先週、かねてから行きたいと思っていたため、思い立ったが吉日と言わんばかりに、早朝に千葉県君津市にある「農溝の滝」へ行ってきました。
「亀岩の洞窟」に差し込む光が水面に反射して映し出すハート型のシルエットが人気で、パワースポットのようになっています。
ただ、この瞬間をお目にかかれるのは3月と9月の限られた時期とあって、思いがけず向かった現地で最高の瞬間に立ち会うことができました。
富士山のご来光といい、農溝の滝のハート型といい、事務所開設10周年を迎えた今年は、ご褒美をいただいている感じがします。
農溝の滝(千葉県君津市)
さて、タイトルにある司法書士の仕事についてです。
今年で10周年を迎えたこともあり、司法書士の仕事は定期的な収入が期待できる顧問契約などもなく、「特に営業や広告をしないでよくここまで来れたな」という感慨深い気持ちも含め記載しておきます。
弊所では単発の依頼や紹介が多いのですが、最近、伊藤塾で私が司法書士試験の講師をしていたことが縁で仕事の依頼がありました。
これは、今までは同じ司法書士事務所に依頼していたものの、今回の相続を機にあまりに同じ事務所にすべてを把握されたくないという思いから、私が伊藤塾で講師をしていたということをHPで偶然知り、お子さんが伊藤塾の司法試験の教材を使っていたことで親近感を覚え、弊所に辿り着き、依頼いただいたというケースです。
弊所での仕事は、上記のようにお子さんが弁護士で伊藤塾が縁という意外な理由だったり、不思議なつながりで依頼に至ることが多いです。
かつてLECや伊藤塾で私の講義を受けていたとか私を知っていたという場合でも、あえてそれを私には言わないで依頼してくることも多いです。
大抵の場合、仕事を終えてから「実は先生の講義を受けていました。今回先生に依頼できて本当に良かったです。」などとカミングアウトされるので、「最初から正直に言ってくれれば…」と驚くこともあります。
弊所は、弁護士や税理士のように顧問契約といった定期的な収入はほとんどなく、業者や金融機関とも提携していないため同じ方から継続的に仕事を依頼されることはないです。
顧問契約や業者等からの依頼を「線」とするならば、弊所への依頼は相続が発生した場合などの単発の依頼となるため、「点」としての依頼がほとんどです。
「点」ばかりの仕事の依頼では不安だからということで業者の言いなりになってでも仕事を獲得しようとする事務所も多いのですが、それだとリスクの高い仕事も断れなくなります。
「点」は最初は小さいですが、続けていくと大きくなり、徐々に他をも包み込んでいきます。
これで今回の仕事は終わったと思っても、その仕事の評価が次につながって、次の仕事の依頼が意外にも続いていきます。
線も続けば太くなりますが、どこかで切れてしまうと、そこでお終いです。
司法書士の仕事は「点」のようですが、意外にもそれは連続して大きくなっていくものだと実感しながら、日々の業務に勤しんでいます。
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