松谷みよ子 文
味戸ケイコ 絵
偕成社
この絵本、1987年の作品なんですね。
ずーっと知らなかった。
36年も前の絵本なのね。
うきょうが高校生の頃にでていた絵本。
いじめの問題って
当時、うきょうは真っ最中の世代だったはずなのにな。
なんだか、ぜんぜん記憶にないなー。
うきょう自身も、ふつうの高校生として、
その学校、その学年、そのクラスに
うまく、なじんでいかなくちゃ、
浮かない程度に、目立たないように、
それでいて、自分だけの自分の大事なところは、
やっぱり、大事に大事にしたくて、
ってギクシャクギクシャク、
クラッチがうまく合わせられずにノッキングしているまま、
どーにかこーにか進んでいる感じだったのねー。
うわ、この絵本、苦しいわー。
これね、自分がいじめられる側として読んでるわけじゃないのね。
いじめてるつもりはなかったけど、
無視しているつもりなんかなかったけど、
だれかを踏みつけるようなことをしながら、
生きているような気がするのね。
こまったなー。
うわー。苦しい。
ほんとに苦しい。
そしてね、この絵本、ぜんぜん、過去なお話じゃないのね。
すごく、今、な感じなの。
ぜんぜん、古びてないのね。
この絵本の意味がわからない、
古びて、調べないとよくわかんないね、
なんていう時代がくればいいのに。
今はまだまだ、生々しく、苦しい絵本です。
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