ある介護予防の教室の事
今月から新しく始まった教室
身体的にリスクのある方、精神的にリスクのある方など様々な方がいらっしゃいます。
2週目の教室開始前の出来事です
各自のファイルにお家で服薬状況や睡眠など、様々な身体の調子を記入するページがあり、それを確認します。
初回の教室時に『教室参加の日に、その日の体調についてお家で書いて来てくださいね』とお伝えしました。
ある方、認知機能低下のリスクが高いという情報を本人を教室へご案内した福祉関係の担当者の方から伺っております
その方が記入されたページを拝見すると、教室の日だけでなく毎日(1週間分)詳細に記入されていました。
私や看護師の方は『〇〇さん、教室のある日だけでよかったですよ~~』
隣にいた別の参加者(お友達)『あんた~~、毎日つけなくてもいいのに~~♪』
何気なく指摘・再説明し、ご本人も『あら~~』という感じだったので、その後特に何もなかったのですが。
教室終わって振り返るとその対応で良かったのか…と反省しています。
●教室参加の日の体調を記入して、というご案内があったことを覚えてられず、自宅で見た際にこの表を見たら1日1日付けないといけない、と思われた。
●その毎日毎日分が漏れなく、他のどなたよりも綺麗ではっきりとした書体で見やすく丁寧に記入されていた。
ご本人なりに、考えて一生懸命取り組まれたという事を蔑ろにして、教室のある日だけ記入するということが出来ていない事しか観ていませんでした。
当人の気持ちを察すると『なんで、きちんと書いたのに、ダメだったの~~』とがっかりされる可能性もあったわけです。
■表に『教室のある日に』という文言を記載する
■あらかじめ教室のある日の日付を記載した表を配る(若しくは日付をあらかじめ書いてもらう)
など、その方が間違うリスクを少なくする対応が出来たかと思います。
出来事や失敗などから得た教訓として、認知機能低下した方へこういう事務的な手続き等へのご案内
改めて気づき、考えさせられ、今後に生かしたいと思います。
その方は、目の前に書かれてある表を見てその通りにきちんとやった、のですから。
その取り組みを賞賛して、継続に繋げる。
どの様にやっていただくか、ご本人がその通りできるように運営側が準備・配慮することですね。