今年で3度目の出場となる、ハセツネ。
3度目ともなれば何となくコースも覚えていて、
レース運びも俯瞰で捉えることができてくる。
抑えるところは抑え、攻めるところは攻める。
そうやって、昨年度の記録を上回れるように走った結果・・・
こんな感じになりました(爆
足首捻挫です。
昨年7月に捻った足を、またやってしまいました。
こけた瞬間「やばい!」と思いました。
しかし、何とか走れそうだったので、レース復帰。
フィニッシュ後に確認すると、えらい腫れ様にビビりました(汗
休み明けに治療院へ。
ガチガチにギプスで固定され、全治3週間とのこと。
これで、月末の金沢マラソンはDNSです(涙
こんな状態でしたが、ひとまず完走出来たことは、素直に嬉しい。
しかも、昨年度の記録を更新することができました。
足首捻りつつ、暗い山中をライト一つで彷徨うレース。
そんな感じのレポートでございます(笑
【ハセツネレポ ~Start】
繰り返しですが、今年で3度目のハセツネ。
1回目は2018年、異常な真夏日でのレース。
2回目は2022年、雨と泥と低気温のレース。
何れも、まともな条件に程遠い。
もっと普通にハセツネを走りたい!
そんな願望を込めて、今年も懲りずに参戦。
果たして当日の天候は・・・・・・ばっちりの雨予報でした(大泣
自分の運の無さに嘆きつつ、雨対策を含めた準備を始めます。
今回の装備は、次の通り。
【シューズ】
TNF Vectiv Enduris
【上半身】
Finetrack ドライレイヤークールタンクトップ
adidas シングレット
cw-X アームカバー
【下半身】
TNF フライウェイトスピードベリーショーツ
cw-X コアモデル
【レインウェア】
TNF ストライクトレイルフーディ上下
【ザック】
TNF TR-10
【アクセサリ】
キャップ
サングラス(調光)
TNF フィンガーレスTRグローブ
【補強】
New-HALE Vテープ(膝関節サポート)
New-HALE Iテープ(前腿・ハムストリングスサポート)
アクションテックステーピング(足首捻挫保護)
【水分】
Hydrapakハイドレーション1.5L・水
Hydrapakソフトフラスク500mL・水1本・麦茶1本
【補給食】
Mag-Onレモン4個・青ミカン4個・梅2個
MEDALISTアップルハニー4個
【ライト】
PETZL nao+(ヘッド用)
ブラックダイヤモンド ストーム(腰用)
【その他装備品】
救急キット
簡易トイレ
エマージェンシーシート
着替えのTシャツ
タオル
単4充電池8本(ブラックダイヤモンド用)
モバイルバッテリー(スマホ用)
行動表
ココヘリ(必携装備)
連日の真夏日から一転、気温が大幅に下がるとの予報。
寒さ対策を含めた雨装備を考えました。
私は真冬のレースもシングレット一枚。
しかし、夜間の寒い山中を考えると、袖アリにするべきか?
悩みつつも、結局シングレット&ザックの裸の大将スタイルに決定。
ただし、下にはドライインナーを着用。
そして、アームカバーで体温調整。
さらに、雨が降り出したらレインウェアを着る計画としました。
レインは、どんなに寒くても上しか来ません。
下も持っていきますが、非常用です。
そして、どうしても寒くなった時の為に、Tシャツをザックに入れました。
タオルと合わせて、ジップロックにいれて防水保護。
もう1点の悩みは、水分量。
ハセツネは71.5kmという距離に対し、エイドは1カ所だけ。
しかも水orポカリを1.5Lしか貰えない。
時代に逆行するようなストイックさです。
全行程を考え、普通ならば3L以上は持ちたい所。
しかし、気温が上がらないなら、それほど必要無い?
しかし、水分不足から熱中症で倒れたりしたら…。
そこで思い出したのが、昨年のハセツネ。
やはり雨で気温が低かった。
3L持って走った結果、フィニッシュ時には1.5Lほどが余っていました。
(月夜見で1.5L貰った上で)
ならばと考え、今回は2.5Lに減量。
内訳は、水が2Lに麦茶が500mLです。
自分は疲れてくると、甘いポカリなどは気持ち悪くなります。
なのでマラソンもトレイルも、給水は全て水です。
しかし、今回は長丁場のレース。
味に変化を付けるため、一部を麦茶にしてみました(笑
補給は、1時間に1個のMag-On。
これまで、エネルギー不足になったことはありません。
ライトの電池は、全て新調。
使い古しの充電池は、山中ではビックリするほど暗いです。
交換時に分かりやすくなるよう、シールを貼って区別。
個人的に重要なのが、行動表。
各ポイントまでの距離と標高。
そして今年は、昨年度の自己記録を併記。
前年の記録を参考にしながら、進むことができます。
年会費無料キャンペーンに釣られ、自前で調達しました(笑
以上の装備を揃え、10月8日(日)いざ決戦の地へ。
電車を乗り継ぎ、武蔵五日市に到着したのは10時前。
電車の中は、いかにもな格好のランナーばかり(笑
一般のお客さんは戸惑ったことでしょう。
駅から歩いて10分、会場の五日市会館へ到着。
受付でゼッケンと参加賞を貰う。
と、ゼッケンの中にココヘリが入っている??
どうやら勘違いして、エントリー時に申し込みしていた様子。
折角なので、自前のモノと貸与されたモノの2台体制で走ります(笑
ちなみに、参加賞は昨年度に続き「ハセツネカップ」(笑
今年はシェラカップでした。
受付後は、着替えへ。
ゼッケンごとに割り振られている更衣仮眠スペース。
今年は一番遠いFグループでした(泣
私が入った時点では、まだスカスカの体育館。
しかし壁際は埋まっていたので、その周辺に陣取る。
マットを敷き、装備の確認。
それが終了したところで横になり、1時間ほどの仮眠。
会場では出展ブースなどもありましたが、
これから一晩中走ることを考え、ひたすら体力温存です。
目が覚めると、スカスカだった体育館は満員御礼。
多くのランナーが準備を進めています。
私も前述の装備を身に着け、スタート地点向かいました。
スタート地点は、五日市中学校グラウンド。
そこに、ゼッケンの色ごとに整列していく。
私は3ブロック目のピンクゼッケン。
昨年度までは自己申告の完走予定時間で並んでいました。
しかし、今年はパフォーマンスインデックスの高い順に、ブロック分けされているらしい。
つまり、周囲の人たちはほぼ同じレベルの走力。
そういった意味では、こちらの方が公正で安全だと思いました。
が、周囲を見渡せば、ごつい脚に速そうな人ばかり。
こんな中に自分がいていいのか…(涙
気後れしそうになる心を落ち着かせ、集中する。
周囲に巻き込まれ、速いペースで進めば、自滅するだけです。
周りに気を取られてはいけない。
序盤は自分のペースで走るべし。
やがて、スタート時刻が迫てくる。
ブロックごとに、位置に着く。
仲間とハイタッチをするランナー。
深呼吸をし、静かに待つランナー。
それぞれの気持ちが交じり合い、徐々にボルテージが上がってくる。
気分が高揚してくる。
しかし、自分は自分の走りをするだけ。
その中で、楽しむことができれば、それで十分です。
13:00、スタートの号砲が鳴りました。