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こんにちは!
東京都大田区池上にある
★☆ Liliスペイン語サロンです ☆★
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普段はネット上でも
ニュース記事をよく見るようになりましたが
本来、新聞を読むのが私にとって
大事な日常の一コマになっています
新聞記事の良い点は
見た目で簡単にその媒体が
それぞれのニュースの重要度を
どのように認識しているのかが分かりますし
逆に
ネットニュースでは拾いにくい情報も
色々と目にすることが出来ることです
そして、昨日の
朝日新聞の朝刊の中で
パッと目に飛び込んできた記事
それは
スペイン語に関するものでした。
スペイン語をはじめとして
ラテン語系の言語の文法についてまわる
ジェンダーの概念。
この記事にも書かれているように
まさに私も
今年の大学一年生たちにも
「一人でも男の子がいれば
99人女の子でも男性複数形になるの!」
と名詞の複数形の説明の際に力説して
念を押したものです。
そんないわゆる男尊女卑の文法ワールドに
近年よく見かけるようになった対処法。
この記事はアルゼンチンのことですが
確かに私もネット上のスペイン語表記で
こういったことを
よく目にしていました。
つまり、
従来の男性複数形・女性複数形を統合して
amigosの代わりに
amig@sとか
amigxsとか
どちらでも読めるようにする書き方ですね
そしてこういった流れを
「インクルーシブ・ランゲージ」と
呼ぶのだそうです。
これもまた時代の波で
「インクルーシブ」と名の付くネーミングが
このところかなり目にするように
なったような気がしています。
時代の流れと生きている言葉、
そしてそれを使う人間の感性が
その時の社会を映し出していきますね
そういえば
しばらく前には
スペイン王立アカデミー (RAE) が
あの”絵文字”を辞書に加えましたし
かつてスペインの大学院に留学中だった時、
1900年前後の定期刊行物の記事に載った
日本に関する言及や日本語からの定着も
調べたりしていたので、
こういった動きはワクワクします
そして、言語と言えば
いわゆるスペイン語がカスティーリャ語と
呼ばれているのに歴史が反映されるように
政治がらみにもなりますね。
こちらの朝日新聞では
アルゼンチンの政治の動きとの関わりが
記事の中で書かれていますが、
スペインだって今まさに
議会の中でカタルーニャ語、ガリシア語
そしてバスク語を同等に使えるようにする
という動きがありますし。
この件に関しては
実際問題として
同時通訳者と機材の確保、
それにかかる費用の問題など
色々と影響が波及していきそうです。
現状では私自身がスペイン語を教える上で
何も変わることはないものの、
時代や社会の動きを
感じずにはいられない
言語を取り巻く環境に
引き続き注目していきたいと
思っています