自作棒ウキ(遠矢ウキ風)の作り方 2019/12/12最新版 その1 | 菜's(サイズ)
自作棒ウキ(遠矢ウキ風)の作り方 2019/12/12最新版 その1 | 菜's(サイズ)

菜's(サイズ)

岡山駅西口から徒歩3分
岡山市北区奉還町、奉還町商店街の中にある菜's(サイズ)のブログです。

にほんブログ村 釣りブログ フカセ釣りへ
にほんブログ村


激安コマセの決定版編


激安コマセ 基本編


フカセ用PEのレビュー


大人気自作シリーズ


遠矢ウキに近い性能のウキを自作する


自作セミハードオキアミ


遠投用自作柄杓


バッカン用のマキエボード自作




集魚力抜群で激オススメ!





棒ウキ作成の記事を見られる方が非常に多く、数多くの質問をご来店された方や釣り場で声をかけられてお受けします。

皆様お声がけやご来店くださってありがとうございます。

と言う事で2019/12/12現在、進化し続けている棒ウキ作成の最新版をお届けします。



今回はその1,完成形と流れと準備する物です。

まず完成形です





長いので全体的にピントを合わせにくいので多少ピンぼけしてます。
すみません。

ただ高級感は素晴らしいし素人でも非常にキレイな仕上がりになります。

今回は漆塗り、と言っても本漆だと高価だし大変なので漆塗料のカシューを使っています。

ここにウキトップをはめるのですが、そこのチューブは黒の方がマッチしますが今回は構造が分かりやすい様に、あえて透明チューブをはめています。

ウキトップは遠投時の視認性用の4mm
感度と視認性を両立させたスタンダードの3mm
感度重視!オキアミが無くなったら一目で解る2.3mm!風にも強い!

という三種類(もっと太くorもっと細くなど、他の太さもカスタマイズは自由に行けます)のウキトップを自由に差し替えられる構造になっております。
詳しくは次回以降!

用意する物
〜絶対に必要な物〜
🔴バルサ材の丸棒 8mm
(ホームセンター、一本分約100円)
🔴鉛キッド
(amazonか釣具屋、一本分約80円)
🔴ドリルガイド
(amazon)
🔴塩ビパイプ 内径16mm
(ホームセンター)
🔴ドリル&ドリル刃4mmと5mm
(百均)
🔴接着剤
(百均)
🔴ウキトップ用のパイプ2mm、3mm、4mm
(釣具屋)
🔴ステンレスの芯
(釣具屋)
🔴シリコンチューブ(3mm)
(Amazon)

一度揃えたら200円そこらで一本作れます。
揃えるのもドリルをお持ちの方なら2000円以下、ドリル合わせても塗料を除けば5000円程度です。
棒ウキは買うと高いので三本も作れば元が取れます。



🔴バルサ材の丸棒 直径8mm
ホームセンターか釣具屋で買えます。
どちらも金額はそこまで変わりませんが作りたい長さで半端が出ない方が良いですね。

🔴鉛キッド
釣具屋になかなか置いてないのでAmazonで買うのがオススメ

大だと8mmのバルサが33cmでB~3B
中だと27cmぐらいでB~3B浮力になります。

ホームセンターに置いてあるバルサが60cmだった場合、両方買うと二種類の長さでピッタリ無駄無く使えます。

釣具屋のバルサは長さが50cmの事が多いです。
25cmを二本にして中を使えば浮力が0~G3ぐらいですので全遊動用にするのも有りです。

ウキトップ次第で3B分ぐらい稼げるしウキトップ付け替え式なので浅ダナ攻めたい時にも短めは有りです。



🔴ドリルガイド
8mmの直径の丸棒の中心に5mmの穴を長さ3cmほど真っ直ぐにあける神業ができる方であれば不要ですが…

本来の使い方と少し異なりますが過去記事参照して頂くか、次回更新でまた書きます。

🔴塩ビパイプ 内径16mm
変則的な使い方ですがドリルガイドを両端に差し込んで使います。
70mmぐらいで充分です。
長いと中心がブレます。
なんなら50mmとかもっと短くても良いですが、万が一木材が割れてドリルの刃が出てきても怪我をしない様に70mmにしています。

そんな事故は構造的にあんまり考えられませんが心配性な物で

🔴ドリル&ドリル刃
ドリル刃はダイソーとかのセットでもいけます。
4mmと5mmがあれば大丈夫です。
ドリルをお持ちで無い方はホームセンターで一日200円ぐらいでレンタルできますのでそちらを使うか、安物を買うのも今後気軽に使えて便利です。
しょっちゅう使わないのであればコードレスはやめておきましょう。
バッテリーがヘタって来るし放電するので使いたい時にサッと使えません。
充電もかなり時間がかかるのでイライラマックスです。

🔴接着剤
百均に行って二液性のエポキシが鉄板だと思います。
こだわりや余りがあるならお好きなものを

🔴ウキトップのパイプ2.3mm,3mm,4mm
(ポリカーボン)


釣具屋に行くと複数ありますが肉厚の物と薄い物があると思います。
口径の大きいヤツの中に小さいヤツを通せる様に薄いのを選んで下さい。
三本必要な理由は後述します。

🔴シリコンチューブ(3mm)

前回のウレタンチューブより進化し、ハメやすく取れにくく外しやすく破損しにくいシリコンチューブです。
内径3mmの物はあちこち見回りましたが少なくともホームセンターレベルだと4mmしか有りません。
Amazonで買いましょう。

🔴ステンレスの芯
1.2mmぐらいのやや太め
バルサは弱いのでこの様にウキトップ付近の破損を防ぎ、ウキトップを安定させます。
大きい釣具屋に行けば数百円で長めのが数本入って売っています。
一袋買えば棒ウキ100本以上は作れると思いますのでどこが安いとか特に考えなくて良いです。


クオリティーを上げるために是非欲しいもの

🔴耐水ペーパー#120前後 #400前後 #800前後
好みでホームセンターで一枚数十円で買えます。
ウキトップ近くをテーパーにしたり、仕上げ研ぎしたり、見た目をキレイにできますので安いし買っておきましょう。

🔴カシュー塗料


見た目が非常に良く、筆で塗ってもムラになりにくく強度も非常に強いです。
1缶あれば分かりませんが少しうすめて使うし伸びも良いので50本以上は塗れる様な気がします。

難点は乾くのに時間がかかるぐらい!

うすめ液はカシュー専用品は無駄に多くて高いのでホームセンターで300円ぐらいのペイント薄め液を使っていますが問題無く使えてます。

ちなみに仕上げに使うクリアーは、スーパークリヤーが一番透明で次点でネオクリアーだそうです。
通常のクリヤーだとそこまで透明じゃなく、透を使うと茶色っぽくなりますのでご注意下さい。

見た目は適当で良い!ウキは消耗品!
という方はアクリルスプレーでも大丈夫です。
百均にもありますし上手にやれば見た目もそれなりに仕上がります。

無塗装は水を吸ってしまうと浮力も変わり強度も落ちるのでオススメはしません。

🔴特製うるし
今回の研ぎ出しという手法でのランダム模様をつける為の物です。
ほとんどカシューと同じですが少量で割高ですが釣具屋にあります。
下地や上塗りと違って模様をちょろっとつけるだけなので少量タイプで構いません。

下地を赤とかにしたい方はたくさん使うので缶のカシュー塗料を使いましょう。

個人的には黒地に金ぐらいが品があると思いますが浮力別で作り分けた時に一目で解るように赤とかを入れるのも有りですし、
黒×金で作って赤字or黒×赤で作って金字等の文字を小筆で書くのも有りです。
浮力や作者名や好きな文字を入れましょう。

長くなってしまいましたが揃えるのはそう手間ではありません。
Amazonで注文し、あとはホームセンターと大きい釣具屋と百均に寄るだけです。

次は大雑把な作成の流れです。
作成方法は次回に持ち越すとして、流れを見て難易度や時間を判断して作るかどうか決めて下さい。
細かい部分は今回は省略します。

STEP1
バルサを好みの長さに切って両端に穴を開ける

STEP2
エポキシボンドをつけ、片方には鉛キッド、片方には4mmパイプとステン棒を差し込む

STEP3
形を整える為にペーパーでヤスリがけ


できた!
いや、マジでこれだけです。
一本作るには色々準備とかで30分はかかると思います。
二本作るには33分ぐらいでしょうね。
4本でも5本でも、浮力や長さを分けてたくさん作りましょう!
浮力はバルサを切る長さを調節します。
およそ3cm長くなると浮力が1g(3B相当)上がります。
削る量も勿論たくさん削ると浮力が下がりますが、そこまで神経質にならなくてもウキトップがどの目盛りまで沈むかが変わる程度なのである程度で良いです。

あとは楽しい塗装です!

塗装工程は今回はカシューでの研ぎ出しの流れです。

下塗り
カシュー黒を3層(約2~3日、理想は一週間)

模様入れ
特製うるし金をペタペタ(乾燥まで約2日)

その上から黒で2~3層に塗りつぶす(約3日)

削り出し
#400の耐水ペーパーで磨く
スーパークリヤーを塗って乾かす(1~2日)

再度#400の耐水ペーパーで磨く
再度スーパークリヤーを塗って乾かす(1~2日)

※#800の耐水ペーパーで磨く
スーパークリヤーを塗って乾かす(1~2日)

※を納得行くまで繰り返し(3回ぐらい?)

作業な大したこと有りませんが乾かす時間が長くて大変です!
なので複数本作る方が良いですが、最初からたくさん作るよりも最初はコツを掴む為に数本にしておきましょう。

下塗りですが、時間短縮の為、ウレタンスプレーの黒でも良いかな?と思っており、近日中にそのやり方で試そうと思います。

カシューが割とふっくらとした塗料なので下地が少々いい加減でもそれなりにキレイに仕上がります。
研ぎ出し自体が色を出す為にわざとボコボコさせて上塗り塗料で穴埋めしていく技法ですからね。


最後になりますが告知です。
12月30日に釣り&宴会をしようと思います。

午前中は玉野の井上渡船さん(一番船が朝7時)で釣りをして、夜は釣った魚や色々な食材で宴会をします!
宴会のみの参加もok
お一人様5000円で飲み放題無制限!

ちなみに宴会ですがチヌや真鯛などの釣った魚でお造りや握り寿司やしゃぶしゃぶは勿論ですが、
フグを超える幻の超高級魚クエのお造りや鍋
鴨をたっぷりの薬味とわさびで食べる鴨しゃぶ
等、超豪華な食材でお届けします!

一万円でも安い様な豪華な宴会が5000円!

12月の利益還元と、明日の12月13日で7周年を迎えるので7周年イベントです!
参加希望の方は
050-6865-9511かメール等でご一報下さい。

もちろんお一人様でのご参加も大歓迎!

今回はむさ苦しくも無く、20代の若い女性の常連さん等も宴会には参加しますので女性もお気軽にご参加下さい!