台風の影響で台湾の学校がお休みとなった今日は、これからのオイリュトミーの授業準備に勤しんでいました。オイリュトミー学校のクラスやステージグループ、高校生たちのシンフォニープロジェクト、卒業公演プロジェクト、一般クラスなど、やることが山のようにあります。
少しドキドキしますが、それ以上にワクワクしている自分がいます✨。
楽天的な性格のおかげで、こんな時でも前向きに物事を捉えられるのはありがたいことです💖。
もともとそうでしたが、オイリュトミーを通して、さらに意識的にその姿勢を持てるようになった気がします。
そんな中、今日のドライブの途中、今ちょうど取り組んでいるドヴォルザークの『新世界』を何気なく口ずさんでいました。
私が「タッラーっ ラーっラッ ララーっ ララララっララー」とフルートのパートを歌い出すと、それに重ねて夫は「ジャーンンジャジャジャー ジャーンジャジャジャーン」と、バイオリンの伴奏部分を歌い出しました。やっぱり、さすがです! というのも、彼は昔、東京交響楽団の第二バイオリン主席奏者として活躍していたので、この曲の細部まで熟知しているんです。私はなんてラッキーなんだろうと、感謝の気持ちが溢れます🍀
ある箇所で「ここって、弦セクションは何を弾いてるの?」と尋ねると、すぐに的確に答えてくれる夫。
そのプロフェッショナルな姿に、改めて感心しました。演奏ごっこが真剣になるうちに、ふたりで大笑い。
「私たち、何やってるんだろうね!」と笑い転げながらも、音楽を通して夫と心が繋がるこの瞬間が、本当に幸せなんだと感じます。
夫のように『新世界』を知り尽くした人がサポートしてくれることは、私にとって本当に心強いこと。
彼の豊かな音楽知識のおかげで、私も自信を持って生徒たちに教えることができています。
オイリュトミーという大きな山を登っている私にとって、夫はまるでシェルパのような存在。
彼がいてくれることに、改めて感謝しています。
明日も台風の影響でお休みになりそうなので、家で歌ったり、フォルムを書いたり、言葉を探したりしながら、オイリュトミーのもたらしてくれる小さな幸せを味わいながら一日を過ごそうと思います。
オイリュトミーは、日常の中で人の心をより深く感じ取り、共鳴しようとする力を育んでくれました。
心の琴線に触れる繊細さを養うことで、日々のささやかな幸せから、大きな喜びが生まれるのです。
夫と過ごす時間も、生徒たちとのレッスン準備も、こうして私の心に深く響き、人生をより豊かにしてくれるものだと実感しています。