広電電車夕夜景 / 2025年運賃改定
しばらく油断すると、やはり広電電車の写真は貯まってしまいます。
数ヶ月毎に同じことを言うので、もう定番挨拶か恒例行事かみたいな(笑)
と言うことで暫くの間、広電電車の記事が週1毎に続きます。
今日の写真は6月に撮影して、スマホの中で肥やし化していた写真です。
ところで先日、広島地元紙 中国新聞の一面記事で、 電車 バスの運賃改定の記事が載っていました。
それによると、広島市内の路面電車と路線バスの運賃を、均一化で交通事業者7社は10月22日、現行の220円から240円へ値上げする計画を明らかにしたようです。
さて、今回の運賃値上げは全てが上がる訳ではなくて、制度上料金が安くなる区間やプランがある 料金改定なんですが。
詳細は正式決定すると各社ホームページでお知らせするそうなんですけど、私の最寄駅 広電高須駅から利用するとして、2022年の改定では恩恵を受けた区間内でした。
本来、電車は市内線と宮島線に料金体系が設定されていて、市内から直通または乗り換えで乗車すると、市内料金 + 直通割引料金の合算なんですが。
草津駅までは前回の利用改定で差額が無くなって、事実上 市内線料金だけで利用することができていました。
ところが今回の運賃改定では、宮島線は鉄道線なために距離制の区間運賃となっていたものの、均一運賃の範囲内となってしまったので、240円で全区間完乗できるようになります。
これまで電車は白島線を除く路面電車区間全線で均一運賃でしたが、バスに関しては一部エリアとなっているものを、来年2月1日の運賃改定と同時にエリアも拡大させるみたいです。
人口減少による利用者減と燃料費高騰や人材確保が要因となっていて、対象は広島電鉄、広島バス、JRバス中国、広島交通など7社のバス62路線と電車の全8路線。
で、前述の市内電車 白島線も現行160円から80円値上げして均一運賃とするようです。
拡大エリアは主にJR山陽本線より北側に広げる見込みで、西区の大芝町や東区の不動院、矢賀入口などのバス停が新たに加わるため、利用区間によって現行運賃より安くなる場合も発生。
新型コロナウイルスの感染拡大で乗客が減少した補填として、各社の経営を立て直す狙いで均一運賃を、2022年11月に190円から220円に引き上げていました。
22日に中区であった、広島市やバス事業者、識者でつくる協議会で、バス事業者と市が運賃改定の計画案を説明。
2022年の運賃値上げ後も、燃料費や物価高騰が経営を圧迫し続け、また車両の更新や人材の確保も課題になっているとして、2年3ヶ月の短期間で値上げをせざるを得ないそうです。
広電の担当者は「やむを得ず運賃改定をしたい」と理解を求め、市は「利用者に分かりやすく、使いやすい公共交通にしたい」としています。
来年の値上げが計画通りに承認されれば、均一運賃エリア内の路線バスの収支を、約3年間で11億円余り改善できるとの見通し。
今後、改定に関する市民意見の募集などを経て協議が整えば、各事業者が中国運輸局への届け出などの手続きを進めることとなります。
広島の公共交通の運賃は、競合他社が利用者の便宜を図るため、バス停の統一やルートの共有を実施していて、独占禁止法の適用を除外する特例法(令和2年法律第32号・広島市中心部における均一運賃の設定に係る共同経営計画)に基づき、協議会によって統一運賃が制定されるようになっています。
高須駅から見ると20円の値上げのように見えますが、パスピー代替のモビリーデイズを使用すると、旧運賃のまま利用できたりします。
他にもバス~電車の定期券が区間指定が外れて、均一区間内フリーパスにもなるので、利便性はかなり向上するようです。
フリーパス制は既に、バスの一部区間で採用されていたのですけど、これで一気に利用価値が上がります。
こんなに便利になって本当に、11億円も利益を新規に上げられるのか不思議に感じますが、そこはやはり基本は運賃値上げなので、これら特典が無ければ16億円前後の計上利益が、本来はあるところなのでしょう。
値上げはする•••••••,けれども破格に便利にする ── 公共交通事業者も、経営努力は大変のようです。
ちなみに広島 バス7社(交通事業者7社)とは、広島電鉄・広島バス・広島交通・中国ジェイアールバス・芸陽バス・備北交通・エイチ ディー西広島です。
-安芸もみじ⛩️広島-