.こちらから二枚は2022年1月13日に撮ったもので、何とか活着した
様で捕虫嚢の赤ちゃんが生長してきたε-(´∀`*)ホッ
2.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん
3.こちらから二枚は2022年1月24日に撮ったもので、こちらは左端写
真の捕虫嚢のその後の様子。一寸判り辛いが僅かに蓋が開き始めた様だ
4.こちらは左から二枚目写真の捕虫嚢のその後の様子。何とか順調に生長し
ている様だ
1.こちらから四枚は2022年1月29日に撮ったもので、こちらはこの時
点での株姿。新しい葉身も展開してきている様よ~
2.こちらは我家に来て初めて着いた捕虫嚢。これから着く捕虫嚢は何となく
良い感じになりそうに思うが果たして…(・・?
3.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。完成までもう少し掛かりそう
4.こちらは最新の捕虫嚢の赤ちゃん。導入時のアクシデントは限定的だった
様で良かった\(^o^)/
1.2022年2月5日、生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。もう少ししたら完
成しそうだ
2.2022年2月12日、左写真の捕虫嚢が完成した様子。そのまんま
N.ventricosaみたいだね~(^^)/
3.2022年3月12日、蓋が開いて間もない捕虫嚢。これからリップが反
って完成する
4.2022年3月23日、左写真の捕虫嚢が完成して少し時間が経過したも
の。少しはそれらしくなってきただろうか
5.こちらから二枚は2022年6月14日に撮ったもので、こちらは最新の
捕虫嚢で大分色合いが薄くなってきた様だ
6.この時点での株姿。気温の上昇と共に葉身が控え目の大きさになった感じ
1.こちらから六枚は2022年10月1日に撮ったもので、こちらはこの時
点での株姿。朝晩の気温が少しずつ低下してきたせいか正気を取り戻しつ
つある様だ。本種は思った程高温には強くなさそう
2.三つ前に着いた捕虫嚢。もう大分くたびれてめっちゃdirty(^^;)
3.二つ前に着いた捕虫嚢
4.一つ前に着いた捕虫嚢。高温期は着袋はするものの大きさや色合い等大分
作落ちする感じ
5.最新の捕虫嚢。リッブには全く角張が無いのっぺらぼうになった(^^;)
6.次に生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。これから徐々に気温が低下してくる
ので、良い感じの捕虫嚢が期待できそうだ
1.2022年11月9日、生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。プリプリっとして
きた様で間もなく完成しそうだ
2.2022年11月14日、左写真の捕虫嚢の蓋が開いたところ。リップは
未だ反り返っておらず完成しきっていない様だ
3.2022年12月28日、生長途中の捕虫嚢の赤ちゃん。こちらは左写真
のものと比べ若干赤みがかっている
4.2023年1月10日、左写真の捕虫嚢が完成した様子。若干赤みがある
5.2023年2月11日、次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。僅かに
蓋が開き始めた様だ
6.2023年3月6日、左写真の捕虫嚢が完成した様子。こちらは比較的赤
みが濃い
1.2023年3月6日、次の捕虫嚢の赤ちゃんが生長してきている
2.2023年3月21日、左写真の捕虫嚢が完成したばかりの様子
3.2023年5月19日、最新の捕虫嚢。N.ventricosaやN.burkeiにも良く
似ている。きっと近縁種であろう
4.こちらから三枚は2023年6月6日に撮ったもので、こちらは左写真の
捕虫嚢のその後の様子。色合いはやや濃くなった様だ
5.次に生長してきている捕虫嚢の赤ちゃん。完成までには大分掛かりそうだ
6.こちらは現在の株の様子。生長は結構遅々としている感じ(^_^;)
1.2023年7月1日、新しく生長してきた捕虫嚢の赤ちゃん。もうボチボ
チ完成しそうだ
2.2023年7月12日、左写真の捕虫嚢の赤ちゃんが完成した様子
3.2023年10月25日、今夏は異常な猛暑続きで本種もへたりぎみで着
袋せず、その後暫くして着袋した捕虫嚢でめっちゃショボい
4.こちらから三枚は本日2023年12月1日に撮ったもので、こちらは現
在の株姿。気温の低下と共に何とか逝かずに元気を取り戻してきた
5.一つ前に着いた捕虫嚢。夏のダメージが未だ少し残っている様だ
6.左写真の捕虫嚢の次に着いた最新の捕虫嚢。ほぼ本種の捕虫嚢に戻った様
だ。これから更に気温は低下していくが、梅雨明けまでは良い感じで生長
してくれるだろう
ランキング参加中、ポチッと! 応援の程宜しくお願い致します。
m(._.)m
↓↓↓