土屋冨士夫 作
徳間書店
表紙の男の子しょうちゃんです。
つみき、つむのが大好きで、
どんどん積みます。
どこまで積むか?
土屋先生の絵本ですからね。
もう、そりゃ、とびぬけてすごいことになります。
ぜひ、おおおぉお、ってなってください。
さて、数年前にのことです。
職場に大きな布の積み木があるんですけど、
それ、一生懸命積んでた男の子がいたのね。
で、積むと、別の子がきて、
わざわざ、パンチして壊してくの。
あー、ってうきょうも止めに入ったりしてたんだけど、
何度も繰り返してね。
最後、終わりの時間の頃に、
片付けやら、最後の段取りやらで目を離した隙に、
パーンチっていって、
壊してた。
そりゃ、もう、その積んだ男の子、ギャン泣きよ。
その保護者さんも自分の息子が不憫になるやら、
相手の子どもさんに怒りの感情が湧くけど、
おとなとしてどうしたもんか、
ってなっちゃうし。
間に入って、
どーにかしたり、こーにかしたりしたことがありました。
その親子さんが、先日、遊びに来てくださいましてね。
いろんなおはなしをしました。
保護者さんも、その男の子さんも、
ぐっと成長して、
そのときの悔しいこととか、
いろいろはちゃーんと忘れてないんだけど、
次のステップに進まれてました。
よかったなあ。
これからも、いろいろあると思うんですよねえ。
あのときは、まだ、保護者さんが見ているときで、
保護者さんもすぐに対応できる場面だったけど、
これからは子どもさんは
ますます、子どもさんだけの世界で大きくなっていき、
なかなかすぐに
保護者やうきょうのようなおとなが入っていけないこともあります。
そういうこともひっくるめて、
大きくなっていくよねえ、
とその保護者さんとおはなしする機会がありました。
何度でもくじけずに、
チャレンジしてほしい。
そして、あのときに怒りにまかせて、
相手の子を突き飛ばしたり、叩いたりしなかった彼を、
ほんとにすごいって思ってたよ。
そして、もう泣いて、泣いて、
どうしようかってうきょうは思ってたけど、
そりゃ泣くよねえ、泣いて、泣いて、ってとも思ってた。
また、遊びに来てくれるといいなあ。
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