ゴミ拾い50キロの旅@第31回北緯40度秋田内陸リゾートカップ100キロチャレンジマラソン | たまには跳ばずに観るFOOTBALL
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たまには跳ばずに観るFOOTBALL

秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

現体制で最後の開催になる、ということで早々に申し込んだ大会。

コロナ禍以降落ち込んでしまった今の走力で100キロはとてもとても無理なので、今回は初めての50キロです。

100キロ以外でも57キロとか65キロといった半端な距離は経験済みですが、50キロはなぜか走っていなかったですね。

 

実はいろいろありすぎてDNSを考えていたのですが、急遽行くことに決めたため長距離を想定した練習は全くできていませんでした。

 

関東圏の渋滞が嫌なので朝4時半に出発。

東北中央道経由にて8時間ほどかけて「道の駅あにマタギの里」に到着しました。

 

ここで昼食休憩。

さすがに熊鍋定食なんてのはなかったので、同じジビエ(?)系なさくら定食に。

 

とはいえ、売店には熊肉もエゾシカ肉も熊の油も普通に売っています。

なかなか高級で手が出ませんね。

 

比立内の50キロスタート地点。

さんざん100キロで通っているコースですが、今までもこんなのあったっけ??

 

大会前日、まだだーれもいない比立内駅。

 

100キロと同様13時受付だと思えば、なんと15時から。

時間つぶしですぐ受付場所の近くにあった伝承館と異人館を見学しました。

 

風情のある異人館。

伝承館の地下を通って見学に行くスタイルでした。

 

受付場所はいつもの角館ではなく、阿仁合駅近くの阿仁公民館。

ちょっとくらい早くてもいいかなと行ってみたのですが、当然ですが15時きっかり開始でここでも時間つぶし。

 

いろいろな場所で見かけた中嶋オリックスを讃える短冊。

これ、関西だとなかなか手に入らなかったりするのでしょうか。

 

無事受付を終了し、特に寄り道もせず鷹巣の宿泊先へ。

ここで2泊お世話になりました。

 

参加賞はTシャツと地元名物などの詰め合わせ。

 

せっかく秋田を走るので今回はこちらで。

実はTDK SCユニを持ってきたつもりが、慌てて準備したせいか間違えていました。

 

ちなみに沿道の声援で「ブラウブリッツがんばれー」はほとんどなし。

むしろTDKの方が優勢という…。

もっとも、これは前回100キロ走った時も同じ傾向でしたね。

 

レース当日、鷹巣からスタート地点比立内までは内陸縦貫鉄道を利用。

これだけ沿線を走っていて、実は初めて乗ります。

秋田朝日放送が開局する時、試験放送で1か月くらいずっとこの路線の映像を流し続けていた気が。

 

朝6時59分発に乗車。

1両なのでレース参加者で溢れ座席は10分前には満席。

これから50キロ走ろうってのに90分立ちっぱなしはシンドいですねぇ。

 

田んぼアートがまだ見られました。

電車からだと全体をキレイに見るにはちょっと位置が低いかな。

 

スタート約2時間前に無事到着。

前日は電車が熊と衝突してたので、遅延が心配でした。

 

100キロのスタート4時間後で50キロを通過する猛者たちが結構な数いて驚きました。

大覚野峠を越えるあの前半をこのペースで走れるとか怪物すぎますわ。

 

あきた海ごみゼロプロジェクト」と連携して行われるプロギングチャレンジにも申込み。

簡単に言えば、コース上のゴミを拾いながら50キロ走りますよ、てことです。

ゴミ袋を持ち軍手をはめ、タスキを身に着けてのラン(トングは邪魔なので不使用)。

普通のプロギングイベントだと4~5キロ、長くても10キロ弱くらいかなぁ。

 

…というわけで、レース中の写真は今回ゼロ。

ゴミ袋は6回くらいチェンジしたかな。

10キロ~20キロで中身の入ったペットボトルを何本も拾ってしまい、アレ持ちながら走るのは重くてキツかった。

なんで中身が入ったまんま棄てられるのだろう??

 

100キロ組の参加者を終盤見かけましたが、もうゴミ袋すら持っていませんでした。

ゴミを拾うためにしゃがんだりする姿勢になるのも厳しいだろうから、気持ちは分かります。

 

練習不足と脱水気味(?)で脚が思うように進まず苦しんだものの、何とか完走。

 

【記録】6時間35分11秒

【順位】男子117位/178人中、総合167位/261人中

 

サロマ完走時の50キロ通過は5時間10~15分くらいだった記憶が…。

ちなみに2019年の100キロ時の前半通過は昼食・着替え入れても6時間10分。

ゴミ拾いで止まったり走ったりを繰り返すので、タイムは遅くなって当然なのですが、それにしても走れませんでしたねぇ。

 

エイドではたまに小さなおにぎりパンを食べたくらいで、ほぼほぼ飲み物と果物類の補給ばかり。

やはりあまり体調がよくなかったということでしょう。

飲んでも飲んでも乾きがおさまらず、水分はアホみたいに摂りました。

40キロ過ぎからはだいぶ復活したので、レース後はそばとキリタンポを普通に食べられました。

 

24日17時半、31回続いたこの素晴らしい大会が終了しました。

 

ちなみにフィニッシュでガッツポーズしている写真のランナーは、制限時間に僅かに間に合わず。

したがって完走扱いにはならないのですが、ちゃんとゴールテープも用意され、皆さんから万雷の拍手を受けていました。

こういうところがいいですね。

 

もし来年以降も大会が継続されるとしても、主催の主体が変わる以上多少の変更は出てくるでしょう。

今のユルくてあたたかい運営が好きなので、できるだけ残すべきところは残してほしい。

東マラに代表されるような現代的、システマティックな大会は望んでいません。

 

実行委員会の皆様、31回にわたる素晴らしい大会の運営お疲れ様でした。

地元贔屓なしで全国ナンバーワンの大会だと思っています。

ありがとうございました。

 

おまけ1。

朝7時過ぎに宿を出発して、いきなり寄り道。

鷹巣中央公園の大堤は周囲2.4キロメートルでランニングコースも設けられている巨大な池(沼?)。

この日は朝靄で幻想的な雰囲気を醸し出していました。

 

おまけ2。

道の駅「大館能代空港」とやらがあるというので行ってみたら、ただの空港でした。

朝早すぎて開いてなかったのでワンワンの像だけ撮って帰宅の途へ。

 

おまけ3。

宿で家への土産に買った笑内チーズ饅頭。これ本当に美味しいです。

以前はゴール会場で「完走祝バージョン」が売られていましたが、今回見つけられませんでした。

 

おまけ4。

ゴールでいただいたのは「あきたこまち」ではなく「サキホコレ」のパックごはん。

このお米本当に美味しいのでもっと県外にPRしていただきたいと思います。

ウチで食べる米はもうずっとこれです。