それは温暖化対策、しかもメタンガス対策だ。メタンガスの温暖化効果は炭酸ガスの25倍だそうだ。今年は地球全体の規模で有史以来最高に暑かったという。
メタンガスは牛のげっぷから出るとは聞いていたが、それ以上に稲作の田んぼからでるということだ。田んぼに水を張っていれば、土中からメタンガスが発生するのだそうだ。そこで対策として、田んぼから水を抜く期間を増やす努力がされているようだが、長く水を枯らしておくと稲の生育に問題がおきるから、そんなに長く水を枯らしておくことはできないそうだ。しかし、その問題以上に北極圏の永久凍土が融けることで凍土の中からメタンガスが空中に出てきている事がもっと問題だ。テレビで見たのは、アラスカの地の永久凍土が融ける様子だった。ナレーションはもはや凍土が融けるのを止めることはできないと語る。後戻りできるタイミングを既に超えてしまっているという。これから永久凍土からメタンガスは空中に出続ける。今、一刻も早く地球規模で解決すべきは空中のメタンガスを如何に減らすかという課題だ。メタンガスからは水素がとれるらしいが、空中のメタンガスから水素ガスを生み出す方法ができるといいと思う。しかし、すぐにはできないだろうから、来年は今年よりももっと暑くなりそれが長く続くことだろう。現実には暑さ対策が重要だ。作物の生育被害対策、熱中症対策、家屋の断熱化工事等々、これから先何年かは普通の生活はできなくなるんじゃないかな。
神様を信じていれば何とかなる次元じゃない。