見てきた。
あんまり好きなタイプの映画じゃないだろうなと思いつつ、
役所広司も黒木華も好きなので
行ってきた。
八犬伝といえば、
大昔テレビでやってた人形劇を思い出す。
テーマソングもサビの部分は歌える。
本は読んだはずだが、きっと全部読んでない。
読んでないかもしれない。
役所広司の執筆の日々の映画かと思ったら、
執筆する日々のシーンと
八犬伝のシーンと交互に繰り返される。
結構贅沢な作りだわ。
八人の剣士って、
こんな若者揃いだったっけ?
自分が子供だったから
剣士はみんな大人に見えていただけ?
八犬伝のシーンは、何というか
マンガを見てるような感じ。
日常のシーンは、音楽もいい感じで、
皆さん着物のシワひとつひとつまでがキレイだった。
八犬伝のシーンと日常のシーンでは、
着物の着方が違うよーな。
気のせい?
気に入ったのは歌舞伎のシーンで
ホントの歌舞伎だったとこね。
幾度も出てくる、「虚」と「実」という言葉。
これを公案にしながら見る映画。
お嫁さんが見えなくなった滝沢馬琴の語る八犬伝を筆記したことは知らなかった。
実際には、どんな風景だったのだろうと思った。
秋の夜によく似合う映画でございました。