【読書記録】339冊目「宇佐美まこと 骨を弔う」
堤防から人骨!?という記事が地方紙に掲載されたのを見つけた
家具職人の豊は、自身が小学生の時に埋めた骨格標本のことを
思い出していた。
同級生の真実子が陣頭指揮を執り、仲間と共に埋めた
骨格標本。
あの骨は本当に骨格標本だったのか?
自身の記憶と、友の記憶を辿り数十年前の真相に
迫っていく。
小学生から成長し、それぞれの場所で人生の岐路に
たっている同級生達。
果たして彼らに心穏やかに過ごせる日はくるのか??
初めて読む宇佐美まこと作品。
途中、事件の真相があまりにも重く・・・
最後までこの重さのまま進むのかと思っていましたが
そうではなかったのでホッとしました
宇佐美先生が愛媛・松山出身の先生なので松山の風景が
いろんなシーンで浮かび上がり、松山市民としては
妙に嬉しかったです。