いやー、ポチっちゃいましたよロッドとリール | ステージⅢから、涙を拭いて、踏ん張って ☆by 多発性骨髄腫患者エンつり(エンジニア+釣り師)
 いやー、ポチっちゃいましたよロッドとリール | ステージⅢから、涙を拭いて、踏ん張って ☆by 多発性骨髄腫患者エンつり(エンジニア+釣り師)

ステージⅢから、涙を拭いて、踏ん張って ☆by 多発性骨髄腫患者エンつり(エンジニア+釣り師)

多発性骨髄腫になりました。
残された命、楽しくやろう。
窓際だけど負けない!
再々発したけど負けない。


サッカー好き⚽️
釣り好き
お絵かき好き
料理好き
DIY好き

まず、予定外の出費、グレート鱒レンジャー改 CT48 カスタム。エリアトラウト用グニャグニャ系の中の隠れた名品。




急に欲しくなりましてね。

リールだけのつもりがね、ロッドまで。


そして、リールはダイワのルアー用ベイトリール

PR100のつもりが、血迷ってゼムコっていうアメリカの老舗リールメーカーの、ニッチなリール。

でも、これで納得したもんね。


「スピンキャスト」って分類のリール。その名も「ゼムコ 33スピンマイクロ」。

釣り師でも知らない人が少なからず存在するというアメリカ発祥のリールです。




↑ こちらは当初欲しかって、やっぱり買うのやめたダイワのルアー用最安値ベイトリール

PR100です。

最安値でも天下のダイワ。

現行の他社同クラスのグレードと比較して、スペックと性能はナンバー1でしょう。

この形は見たことあると思う。

少なくとも釣り師一年生なら。

ベイトリールですね。

心はこれに決まってたのですが、、、、🤔



そして、こちらが変更したほうの、スピンキャストリール。



↑ こちらアメリカ・リールメーカーの老舗、ゼブコ社の名機、スピンキャスト33マイクロ

これって若い釣り師も含めて初めて見る人多いと思う。


実はダイワもこんなの作ってるんです。昔から。

他に日本国内では、五十鈴工業って会社も高級タイプをね。日本ではたった2社。

日本で商品展開するお馴染みの釣具海外大手のアブガルシアも作ってます。



↑ これ、ダイワスピンキャスト80。2014年式。そのまんまモデルチェンジもなくずっと細々と継続生産、販売。



日本で何故馴染みがない? さてなんで? いろんな説があります。

話し出すと複雑な歴史がありますから、ここでは語らずに、ニッチだからです、ってことで省略。


このスピンキャストリール、取り付け位置はベイトリールと同じく、ロッドの上。なんですがー。


でももうひとつ、ややこしいのはロッドの下につけられる「トリガースピン」タイプもありまして、駆動部は全く一緒。


トリガースピン(またはアンダースピン)ならロッドの下に取り付ける、と。ややこしいでしょ。


スピニングは下、ベイトは上って決まってるのにね。


このタイプは同じ駆動部で付け方の違いでさらに2種類に分かれます。

この辺り、実にアメリカ資本主義の合理主義的側面。

スピンキャスト、性能的に見ればベイトとスピニングの間のポジションです。わかりやすく言うとね、そいうこと。良いところと悪いところそれぞれ受け継いでます。



↑ こちら先にご紹介の「スピンキャスト」の駆動部と全く同じで、ロッドにぶら下げのタイプ。「トリガースピン」となります。リール駆動部のスペックは同一です。


ダイワもぶら下げはありまして、



ね、赤の部分が駆動部で同じだけど、違うでしょ黒いところ。

ダイワはアンダースピンって呼んでます。



リールの分類は駆動部で決まりますからね。これは家電やら一般の機械でもそうでしょ?

リールも機械ですからね。


洗濯機のドラム式の主要駆動部は、モーター&ヒーター。一般式洗濯機は、モーターのみ。

クルマなら、排気量で普通か軽。

みたく。駆動部で分類。


ようは、スピンキャストタイプとトリガースピンは、双子みたいなもの。


スピンキャストは、マツダのロータリーエンジン的ね。


《根強い人気の名車、マツダ ロードスター》



性能は良いんだけど、ユーザーは限定的だった。

一部マニアが飛び付いたのは世界のユーザー。

本国アメリカでは、きちんとしたメジャーな3つ目のリールの分野。スピンキャストとトリガースピンまとめてね。


リールって言えば大抵は皆さんよく知る、スピニングリールとベイトリールってのが二代勢力です。




↑ こちら、よく見る形。ちなみにシマノ・スピニングリール。これ、スズキ釣り専用の名機、エクスセンス。高いよう〜。社長、もっとやすくしてよ〜〜。👰‍♀️


😑😑😑😑


ややっこしい話だけど、
スピニングリール用の竿(ロッド)とベイトリール用のロッドって持ち手の形が違うわけです。




↑ ベイト用、こんな格好。ロッドの下の突起に指を引っ掛けるととっても安定します。ルアーを投げるからね。そのときロッドを指で引っ掛けて固定。


スピニング用はこの突起がありません。

スピニングリールの足元に指を引っ掛けるからね。


もっと厳密にはいろいろと分かれるんだけど、あくまで大きく分けての話。


てなもんで、自分の中の条件は二つ。

あくまでリールが欲しかったのですがね。


1.  ベイトリールまたはスピンキャストリールが欲しい。

つまり、「上向きのリールが欲しい〜」👰‍♀️


2.  筏チヌとエリアトラウトを兼用できるリールが欲しい。

こちら性能の話。「ひとつで、どっちもしたい〜」👰‍♀️


だっんですよね。


これって甚だ乱暴な条件なんです。

何がって、2の条件。

これがかなりね。矛盾だらけ。


エリアトラウトは、今のトレンドはハイギア(つまり、巻き取り速度が早いかわりに巻き上げトルクが低い)。

水平アクション主体。ルアーを引いて魚に追わせる釣り。


ギア比てのがありまして、静止状態から回転運動に移行するためにはパワーがたくさん必要。

自転車乗るときいきなり前に進めないでしょ、これと一緒。

だからギアを徐々に変化して、スピード出てくるとギアを上げていく。

ハイギアではいきなりスタートできない。


リールでも同じような現象。

リールの場合はギア比は、自転車やクルマのように可変でなくて固定。

スピニングははじめからハイギア設定でスピードが出る代わりに巻き上げトルクが低い。


かたや筏チヌは、個人差あれど市場を席巻してるリールは明確な根拠なくハイギア商品。

言い過ぎかな、強いて言えば早く魚の顔が見たいから? かな。

だから、筏リールも一般的にはスピードが出しやすくトルク低めのトレンドになりつつある。

こちら、またまた異なるタイプ、片軸受けのフライリール型がギアを装備して分科、発展していったタイプ。こちらの機械的説明はまた今度。


でもチヌ釣りでは自分はどちらかと言うと今はローギアが欲しい。腕が悪いのと、いつも行く釣場が水深浅いから。この理由もまた今度ね。


トルクというのは、瞬間のパワーな訳。

チヌの首振り引きに追従できる意味。

これは、どちらかというとローギアの役目。


クルマでもそうでしょ?

スピード重視かトルク重視かの話。

極端な話、スポーツカーはその馬力をスピードに表現し平地を、オフロード四駆はトルクに転化して凸凹を走破。

スピードはいきなり高速にできないわけ。

逆にハイスピードでは凸凹を走破できないわけ。

スポーツ系は加速、加速を繰り返して欲しいスピードに到達する、と。

四駆はグインと激しい凸凹や坂道をグリップして、それこそトルクで乗り越える、と。


それと同じような障害、この場合は魚のフッキング。

これがあると巻き上げ速度を得られない。

加速するタイミングが無い、と。

だからこそ、釣り師(アングラー)のロッドアクション、「ポンピング」の登場。

一旦、魚が引かない一瞬を作り出す手元の技術。

この瞬間に主導権を人間側に、取り戻すんですよ。


でも、あまりにデカすぎると魚に先手を取られて、ポンピングすらできないのね。

俗に「竿をのされる」、「竿を持っていかれる」と言います。


その釣り師の初動(合わせからスムーズなポンピンクの一発目)をまず左右するのが、リールの巻き上げトルク。


スピンキャストは、ベイト並みのトルクが期待できるんです。

筏チヌでスピニングを活用しない理由は他にもありますけどね。


チヌみたいな地球上の魚種としては比較的小柄な魚でも、その大きさに対してトルクがゴツい。

事情があってチンケなタックルしか使えない。そんな事情もあるわけ。ま、それがチヌ釣りの面白さなんだけど。


いつもいつもデカチヌが釣れるわけでもないのですけどね。


もちろん、腕の向上とともにタックルは軽量化シフトするんですよ。

名人はそうです。

一般人の自分はムリですけど。

こだわりの名人はこだわりますし。


こういう意味。


こういうことでね、今の自分で興味があったのが初めはベイトリールだったわけ。あくまでリール。


浅場ではデカチヌに主導権を奪われすぎてたわけ。


リールの世界ではトルクは ベイト > スピニング  なんです。

そもそも重たいルアーを飛ばすのがベイトの役目だったんですね元々。

それが科学技術の進歩と釣り師の腕の成長によって、スピニングでも今は普通に重いルアー可能なんです。

そしてスピニングは元々軽いルアーも得意なわけね。

で、一方で最近はベイトもハイギア化が進んでるんです。一方、1グラムくらいの軽量ルアーさえも飛ばせるようになってきたと。

お互いに領空侵犯をしてきてるのがリール業界。

変な話、同じ社内で、ベイトとスピニングを両方作ってるんだよね。


そこで、まてよ、と。

そんな性能が入り乱れるリール市場に於いて、かのスピンキャストはどうなんだ? と。

アメリカのスピンキャストリールの専門メーカー、ゼブコ社はどうなんだ? と。


もしかして、初体験で自分の好奇心も満足して、且つ最大にして最重要の前提条件、5000円前後が、実現出来るかもになったわけ。


価格がね、比較的安いんです。

スピンキャストは。

もちろんアメリカ現地で買えばもっと安いんだけど。

同じ商品でもね、荷扱いやら運賃上乗せ価格やらでね高くなります。

かといって中華系激安通販サイトは嫌だし。


んで、筏チヌの餌は軽量から重い餌までありなんですが、当初希望のベイトリール、ダイワのPR100は軽量側性能がちと厳しかったわけ。

オプション追加で改造すればなんとかなるのですがね、結局高くつくしね。


で、それをカバーできそうなのがスピンキャストだった、とこういう事です。 で、求める性能のスピンキャストはないかと、探し始めたのね。


なら、ついでにロッドも買っちゃえと。


ロッドはさすがに兼用は無理なんです。

釣りはリールもそうだけど、ロッドもいやむしろ手の延長であるロッドのほうがもっとデリケートな問題かも。

そんな事情もあってエリアトラウト側のロッドの装備不足を補いたく、いわゆるエリア用のグニャグニャ系ロッドをね、ポチ。


でいよいよ、リールをターゲッティング。

軽量、トルク、スピード、ベアリング等、そして価格の観点で精査の結果。


ゼブコ社、スピンキャスト33マイクロに決定したのです。

実際はチヌに対して若干のトルク不足は否めないんですよ。

でもこれはね、ロッドと自分の腕でカバーできる余地があると踏んで。

いや、腕は磨かなきゃいけない、と。


リールの性能はね、実は同商品スピンキャスト33マイクロでの腕の良い釣り師がお試しでインプレやっててね、50センチに迫るチヌをGETしてるSNS情報があり、それで自分もOKと。


つまり、やっぱり腕なんだ。


で、こいつ33マイクロをポチ。


こいつの最大の売りは軽量コンパクト。

病気の自分には欲しい性能。


という顛末。


あ、ちなみにベアリングって、釣り師の腕(つまり努力)では補いきれない、人間で例えれば生まれ持ってのフィジカル的才能なんです。

回転部がスルスル動く機能を発現する部品。

これ、価格設定に反映されやすい部品。

あとは躯体の剛性・耐久性もあるんだけどね。

こちら剛性は、ある部分妥協しないと価格は下がりません。


予定外の出費でますます楽しみが増えた釣り🎣ですよ。😃✌️



ふー、長くなりましたが、釣りをしない人には苦痛なお時間でしたね。

失礼しましたー。