初めての方へ 英語は名詞もSVOのVに入れてどんどん動詞にしてしまうんです
最初に気づいたのがdogなので、そんな動詞を「犬でも動詞」って呼んで
見つけるのが楽しくなってしまいました
「犬でも動詞」になじむと、英語で難しいパートが楽になってきます
あれも?これも!とまずは気楽に読んでみてくださいね
「つながれてる」は英語でなんていう?
なんかしなきゃいけないときって
鎖でつながれた感じがする・・・
「逃げられない」
そんなうれしくない「つながる・つながれる」には
動詞のchainが使えるとな
日本語にもなってる「チェーン」か・・・
なるほど!
chain O to ~=「Oを~につなぐ」
だから
I was chained to my desk all morning.
「午前中ずっとデスクワークだったのよ」
すごく、感じがでてる・・・見えない鎖が重い重い
SVOのVによく知ってる名詞をいれて動詞にして使う効果って
英語にはない日本語のオノマトペに似てる
(「どんどん」「じゃんじゃん」みたいなのがオノマトペ)
と前から思ってたんだけど、今回は視覚に訴えてくるね
みつけたのはサラ・パレツキーの最新作OVERBOARDの中
困った人をみると動かずにはいられない、たとえそれが命がけでもっていう
よくあるカッコいい女探偵の設定ながら
「お金になる仕事」もしないとねというリアリティーもちゃんとはずさない
今回も、行方不明の少女を探すのに必死になりすぎて、
ちゃんとお金を払ってくれる顧客に見放されないように
「仕事、はい、仕事もしますよ!」という文脈で出てきてます
I chained myself to the cornmill and walked in circles,
grinding out reports ・・・
イメージはロバさんですよね、
「(ロバみたいに)トウモロコシのひきうすに自分を鎖でつないで、
ぐるぐる回って(つまんないけどお金になる)レポートを書き続けた」
パレツキーは「たとえ」ていうと・・・を考える天才
ダサいたとえ、くだらないたとえ、と紙一重のぎりぎりを狙って
笑わせたり、やられたって思わせたりしてくれる
ベストセラー小説界の英語職人!
今回もくだらないたとえになりそうなぎりぎりを狙って
でも、ちゃんとラインの内側にはいってる
お見事~🎾