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↑類似商品がいくつかあり、どれも集魚力は高いと思いますが、アミノ酸の表示をしてあり、濃度がとても濃いのは他商品ではあまり無いのでオススメです。
撒き餌に混ぜると集魚力の底上げ、付け餌をディップすると喰いの向上、畑や家庭菜園に使うと糖度がグンと上がります!
使い方は
激安コマセの作り方
を参照して下さい。
梅雨入りして週末の大会が中止になりました。
仕事が夜遅くまであるので滅多に大会には出られない身としては残念です。
皆様は釣りが中止になった時に釣具の手入れをしたり付け餌を作ったりしませんか?
皆様独自の秘伝エサがあると思いますが、今回は自分なりの付け餌作成方法を新たに改良したので紹介します。
まず付け餌に求められる事とは何ですか?
市販のハード系を使う方は数おられると思いますが、こっちのメーカーの方が明らかに喰いが良い。
今回はいつもの餌が売ってなくて代替品だと喰いが悪くて釣れなかった。
釣れてる人との違いは加工オキアミのメーカーが違うからだ!ちょっとその人に借りてみたら途端に釣れるようになった!
そんな経験ありますか?
あったらすみません。
でも自分は銘柄の違いはジンクス程度だと思ってます。
どれも食べてみましたが薬品ぽくて不味いです。
不凍処理にグリセリンとか使ってるんでしょう。
まぁそんな物で食いつくんですから一番重視するのは理想的な締まり具合や大きさ等の使い勝手では無いでしょうか?
自作エサを作った事がある人が最終的にやめて市販品を買う理由は使い勝手が悪いから。
ボロボロで使えないオキアミが多い、手がベタベタする。
そんな所では無いでしょうか?
広島大学の海野教授は、研究の結果、コーンはチヌが好きな味はしない。
色で食べている。
というぐらいですので、吐き出すに至るかどうかの硬さや大きさなどは重要ですが、着色は効果が強いと思いますが味付けはそこまで重要ではないんじゃないかと思っております。
今回は手がベタベタせず、ボロボロになりにくく使い勝手の良い餌をご紹介します。
まず、オキアミですがコマセ用のブロックからで構いません。
付け餌用の真空の物のほうが良さそうな気はしますが高いですしそこまで劇的には変わりません。
ただ、大抵のお店には安い方と高い方と二種類ありますが、安い方は黒変しかけたりした物がありますのでこちらはやめてください。
黒変する酵素とともに、自己消化酵素も作用しているはずなので餌持ちが悪く、遠投とかできないです。
安い方でも前回買った物は問題なく使えましたが、数百円の差ですし、ハード系付け餌買うよりよっぽど安いのでケチらずに高い方を!
コマセ用の物で一番品質が良いと思ったのはレジャックスで、あそこのは真空になっています。
岡山店以外は知りませんが、税込み600円で真空になっている3kgブロックはなかなか無いです。
ただし、品質は良いですが少し粒が小さいので大きめ好きな方は大きいやつを選んでください。
あと、レジャックスも真空を売りにしている訳ではないので輸送時などに細かい穴があいて真空が解けている物もありますが、まぁそこはチョイスして下さい。
大抵のお店の二種類ある高い方はまず問題ないはずです。
用意する物
オキアミ
砂糖
食紅
ウォッカなりウイスキーなり40度のお酒
トレハロース
トレハロースは500gで刺し餌用だけなら一年分どころじゃないので刺し餌用だけなら500gのものを。
料理や炊飯等にも使う方なら2kgで1000円ちょっとで売ってますのでそれを。
Aプライス等の業務用のお店に行くと2kgで1000円ほどで売ってます。
まず、砂糖(今回は上白糖)とトレハロースを同じ割合で混ぜ、その2つと同量の水で溶かします。
(例、砂糖50g、トレハロース50g、水100cc →50cc)
※水を減らすほどハードになっていきます。ハードなのが好きな方は水を50cc→ 20ccぐらいにしましょう。
2020-10-27 ※溶かし方などで条件が変わるので失敗が少ない様にレシピを変更しました。
その水溶液に半解凍のオキアミをギリギリ浸るぐらいまで浸します。
そのまま冷蔵庫に入れ、時々優しく全体を混ぜます。
そのまま二時間ほど置きます。
2020-10-27 追記
ボロボロになったという声を頂き、聞いてみた所いくつかの要因が解りました。
① オキアミの品質が悪い
これはもうどうにもなりません。
当店オリジナルみたいなつけ餌用ブロックはまず使い物になりません。
ヒロキューのヤツがいいですが、真空がとけているものや、長期間保存されっぱなしの物はやめましょう。
② 溶かしかたが悪い
常温解答をするとドリップが出てダメになる事が多いです。
冷蔵庫内で解凍するか、真空の物ならヒタヒタになる程度の水に氷を入れて氷温解凍するのがベストです。
③ これはその方にはヒアリングしてませんが、二時間を超えて漬けっぱなしは水を吸い戻すのであまりよろしくありません。
二時間がベストです。
追記ここまで
こうする事により、オキアミの黒変と、自己消化でゆるくなる事を防げます。
トレハロースを入れると物凄い保水性がありますので、家で作ったわらび餅がせいぜい一日ぐらいしか持たずに真っ白になって品質が著しく落ちるのが、
スーパーに売ってるわらび餅などトレハロースを少し入れた物は凄まじい品質保持能力になります。
あと糖化を防げますので、自作派の悩みの種、ベタベタがなくなります!
ベタついてまで塩でなく砂糖で作るのはチヌ等の魚が甘味を好むという点もありますが、皆様はその保水性を利用して作っている訳ですよね?
塩だと保水性が無いのでクリスタルハードぐらいになって喰いが落ちます。
トレハロースは砂糖の2倍の保水力を持ち、冷凍耐性が非常に高いです。
世の中のもっちりしたお菓子の裏を見てください。
まず間違いなくトレハロース使ってると思います。
冷凍に強く、ベタベタ度が市販品と自作の差になると思いますが、その差を埋めるのがトレハロースです。
そしてたくさん作って冷凍すると思いますので必須アイテムな訳ですね。
余談ですが、練り餌を作る時にトレハロースを混ぜると市販品の品質をはるかに上回った乾燥に強い練り餌も作れますし、市販の練り餌に混ぜるのも、水で少し柔らかくしても手が汚れにくく、乾燥しにくくなり、非常に効果的です。
これは業界のスタンダードになってもおかしくないと思います。
なんかトレハロース普及委員会みたいですが釣り人は持っておいたほうが良いアイテムです。
更に余談ですが釣りすぎて余った魚を冷凍する時にトレハロースを溶かした水に軽く漬けて冷凍するとドリップも少なく、冷凍焼けを起こしません。
実は釣り人には必須アイテムなんですね。
話が逸れました。
二時間置いたら漬け液を半分に減らします。
解凍に自信がなければ水は全て切って下さい
この時切った水は取っておいて麦とかコーンを漬ける液にしたりコマセに混ぜてもいいです。
練り餌に混ぜるのも最高です。
そこへ切った水と同量のウォッカやウィスキー、ラムやジンなんかでも良いですが40度のお酒を入れます。
不凍処理を施し、冷凍時の品質劣化や折れ等を防止し、常温時(釣りの最中)の品質の劣化を防ぎます。
そのまま二時間置いたらザルに上げ、水分を切ります。
優しく上下をひっくり返しながら1~2時間おいて水っぽくならなくなる様にした方が使いやすいです。
水気が多いと竿やリールが汚れやすく、餌箱の中で練り餌がベチャベチャになったりするので。
このお酒に黄色の食紅を混ぜると黄色のオキアミが作れます。
ぶっちゃけ黄色の方が反応が良いです。
ただエサ取りの反応も良いです。
出来上がったものがこちら
砂糖やハチミツやそんな感じで作るともっとテカテカしてベタベタした感じになります。
それはそれで超遠投仕様で良いのですが、本来のいわゆる生オキアミの品質を変えて作ってる加工とは違い、生オキアミ感を残しつつ溶けてボロボロにならない様にした加工です。
ハードオキアミのプリッとしすぎた食感を嫌い、噛み跡があっても魚が乗らない日はコマセからオキアミ取ったり混ぜる前に取り分けた生オキアミが一番食いが良いシチュエーションが時々あります。
プリッとさせすぎるのはそんなデメリットが生まれるのですが見事解消させました!
こちらは黄色バージョンです!
ハードすぎないけどボロボロにならない絶妙の柔らかさです!
エサ取りの反応を悪くする場合は赤にしますが、中途半端な量だとオキアミの成分のせいか何故か黄色(オレンジ?)っぽくなります。
極端に真っ赤にしたら水中では黒っぽくなってエサ取り回避できますがチヌの喰いも少し落ちます。
まぁサナギよりはエサ取りに弱いけどサナギよりはチヌの反応も良いなという感じの立ち位置です。
それならボイルで作る方が良いと思いますのでここはあくまでもチヌの喰いを優先します。
4分の一角も作ると量が凄まじい事になりますのでノーマル、赤、黄色、その他(ニンニク入れたり緑にしたり)を作ってみるのも良いですね。
さぁ!総額いくら?
高い方のオキアミ四分の一角(約200円)
トレハロース50g(約50円)
砂糖50g(約10円)
ウォッカ100cc(約150円)
食紅(約20円)
初期投資は砂糖さえ持ってない状態から計算するとオキアミ除いて約1800円ですが、次回以降は買い足さなくて良いので
総額430円と、市販のハード系餌1パック分の価格で10倍ぐらいの量が作れます。
市販品の方が品質が良いと思っている方も多いですし、間違いなく市販品のほとんどは悪くは無いでしょう。
ですが、僕はコマセの自作を含めて色々な方によくこう言ってます。
市販品の餌や集魚剤は言ってみればカレーのルーです。
市販品は間違いない品質が作れて失敗も無い。
自作はスパイスを調合してるような物なので、失敗もあるし品質が悪い事もある。
だからと言ってどっちが美味しいか?
釣りだとどっちが釣れるか?
これはかけた金額の差ではありません。
集魚剤も数種類混ぜる人が多いですが、それもある種の自作ですし、思い思いの作り方があるでしょう。
もう少しコレがこうあればいいのに!
とか求める事やイメージがあると思います。
このイメージを細かく調整できるのが自作です。
煙幕は糠、比重は細かい牡蠣殻、キラキラしたアピールは荒い牡蠣殻。
粘りは麦糠や小麦粉、アミエビの練り込みなど。
粒は麦やコーン、魚の鱗を入れるのも悪くない。
集魚力はシィープロテインやアミエビ、オキアミ、サナギ粉や激荒なんかも。
行く釣り場の水深や潮の状況による流れの速さや遠投力。
まとまりを強くするかバラケを強くするか。
粒の量はどれくらいにするか。
集魚力はどれくらいにするか。
自由自在になってきます。
素人が我流で一からカレーのスパイスを調合しても上手くいきませんが情報を集め、失敗も繰り返した先にはきっと満足のいく配合に辿り着く日が来ると思います。
僕はこの度トレハロースを新たな主力に迎えた事で、よりレベルが上がりましたが、この先の長い釣り人生ではどこかで更に何か思いついたり改良したりが絶対あるでしょう。
今の結論は
使いやすいのが一番釣れる
ですが、使いにくくても凄い喰いが良い
なんて餌を開発するかもしれません。
棒ウキにしてももう市販品には戻れないと僕程度のレベルでは思うぐらいには使いやすいです。
天候が悪くて釣りに行けない日も楽しめる
自作の世界に貴方も一歩足を踏み入れてみませんか?
そこにはきっと素晴らしい世界の扉が待っています。
その楽しみはお金の節約に繋げる事もできます。
一回の釣行で2000円浮いたら年に50回釣行に行ったとしましょう。
なんと10万円浮いてます!
僕の場合はもう少し行っているとは思いますが200回としても40万円!
その額を貯金箱に入れていき、自己記録更新の時に開放して欲しかったものや狙っている釣具を買う、はたまた釣りに行くばかりで家庭を放ったらかし気味の方は奥様にプレゼントや豪華な食事や旅行。
釣り始めや特別な日の遠征費用など。
ほら、少しだけ興味を持ったり「悪くないな」なんて思いませんか?
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