徐々にと書いていますが、本当に周りの人にわからない徐々にだったんだと思います。
同じことの繰り返し、しかし、私たちも考えてみれば同じ話をすることがあります。
わかって話しているからよいのだと思いますが、父の場合は、思い出したように何度も同じ話をするんです。
認知症の最初のころは、同じ話が繰り返すとありますが、前に来た時もそんな話をしていたよ。とよく言ったものです。
母の場合は、同じ話をするんですが、その同じ話が徐々に変わっていったんです。
話が加わるというとのか、元の話とは、少しずつ話が変わっていったんです。
母のほうが話上手だったということもあるのかもしれませんが、これで大変な目にも合っているんです。
もしかしたら、何か電話があったのかもしれませんが、それも最後までわからず。
なぜか、変な電話がかかってきたといって銀行へ。オレオレ詐欺だったのかもしれませんが、それがよくわからない詐欺。
銀行で待ち合わせをしているといっていたのですが、誰も来ない。そして、銀行の人がおかしいと気づき、通報があったことが。
でも、結局、本当だったのか?その銀行には、通帳も持っていない母。最後まで誰もわからず終わった母の詐欺電話が一度ありました。
まあ、ほかにもいろいろな電話があったことは確かなのですが。
この時は、母は、認知症だろうと私は気がついていました。